不規則に生成されるステージをエンドレスに駆け回る！
『Shadow Bug Rush』は、前作『Shadow Bug』から引き続き、シルエットで描かれたキャラクターを操り、敵を倒しながらトラップ満載のステージを進んでいくアクションゲーム。
操作方法も変わりなく、基本的に移動と攻撃の2つに限られる。
移動は、動きたい方向の画面をどこかしらタップし続けるだけでよく、攻撃も対象の敵をタップするだけの極めてシンプルな方法だ。
今作（左）と前作（右）の比較。同じゲームだと言われても信じてしまうほど酷似している
ステージは毎回ランダム生成！
構成が決まったステージをクリアしていく前作とは異なり、本作のステージはプレイするごとにランダムに生成されるシステムとなっている。
また、前作ではステージ内のゴールを目指すのが目的だったが、今回は無限に続くステージでより多くの敵を倒し、ハイスコアを目指すというゲーム性へと変わっている。
敵を倒すたびに、画面右上のスコアが上昇。特定のゴールが設けられているわけではなく、ひたすらスコアを稼ぐのが目的だ
ステージのいたるところに存在する赤いトゲに触れたり、攻撃していないときに敵と接触したりするとゲームオーバーとなってしまう。
さらに背後からは、回転のこぎりが迫ってくる！ 当然ながらこれに触れるとゲームオーバーのため、じっくり考えながら進めることはできない。
瞬時の判断力が求められ、あらゆる場所にゲームオーバーになってしまう要素があるため、常にハラハラしながらアクションを楽しめるようになっている。
主人公は画面の右もしくは上に向かって動いていくが、それに合わせて回転のこぎりも左と下側から迫ってくる
ランダム生成とはいっても、細かくステージ構成を見ていくと、同じようなギミック・敵の配置に遭遇することもしばしば。
若干単調に感じてしまうかもしれないが、ステージ内に散らばった光の欠片を集めていき、一定数を消費することでステージをアップグレードしていくことが可能になっている。
トラップや敵の追加と引き換えに獲得スコアがアップするといった恩恵があり、同じステージでもずいぶんと様変わりするのだ。また、新たな場所に行けるようになることも！
ステージ選択画面でアップグレードが可能。敵が増えると当然ながら難易度が上がるが、それまで進めなかった場所へ進められるようになることもある
多数のプレイアブルキャラクターが登場
本作での新要素として、多数登場するプレイアブルキャラクターにも注目だ。
ステージのアップグレードと同様に、光の欠片を1,000個消費して召喚（いわゆるガチャ）をすることで、操作できるキャラクターを増やしていくことができる。
光の欠片は課金して大量に入手できるが、プレイ中に集める分でじゅうぶん遊ぶことが可能だ
「小悪魔」や「死神」といったキャラクターをゲット。使用してみたところ、体感できるほどの違いは感じられなかった
筆者のお気に入りは、一見すると何も特徴がなさそうな「ピクセル」。
使ってみると、グラフィック全体がドット絵に変化し、また違った雰囲気で楽しむことができるというキャラクターだ。
キャラクターや敵のみならず、スコアの表示までもがドット表示に変化。一気にレトロゲームのような雰囲気に変貌を遂げる
分かりにくいが、ゲームオーバー画面もドット表示に変化している。これは細かい……！
もしかしたら、筆者が気づいていないだけで、ほかのキャラクターでもさまざまな変化が起きているかもしれない。
全部で17種類のキャラクターが使用できるようなので、それぞれの特徴を探しながら遊ぶのも面白いだろう。
ステージは今後のアップデートで追加予定
前作の雰囲気や操作性は引き継ぎつつも、新たなゲーム性によりオリジナリティを感じる作品に仕上がっている本作。
配信開始直後の現時点では森ステージしか実装されていないが、「下水道」や「工場」といったステージが近日追加されるとのこと。
使用キャラクターによるグラフィックの変化で見られたように、細かい部分の作り込みがていねいで、シンプルなゲーム性ながら多くの発見が楽しいことにも注目だ。
- 使用した端末機種：iPhone 6s Plus
- OSのバージョン：iOS 9.3.2
- プレイ時間：約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン：1.0
- 課金総額：0円
(C) 2016 Muro Studios Oy
