迷子のイムタをタイムコントローラーで
導く2Dアクションパズル
惑星「スーア」の森を調査していた宇宙人「イムタ」は、調査に夢中になるあまり、自分の乗って来た宇宙船の場所がわからなってしまう。困ったイムタは、偶然出会ったプレイヤーに宇宙船まで導いてほしいと依頼。
「イムタ トッテモ ヒンジャク
ジカン アヤツル “コントローラー” カス
イムタ アンゼンニ ミチビク」
イムタから受け取った「タイムコントローラー」を使い、宇宙船までの道のりを切り開いていこう。
時間をストップ、早送り、巻き戻し!
『Time Adventure』の目的はイムタを無事に宇宙船まで導くことだが、イムタを直接操作することはできず、タイムコントローラーによる「時間停止」「早送り」「巻き戻し」の3つでプレイヤーが介入していく形だ。
イムタは一定のスピードで真っすぐ歩いていくので、道中にある落石や流木をタイムコントローラーでうまく避けつつ、崖などの障害物を乗り越えさせていかなければならない。ほんわかした世界観にだまされがちだが、ボーっとしていたらすぐにゲームオーバーになる、歯ごたえのあるパズルゲームになっている。
タイムコントローラーで操作できること
- 時間停止
- 早送り
- 巻き戻し
基本操作は、ここで紹介した3つのみ。各ステージで、これらの操作を組み合わせて先に進んでいく。なお、タイムコントローラーを使うと画面下にあるゲージが減っていき、ゼロになるとゲームオーバーになってしまう。序盤は余裕だが、使う頻度が増えてくる終盤では、タイムコントーローをどこで使うかが重要なポイントとなる。
障害物以外にもやっかいな敵が登場
ステージでは川や崖などの自然の障害物以外に、黒いイムタ亜種のような敵が登場する。彼らに触れると即ゲームオーバーになるので、その移動先を先読みしていかないとクリアは難しい。また、ステージ上に落ちているカードキーは出口を開くアイテムだ。すべてを拾わないと先に進むことができない。
難しくてもヒントがもらえる親切設計
ポップでキュートなキャラクターにゆるやかな音楽が組み合わさって、何とも言えない魅力を醸し出している本作。ゲームが苦手な人にもおすすめしたくなってしまう雰囲気だが、「時間を止めたら、このタイミングまで早送りしてすぐに巻き戻し!」といった具合でかなり操作がいそがしく、難易度は高い。ノーヒントでクリアするには柔軟な思考と器用さ、そして正確なテクニックが要求される。
このように、コアなパズルゲーマー向けの難易度を誇る『Time Adventure』だが、クリア方法が見当もつかないという人たちのために、ヒント機能が設けられている。しかも、ヒントを聞くのに課金アイテムなどは不要で、まったくのノーリスクで答えを聞くことができる。ただ、本作のようなパズルゲームは、辛酸をなめ尽くして難解なステージをクリアしていくことも醍醐味の1つ。ヒントはいつでも見られるので、とにかくまずは自力で挑戦することをおすすめする。
動きまくるイムタにイライラしない、寛容な気持ちが大切!
操作方法がシンプルなので、言語が英語表記になっている有料版でも問題なくプレイできる。システム的には、ちょうどいいタイミングでストップや早送りを押すだけなのだが、ウロチョロと動きまくるイムタが焦燥感をかきたてて、それが本作の難易度を上げる一因にもなっている。
うまくいかずにイライラすることもあるが、それもパズルゲームの面白さ。詰め将棋的なテクニックが必要なので、自宅や長距離の移動中などにじっくりとプレイしてほしい作品だ。
- 使用した端末機種:iPhone 4S
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
(C) Wright Flyer Studios, Inc.