アーケードで人気の『COJ』と『スタホ』がスマホで登場!
セガ・インタラクティブの新しい事業戦略「マルチデバイス×ワンサービス」は、同社が手掛けるアーケードゲームで生み出されたIPを軸に、様々なデバイスに最適化したサービスを提供する戦略だ。
杉野氏は、マルチデバイス×ワンサービスの3つのポイントとして、
- アーケードゲームIP軸での顧客接点の最大化
- 新しい連動サービス価値の提供
- ユーザーファーストを実現する開発体制
を挙げた。
あらゆるデバイスでIPを軸としてサービスを提供することで顧客接点の充実を図ることがまず1つの戦略。
これは、単なる移植を意味しているのではなく、デバイスの特徴に合わせて、コンテンツを最適化するとのこと。
2つめの新しい連動サービス価値は、『バーチャファイター4』以来、15年以上にわたってネットワークサービスを運営してきたノウハウを活用することで提供するとし、スマホアプリからゲームセンターへの来店を促進する可能性を提示した。
また、マルチデバイス×ワンサービスを提供するため、プレイヤーの嗜好を理解しているオリジナルの開発チームがすべてのデバイスを手掛ける。
実は、このマルチデバイス×ワンサービスはすでに始まっており、『セガNET麻雀 MJ』がそれにあたる。
これまでセガゲームスで行ってきた運営をセガ・インタラクティブに移し、アーケード版とスマホ版との連動を実施しているのだ。
そして、今後マルチデバイス×ワンサービスを展開するタイトルを3つ発表。ここからは、今回発表された3タイトルについて紹介していこう。
また、これから開発するアーケードタイトルも、マルチデバイス展開を積極的に検討するようだ。
CODE OF JOKER Pocket
アーケードで人気のデジタルTCG『CODE OF JOKER』が、『CODE OF JOKER Pocket』としてスマホ向けに配信される。
アーケード版から引き続き、徹底的にこだわった「ガチバトル」が特徴で、対戦相手を常に意識したリアリティのあるバトルが楽しめるという。
相手のターン時に攻撃をブロックをしたり、同じカードを組み合わせてパワーアップ、フレンドのデッキを簡単にコピーする機能など、デジタルならではの要素に力を入れている。
公式サイトにて事前登録が始まっており、COJプレイヤーが本作に挑戦する動画も公開されている。
プロデューサーの西山氏によると、スマホの対戦ゲームは実力差が大きいマッチングなどがあり、満足いく対戦環境ではないとのこと。
本作は、COJや『大戦』シリーズで培ってきたノウハウを生かし、常に白熱した対戦が提供されるようだ。
StarHorsePocket
続いて発表されたのは、ゲームセンターで好評稼働中の競馬メダルゲーム『StarHorse』のスマホ版『StarHorsePocket』。
16年間も人気を保つ人気作で、スマホ版でもハイクオリティなレースシーンを再現しているとのこと。
競馬実況の神様・杉本清アナの実況も健在で、なんとプレイヤーが名付けた馬名も実況してくれるという機能も搭載している。
また、馬の育成がメインとなることがほとんどな競馬ゲームでは珍しく、馬券を購入してレースにベットすることも可能。的中するとメダルを獲得し、馬の育成などに役立てることができる。
なお、こちらもCOJと同様に公式サイトにて事前登録が開始している。
https://www.youtube.com/watch?v=b9EsyTySlxU
SOUL REVERSE ZERO
最後に説明があったタイトルは、すでに事前登録が開始し、5万人を突破している『SOUL REVERSE ZERO』。
上記2タイトルとは違い、スマホゲームが第1弾となるタイトルだ。
今回、11月下旬に迫ったリリースに先駆け、シリーズ第2弾となるアーケードゲーム『SOUL REVERSE』が発表された。
詳細は明かされなかったが、公式サイトがオープンされており、メインテーマ曲を聴くことが可能だ。
(C) SEGA