心の暖まる癒し系アクション穴掘りゲーム
『ルナたん』は、その独特の世界観で今も根強い人気を誇る『moon』を手掛けた、西健一氏や倉島一幸氏、安達昌宣氏らが新たに制作したアクションパズル。
あらすじ
謎の巨人「ルナ」がもたらした自然界にあるエネルギー「マナ」により、人と自然とルナが幸せに共存する時代が続いていた。
しかし、人による際限のないマナの消費で自然界のバランスは崩壊。マナがなくなった世界には1,000日もの間、止まない雨が降り続けた。
そして、終止符を打つように天地を揺るがす大海嘯(※)がやってきて、世界全体を飲み込んでしまう。
それからちょうど10,000年後。コールドスリープマシンで唯一難を逃れた古代人の末裔「ヨナ」が目を覚ましたところから、物語が紡がれ始める。
※海嘯(かいしょう)は、河口に入る潮波が垂直壁となって逆流する現象のこと
埋もれた古代遺産を発掘して地上を再生しよう!
コールドスリープマシンを大事に抱えたルナさえも停止した、荒れ果てた世界へと降り立ったヨナ。
誰もいないと思われた世界に急に現われた「プチルナ」によると、地面に開いた穴の中には「ダンジョン」が生成されており、その奥には古代文明のパーツが埋もれているのだという。
この何もない殺伐とした世界を復活させるために、ヨナはダンジョンへと向かう。
ダンジョンの中はブロックで埋まっているので、タップして下へ、下へと掘り進んでいこう。
ブロックを1回掘るごとに、地上より酸素が薄いためかヨナのライフは1ずつ減っていく。
ライフが0になる前にゴールにたどり着けば、ステージクリアだ。
行く手を阻むいろいろなブロック
ダンジョンに埋もれたブロックには、1回タップしただけでは壊せないものや、壊すと周りを一気に掘れるものなど、さまざまな種類がある。
ブロックの効果についてはゲーム内でほとんど説明されないので、初めて発見したブロックはタップしてみるまでその効果がわからない。
ダンジョンを進めていくと、見たことのないブロックも増えていく。まさに未開の地底を探検している手探り感がたまらない!
個性的ないきものを集めながら復興を進めていく
ダンジョンでは、宇宙船のような見た目の「カプセル」を見かけることもある。
その中には、なんと古代に生息していた「どうぶつ」や「しょくぶつ」が眠っているのだ。
手に入れた古代生物は地上に放たれ、殺伐としていた地上がにぎやかなものになっていく。
古代生物は非常に独特な雰囲気を持っていて、愛嬌のある見た目をしている。
「いきものずかん」を見ると、それぞれにこと細かくプロフィールも書かれている。
新しいいきものを見つけるたびに、ずかんをのぞき見るのが楽しみで仕方がない。
巨人のルナとオトモのどうぶつが大活躍!
先のダンジョンに進んでいくと、おじゃまキャラクターである「警備ロボ」が出現する機会が増えてくる。
そんなときに頼りになるのが、身体が大きすぎてダンジョンに入れないルナと、ヘンテコな見た目のどうぶつたちだ。
どうぶつたちをオトモとしてダンジョンに連れていくと、どうぶつの持つ「魔法」をルナが使えるようになる。
魔法使用時には、ルナの詠唱する様子や魔法の演出も見られる。
のんびりと変化を楽しみたい作品
1回のダンジョン挑戦は、長くなっても3分程度。
スキマ時間に楽しみやすい設計となっており、そのかわいらしい世界観とブロックを壊していく爽快感は息抜きにピッタリだ。
もし、穴掘りで行き詰ってしまったとしても、ヨナのライフや魔法に必要なマナの最大値はレベルアップで増えていくので、やればやるほど穴掘りも快適になっていく。
また、どうぶつたちにはやり込み要素が含まれており、しょくぶつが実をつけるのにもリアルで1日ほどの待ち時間が必要。
このことから、本作は短時間でガッツリとやり込むというより、毎日少しずつ変わる地上の様子を眺めながらチマチマと穴掘りを楽しみたいゲームと言える。
今後のアップデートでは、非常に気になる「おはなし」が追加予定。さらには、コミカライズやアニメ化なども計画されている。
絵本のような独特の世界観に興味がわいたら、ヨナとルナによる世界の再興をその目で見守ってみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.2
- 課金総額:0円
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