敵の大群をサクッと一掃できる爽快アクションRPG
『武器よさらば』は、荒廃した近未来を舞台に硬派な男たちが戦いのない世界を目指して奮闘していく3DアクションRPG。
出現する敵の数が異常とも思えるほど多く、その大群をたった1人で制圧していく、まさに一騎当千の爽快感を味わえるのが最大の魅力だ。
操作は、スマホアクションゲームではおなじみのもの。画面左側のバーチャルパッドで移動して、画面右側にある3つのボタンで攻撃していく形式になっている。
100年続く争いを止めて武器をなくせ
2020年7月24日。その日は、安全かつ革新的な新技術を駆使した警備ユニット「エニグマ」がはじめて大規模に導入された、記念すべき日になる……はずだった。
平和への希望になるとされたエニグマは突如暴走。世界は戦火に包まれて壊滅的なダメージを負ってしまう。
人々を守る特殊強化兵「ロード」のユウゴは、その戦いに身を投じるも、死亡する。
それから100年後、謎の技術者ミヅキによって蘇生したユウゴは、100年続く争いを止めるため、再び剣を取る。
出演声優(一部、敬称略)
- 平田広明(ユウゴ役)
- 大塚明夫(アキラ役)
- 戸松遥(ミヅキ役)
- 田村ゆかり
- 斎藤千和
ロードと武器の特性をつかんで強敵に打ち勝とう
メインコンテンツとなる「ストーリー」では、ステージに挑戦しながら、主人公のユウゴを中心とした物語を楽しめる。
スタミナのような概念がないため、好きなときに好きなだけ遊べるのが特長だ。
ステージは、エリアごとにゲートで分けられており、基本的にはこちらが全滅する前に、最深部にいるボスを撃破することでクリアとなる。
操作が簡単な本作だが、攻撃モーション中の回避は不可能になっているなど、シビアな部分もある。
そのため、特にボス戦では歯ごたえがあるハードなバトルを味わいやすくなっている。
本作には4つの武器種と5つの属性があり、これらを意識することで強敵を倒しやすくなる。さらにそれだけでなく、道中の爽快感もいっそう味わいやすくなる。
例えば、相手の武器がパワーはあるがスピードの遅いハンマーであれば、手数が多く素早く動ける双剣やナックルのロードで対応するといった具合だ。
4種類の武器種と特性
- 大剣:最もバランスがとれた武器。横なぎの範囲も広く、攻撃速度も並程度
- ハンマー:スキが大きいが1撃のダメージと範囲も大きい武器。ギミックを破壊しやすいという特性を持つ
- ナックル:攻撃モーションが非常に速い代わりに、攻撃範囲が狭い武器。コンボ数を稼ぎやすく使っていて楽しい武器だ
- 双剣:ちょうど大剣とナックルの中間に位置するほどの攻撃速度と範囲を持った武器
また属性相性で有利だと、与ダメージが増えるだけでなく、被ダメージも減らせる。
ステージごとに属性が偏っていることが多いので、有利な属性のロードで挑むだけで、難易度は格段に違ってくる。
最大30人編成で挑むサバイバルバトル!
さまざまなコンテンツのなかでも目をひいたのが、第1章クリアで開放される「遠征」。
最大30人のロードを編成し、豪華な報酬獲得を目指して無数にあるステージをクリアしていくモードだ。
各ステージには3人のボスが待ちかまえており、ステージクリア後もダメージが残ったままになるという、サバイバル感覚の総力戦を楽しめる。
1ステージ目からかなりの歯ごたえで、しっかりとどのロードを育成しておかないと、まず奥までは進めないはず。
ストーリーと同じく、出現するボスの属性には偏りがあるので、4属性それぞれで3人ずつ育成しておくと、クリアしやすくなりそうだ。
また、ストーリーでは見なかったギミックが出現することもあった。
今回のプレイでは、2つのギミックにしか出会えなかったが、ゲームを進めていけば、まだ見ぬたくさんのギミックが待ち受けていることだろう。
バラエティーに富んだ強化要素
バトルを重ねるだけでは、まったくロードがレベルアップしないのも本作の特徴。
ロードや装備は、ステージの宝箱や敵から入手できるアイテムでのみレベルアップすることができるので、小まめに強化を進めて、難しいステージにも対応できるようにしておきたい。
「ロード強化」では、基本能力の項目ごとに育成することができる。
最終的なステータスには差が出ないので、自分の好きなようにロードを強くしていこう。
ロードのスキルや特性まで強化可能。覚醒や武器の強化、進化まであり、自身の手で強くできることにあふれている。
かつてない爽快感を味わえる!
今まで多くのアクションゲームをスマホでプレイしてきたが、ここまで大量の敵が同時出現する作品は見たことがない。
特にラグもなくスムーズにプレイでき、一撃で数十人の敵をなぎ払える感覚を味わえるのは本作だけだろう。
今回は2時間ほどのプレイだったせいか、育成が追いつかず苦戦することもあったが、基本的に難易度は低め。アクションゲーム初心者でも、思い切り楽しめるはずだ。
ちなみに現在もテスター募集中なので、ストレス解消にもピッタリの本作をひと足先にプレイしてみてはいかがだろうか。
(C) Wright Flyer Studios