ArchAngel Zero【ゲームレビュー】

2011年にフィーチャーフォン(ガラケー)向けに配信されたシューティングゲーム『ArchAngel Zero』が、スマホ向けに復活! 育成によって自機を強化できるRPG要素を備えたゲーム性に注目だ。

極悪難易度も搭載した育成シューティング

本作は、「ナルハ」と「エリー」の2人の主人公を操る縦スクロールシューティングゲーム。

もともとはガラケー向けに配信されたゲームということで、スマホ版としてもステージ数が少なく、ボリューム不足なところは否定できない。

しかし極悪ともいえる高難易度モードが用意されており、繰り返し遊んでやり込んでいくことが可能だ。

基本は、画面の上方向に進んでいく縦スクロールシューティング。背景を見ると足場がない部分があるが、これには関係なく自由に動き回れる

難易度はとしては「Easy」「Nomal」「Hard」が最初からプレイ可能。さらにHardをクリアすると「Hell」がアンロック、そしてHellをクリアすると「God」がアンロックされる。

Godともなると、弾幕系シューティングさながらに、敵の弾で画面が覆いつくされるステージとなる。これをクリアするとなると、かなりのやり込みプレイが必要になるだろう

自機の当たり判定が独特!

操作方法は、画面をタップし続けると攻撃、スワイプで移動、という2つの動作のみ。

スワイプ中もタップの判定がされているため、片手のみで操作することが可能だが、敵の弾を避けるために左右に動き回ることから、両手でのプレイが必須と言えるだろう。

プレイしていて気が付いたのだが、操作する自機が敵の弾に当たっても、ダメージを受けないことがしばしば見受けられた。

自機をよく見てみると、中心に小さくて白い四角形があり、どうやらこの部分が本当の自機の当たり判定部となっている。

中央にある白い正方形が正確な当たり判定となる部分。周りのキャラクターの体は、敵の弾に触れてもダメージを受けない

このおかげで、敵の激しい攻撃も、意外と避けることができる印象だ。

また、シューティングやアクションゲームでは、ダメージを受けた際に若干の無敵時間が発生することが多いが、本作においてはそれが一切なく、連続でダメージを受けてしまう。

敵は連続で弾を撃ってくることが多いので、被弾したとしてもすぐにその場から動いて、被ダメージを最小限に抑えることが重要だ。

2人の必殺技が攻略の鍵

ナルハとエリー、2人のキャラキターはそれぞれ攻撃の特徴が異なっており、固有の必殺技も所持している。

ナルハは、前方3方向に衝撃波を放つ通常攻撃で、敵と同一直線上にいなくても攻撃できるのが特徴。

必殺技の「ラピッドスラスト」は、無数の弾を発射する攻撃技。ボス戦にて、連続でダメージを与えることに期待できる必殺技となっている。

とてつもない数の弾を撃ち出す強力な必殺技。素早く動き回るボスに対しても、確実にダメージを与えていける

対してエリーの通常攻撃は、前方と自身の周囲へダメージを与えるものだ。前方への攻撃は、ナルハと比較するとダメージは少ないものの、弾数が多いという特徴を持つ。

必殺技は、画面の中央あたりに横ラインのシールドを展開する「レッドリボン」。どんな弾幕でも防ぐことができるので、ボス戦で重宝する。

わずか2~3秒という短い時間ながら、敵の攻撃をすべて封じられるのは心強い。リボンより上に出てしまうと弾に当たることには要注意

また、ナルハを使用する場合はエリーが、エリーを使用する場合はナルハがサポートキャラクターとなり、ゲージがたまるとお互いを呼び出して必殺技を使用することができる。

筆者の印象としては、ナルハの方が攻撃性能が高いため、ナルハを使用しつつ、ピンチ時にサポートのエリーを呼び出してシールドを貼るのがプレイしやすかった。

敵を倒すと出現するダイヤを取ると使用キャラクターの必殺技ゲージが、ハートを取るとサポートキャラクターのゲージがたまっていき、満タンで必殺技が使用可能に

また、ステージクリア時のスコアに応じて経験値を獲得し、レベルアップしていく成長要素も搭載されている。

そのため、シューティングが得意でないプレイヤーも、育成次第では高難易度をクリアできるようになるかもしれない。

レベルが上がるとHPが上昇し、耐久力がアップ。サポートの好感度が上がると、必殺技のゲージのたまる速さが上がっていく

スコアランキングも搭載! Godステージの上位を目指せ

各ステージをクリアした際のスコアによって、全国のプレイヤーと競うランキングも搭載されている。

ステージ数が少ない本作においては、このランキングで上位を目指すのが当面の目標となりそうだ。

難易度Godのランキングを見ると、10,000点超えの猛者がトップを目指し、しのぎを削っている。

筆者は、最初に出てくる敵を切り抜けることもできず、ハイスコアは224点。10,000点超えは、かなりの技術と根気が必要になるはず

両手プレイ推奨だが、一応片手でもプレイできる手軽さも本作の特徴の1つ。ガラケー時代を懐かしむという意味でも、楽しめるだろう。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.
  • 課金総額:0円

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