バスフィッシング3D II【ゲームレビュー】

スマホ向けバス釣りゲーム『バスフィッシング 3D』の第2弾が登場! 暴れ回る魚をロッドとリールで直感的に制していく、白熱のフィッシュファイト!!

究極のリアル志向バス釣りゲーム

前作『バスフィッシング 3D』は、美しい3Dグラフィックと多彩なルアーアクションで、全世界累計1400万DLを突破した人気バス釣りゲームだ。

シリーズ2作目となる本作『バスフィッシング3DII』では、魚が掛かった際のシステムが一新され、より臨場感のあるフィッシュファイトが楽しめるようになっている。

フィールドやルアー、キャラクター選択など、ゲームのグラフィックは全体的にリアル寄り。実際に釣りを楽しむ人好みの雰囲気となっている

フィールドごとにある「ミッション」で、指定された魚を釣っていくのが基本的な遊び方。制限時間内にターゲットを規定数釣り上げるとクリアとなる

魚が掛かるまでのすべての流れが本格的

ミッションが始まると、まずはボートを操作して釣るポイントを探すことになる。

ソナー(魚群探知機)に映る魚影を頼りに、フィールド内を探索していこう。

ボートは、ハンドルアイコンをスワイプした方向に進む。画像で見えている範囲内にルアーを投げることになるので、できるだけ魚影が正面になるような位置取りを目指そう

ポイントが決まったら、いよいよ釣り開始。ルアーを選択し、投げる場所を指定していく。

ルアーごとに魚にアピールできる範囲が異なる。魚の種類によって活動する深さが変わるので、狙いたい魚に応じて使い分けていこう

ルアーを投げ込むと、水中カメラに切り替わり、周囲の様子が確認できる。

魚が近づいてきたタイミングでルアーを動かし、食いつくためのアピールをしていく。

魚にルアーが近づくと、アピールのゲージが増加していく。このタイミングでアクションさせると効果的だ

前作のウリであったフィールドの美しさに加え、本作では水中の様子も確認可能になっている。

ルアーに食いつく瞬間など、ゲームならではのド迫力シーンを目の当たりにできるのは大きな魅力だ。

ファイト中は魚が画面中を暴れ回る!

魚がルアーに食いつくとフィッシュファイト開始! タップでロッドとリールを操作し、魚の体力を削っていく。

しかし、魚も当然抵抗する。この度合いが「フックゲージ」として表されており、時間経過などで徐々にたまっていくようになっている。

これがたまりきってしまうと逃げられてしまうので、そうなる前に釣り上げることが必要となる。

上と左右のロッド操作ボタンによって、魚を中央の枠(リーリングエリア)へと誘導し、枠内に入ったらリール巻き上げボタンをタップする。これによって魚の体力ゲージを減らすことができる

リール巻き上げボタンには、評価判定の概念があり、タップした場所によって魚の体力ゲージの減り具合などが変わってくる。

枠内の中心に近いほど判定がよくなり、魚の体力をより削ることができるので、タップするタイミングがかなり重要だ。

最高評価の「Perfect」なら、たまっているフックゲージを減少させることもできる。大物になるほどゲージの上昇も早くなるので、随時減らすことも必要だ

魚はときにジャンプして、フックを外しに掛かってくる。素早くロッド操作ボタン(左右どちらでも可)をタップして回避しよう。ミスすると大幅にフックゲージが上昇してしまうので注意

暴れ回る魚はとにかく動きが速く、縦横無尽に動き回る。

フックゲージがたまるまでの限られた時間で、魚をロッド操作で中央の枠へとうまく誘導し、いかにいい判定を連続で出すかはプレイヤーの腕に掛かっている。

操作としては難しい部類に入るが、だからこそ白熱したフィッシュファイトを楽しめるものになっている。

ルアーの強化はアピール力の強化になる!

各ルアーはコイン(ゲーム内通貨)でレベルアップさせることができる。

レベルが上がるとアピールできる範囲が増えるほか、新たなアクションが使用可能にもなる。

魚がなかなか食いつかないと感じたら、これを強化してみよう。

強化はショップ画面で行う。浅いところも深いところも範囲に収められる。「Middle」を最初に強化するのがおすすめ

同じMiddleレンジを狙えるルアーでも、範囲は微妙に異なる。特定の魚のみを狙うような場合は、範囲の狭いものも有用

プレイヤー同士のリアルタイムバトルも楽しめる

「トーナメントモード」は、複数のプレイヤーが参加し、制限時間内にターゲットの魚を釣った数やサイズ、重量などを競っていくもの。

これはリアルタイムに連動しており、ほかのプレイヤーの釣果が随時更新されていく。1分1秒を争う、手に汗握る戦いを楽しむことができるはずだ。

最大3名のプレイヤーと同時に釣りを行う。同じフィールド内にいるわけではないが、相手の釣果つねに表示され続ける。残り時間を見つつ、数で逃げ切るか、大物で一発逆転を狙うか、勝つための戦略も重要だ

大会終了時点でのランキングによって、報酬をもらうことができる。世界中のプレイヤー相手に腕試ししてみよう

ブーストアイテムで時短しよう

釣り中は、コインで購入可能なさまざまなアイテムを使うことができる。

効果はいずれも素早く魚を釣ることにつながるもので、1匹を釣り上げる時間を短縮できる。

トーナメントなどの、時間内で複数匹釣らなければならない状況で真価を発揮してくれるだろう。

主なブーストアイテム

  • アピールアップ:指定した魚種へのアピール力が2倍になる
  • ワイドアピール:ルアーのアピール範囲が1.5倍に広がる
  • ターゲット:水中カメラで狙った魚を追跡できる
  • ワイドソナー:ソナーの探索範囲が広くなる
  • 高性能ソナー:ソナーでサイズの大きい魚が判別できるようになる
  • 高性能マップ:指定した魚の生息場所がミニマップに表示されるようになる
  • プロフェッショナルロッド:ファイト中のリーリングエリア(巻き上げていい枠)を広げ、魚を中央に寄せやすくする
  • パワーリール:ファイト中、魚の体力を2倍奪うことができるようになる
  • ストロングフック:ファイト中のフックゲージの減少量を2倍にする
  • 時間延長:1ミッションに1回のみ、制限時間を延長することができる

プロフェッショナルロッドの有無によるリーリングエリアの比較。慣れるまではこれに頼るのものありだ

釣る以前に、ターゲットとなる魚が見つからないことが多い。まずは高性能マップでポイントの目星をつけておくと効果的だ

またブーストアイテムとは違うが、ボート自体もコインで強化することができる。

最高速度や操作性が向上することで、より素早く目当ての釣りポイントへたどり着くことができるので、極める場合はここも意識しよう。

簡単に釣れないところが本物らしい

水中カメラが入ったことで、暴れ回る魚の様子が非常にリアルに表現されている本作。

魚の動きがとにかく速く、大物を狙うのは至難の業。制限時間内に1匹も釣れないといったこともよくあるほどだ。

スマホらしい手軽さをウリにする釣りゲームが多い中、まったくユーザーに媚びない難易度設定となっているところが印象的だ。

釣れないことが悔しくないわけではないのだが、「本物の釣りってこんなもの」と思わせるほどのリアルさがあるところが本作のすごさ。不思議とストレスはたまらない。

現実で釣りをたしなむ方や、カジュアルな釣りゲームでは物足りない方にプレイしてみてほしいタイトルだ。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.2
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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