使いたいカードを軸にデッキを組んでみよう!
トレーディングカードゲーム(以下、TCG)にはさまざまなタイトルがあり、どれも基本的に決められた枚数で構築された「デッキ」が必要となっている。
通常のTCGだと、各ターンにお互いがカードを出しあって勝敗を決めるべくバトルをしていくのだが、本作では盤面における前後左右のカード配置も重要になってくる。
そのため、カードゲーム自体遊ぶのが初めてだという人は、デッキ作りの段階から大きな壁を感じてしまう可能性があるだろう。
DXMでのデッキ編成のコツ
1つのコンセプトを決める
コンセプトといっても、カードの効果を理解していないと難しく受け取ってしまう人もいるかもしれないが、実は何でもいいのである。
例えば、「チュートリアルで使ったデッキが使いやすかった」や「このガーディアンがかわいいから、それと相性がいいカードを使いたい」など、1つだけコンセプトを決めてしまえば、あとはデッキの形を作っていくだけ。
本作では5つの勢力が存在し、それぞれの特性に合わせた多数のカードが存在する。ちなみに、各勢力の特徴とおすすめ度は以下のとおり。
勢力名 | 扱いやすさ | 特徴 |
---|---|---|
オリンポス | 初心者向け | ・カードの効果が分かりやすい ・「速攻」の能力をもつユニットが豊富 |
ルクソール | 普通~難しい | ・スペルカードが主体の勢力 ・じわじわと攻めるのが好きな人におすすめ |
アスガルド | 簡単~普通 | ・耐久力を活かした中盤からの攻めが得意 ・ほかの勢力よりも地形に特化したカードが多い |
イズモ | 簡単~難しい | ・強力な相手ユニットを手札に戻せる ・トリッキーな攻めをしたい人におすすめ |
トリニティ | 簡単~普通 | ・豊富なマナで序盤から大型ユニットが出せる |
この中だと、TCG初心者でも扱いやすいであろうオリンポスの勢力がおすすめ。
「ガーディアンパワー」の能力もわかりやすいため、慣れるまではこの勢力を使うといいだろう。
特定の勢力に属さないニュートラルを使いこなそう!
デッキ構築で選択できる勢力は、「オリンポス」「ルクソール」「アスガルド」「イズモ」「トリニティ」の5つなのだが、中立的な立場の「ニュートラル」という特殊な勢力も存在する。
大きな特徴としては、いずれの勢力にも属していないため、すべてのデッキに加えることができるという点が挙げられる。
カードによっては、扱いたい勢力のカードよりも優秀な効果を持つユニットやスペルなども存在するため、デッキを組むうえでは必ずチェックしておきたい。
DXMでドロー系のカードを扱う際の注意点
TCGにおいてデッキから指定されたカードを手札に持ってこれる効果は、時に大きなアドバンテージとなる。
わかりやすく例えると、自分と相手がお互いに手札を消耗している状況で、片方がドロー系のカードを引いた場合、その人は単純に1ターンの間に選べる行動が増えるのだ。
つまりは、ピンチになった場合でも、引いたカードによっては形勢逆転も狙っていけるといえる。
ただし『DXM』ではルール上、30枚で組まれたデッキから引けるカードがなくなると、毎ターンのドローフェイズ時にダメージを受けてしまう。
このダメージは、デッキからカードを引く度に大きくなっていくため、山札の残り枚数にも注意しなければならない。
特に「トリニティ」の勢力は、序盤から大量のマナが使えるゆえに手札の消費も激しくなるので、耐久力のある「ルクソール」や「アスガルド」が相手の場合は注意が必要だ
マナのバランスを意識したデッキ作り
ほかのTCGタイトルと同様に、本作においても各ターンごとにお互いが必要なマナを消費しつつ、フィールドにカードを出していくことは変わらない。
しかし、強力なカードほど必要なマナが高いものが多く、何も考えずにデッキ作成してしまうと何もプレイするカードがない、といった状況になりかねない。
各勢力にはそれぞれ得意な戦い方があるので、基本的にはそれに合わせたカードと、そのマナの大きさを意識していくと、デッキ全体のバランスもよくなるはずだ。
各勢力でのお手軽コンボを紹介
ここからは、実際に勢力ごとに使えるお手軽コンボを紹介していく。
どの組み合わせも、後ほど紹介する「デッキレシピ」で実現可能なため、自分でデッキを作成するのが苦手という人はぜひ参考にしてみてほしい。
オリンポス:速効性と展開力を活用しよう!
3ターン目までに「サティロスの短弓兵」を出しておき、4ターン目のタイミングで「コリントスの軍犬訓練士」、もしくは「カドモスの竜牙」を使ってみよう。
サティロスの短弓兵は、自分がプレイするほかのユニットが場に出るごとに相手へ1ダメージを与える効果を持っており、複数のユニットを展開できるカードと非常に相性がいいのだ。
オリンポスは、場に出してすぐに攻撃可能な「速効」という能力をもつユニットが豊富なので、低コストのカードが多いデッキに自然となるはず
また直線上に相手ユニットが出ておらず、「護衛」(横を通る攻撃から守る能力)持ちもいない状況なら、「アマゾネスの尖兵」を使うのも選択肢の1つ。
こちらの場合、自分がプレイするユニットが出るたびに、アマゾネスの尖兵が強化されていくため、いかにダメージを与えられる状況を作っていくかが重要となる。
ルクソール:スペルによる場の制圧力が強い!
豊富なスペルカードで相手ユニットを弱体化させつつ、勝利できる状況を作っていくルクソールは、ややコストの高いカードが多いため、序盤でリードされることは避けたい。
そのため、まずはスペルカードの「ピラミッドの瘴気」や「レシェフの疫病」などを使い、相手の場に複数のユニットが並ぶことを阻止しよう。
6ターン目以降からは、「暗黒蛇 アペプ」や「大気神 アメン」などの強力なユニットを出していけるため、十分に反撃できるはず。
また、フィールド全体に影響してしまうが、すべてのユニットを対象としたカードも多いため、状況によってはそれらも駆使しながら戦っていきたい。
アペプは複数いるほど効果も重複していくため、単純に複数並んでいるだけで相手のターン中に攻められることがなくなる
アスガルド:地形の有利を生かした攻め
アスガルドは、ほかの勢力よりも地形(氷河)に影響するカードがそろっており、中盤以降から攻めていくのが得意な勢力だ。
ロキのガーディアンパワーや低コストのユニット「ドワーフの氷屋」などの効果を生かしながら、序盤は氷河マスを作っていこう。
相手が低コストのユニットを複数並べてきた場合でも、「フレイヤの促成」や「トロールの運搬人」を使うことでぶつかりあいに強くなる
自分のフィールドを氷河マスで固められたあとは、「混沌神 ロキ」や「守護の戦乙女 ヘルヴォル」などを場に出し、やられないようにほかのユニットで守っていこう。
なお地形に影響するカードだけでなく、アスガルドには回復効果をもつカードも多いため、うまく使いこなすことで一方的に攻めを継続することもできるはずだ。
イズモ:相手を翻弄しながら追い詰めていく
ルクソールがじわじわと攻めるのが得意なら、イズモは手札に戻したり位置を動かしたりしながら攻めていくトリッキーな勢力。
低コストのカードが多いため、基本的にステータスが低めのユニットが多い。
ただ、後列に置くことで前列に存在する味方のステータスを強化する「ゲンジの白拍子」や「ピクシーの歌い手」など、サポートに優れたカードも存在するため、一方的にこちら側のユニットがやられることはない。
サポートに特化したユニットは、通常のユニットよりもステータスが低いので、先にアタックできるユニットを出しておきたい
ただし、相手を翻弄するだけでは後半にカードパワーでひっくり返されることも。
カード資産がそろってくると、イズモは相手ユニットを手札に戻せるカードが増えてくるため、それらも組み合わせながら確実なダメージを与えていこう。
相手ユニットの位置を動かしたり手札に戻す際には、どのような順番で攻撃していくかも考えなければならない
トリニティ:大量のマナによって序盤から大型ユニットを展開
トリニティは、マナを増やすカードによって序盤から強力なユニットを展開していける。
中盤以降から攻めていくことになる「ルクソール」や「アスガルド」が相手だと、準備をさせることなく一方的に攻めることも可能だ。
どちらもマナを増やす効果があるカードだが、永続的に続く効果ではなく、使用したターンのみの効果となっている
また、ユニット同士での戦闘で有用な、あらゆるダメージを表記された数値分減少させる「鉄壁」という効果を生かすことで、強力な守りを展開していくことも。
攻防の両方がそろっているうえに、マナも大量に使っていけるため、初心者プレイヤーの中にはこちらをメインとして扱う人も多いはずだ。
デッキレシピとは!
デッキレシピとは、初級から上級といった扱いやすさが異なる3種類のデッキを、即座に作成してくれる機能だ。
初級だと誰でも組めるようになっており、足りないカードがあった場合はストーリーの進行やカードの召喚で入手することができる。
初級と上級のレシピ数は6種類、中級は10種類のデッキが存在。ストーリーの1章であれば、各初級のデッキで突破できるはずだ
中級以降のデッキを組む場合は、足りないカードが出てくるため自分で調整する必要がある。
その際、「マナのかけら」というアイテムを消費することで足りないカードを生成することができるほか、どのデッキにも入れられる「ニュートラル」のカードで代用することも可能。
マナのかけらは、カードを分解することで集められるようになっており、本作のルール上1つのデッキに同じカードは2枚までしか入れることができない。
そのため、2枚以上被っているカードは積極的に分解していこう。
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