柔軟な戦略で第二次世界大戦を生き抜け!
第二次世界大戦期をテーマにした『パンツァーウォーズ』では、史実に基づいた会戦を実在の戦車で戦うことができるのが特徴。
プレイヤーは指揮官として戦車部隊を編成して、熾烈な戦いを追体験していくことになる。
戦闘は基本的にオートで進行し、両軍が自動で戦車を攻撃し合い、耐久度を減らしていく。
敵をすべて破壊するか、特定のラウンド(敵、味方がすべて行動し終えると1ラウンド)が経過した時点で有利な軍の勝利となる。
戦闘中は、バフ効果のある「将校の号令」以外、途中で狙う敵などを指定するといったことはできない。勝つためには編成や強化といった準備が重要となる。
各国の実在戦車200種以上が登場!
登場する戦車の種類が多いのが本作の魅力。
第二次世界大戦期から冷戦期までの実在の戦車(重戦車、中戦車、軽戦車、駆逐戦車、自走砲)から総勢200種類が登場する。
主な登場戦車
- アメリカ:M26 パーシング、M4 シャーマン、M5 スチュアート、M7 プリースト
- イギリス:チャーチルVII、マチルダ、クルセーダー、AT 2
- ソ連:IS-2、T-34-85、T-70、SU-152
- ドイツ:ティーガーII、IV号戦車H型、38(t)戦車、ヤークトパンター
- 日本:九五式重戦車、九七式中戦車、三式中戦車、九八式軽戦車
戦車ごとに活躍できる戦場が異なる
戦闘は「昼間戦」や「夜間戦」といった戦場のシチュエーションごとに、最大8両の戦車を編成して戦っていく。
ここで重要となってくるのが、戦車の種類(カテゴリー)。本作では5種類が存在し、それぞれで得手不得手が変わるため、役割も異なってくる。
戦車の種類と特色
- 軽戦車:高い機動力によって敵の攻撃を回避しやすく、索敵力も高いので先制攻撃がしやすい。反面、攻撃力や防御力は低め
- 中戦車:重戦車と軽戦車の間をいく能力の戦車。攻防バランスが優れた何でも屋だが、特徴が薄いともいえる
- 重戦車:非常に高い耐久力と防御力を持ち、前線で盾になれる存在。一方で機動力は低く、本作では攻撃力も抑えめという設定
- 駆逐戦車:遠くから敵を狙い撃つスナイパー的な戦車。高い攻撃力に加え、誘爆力や飽和力といった、敵戦車に大ダメージを与える要素が備わっている。反面、索敵力や機動力は低め
- 自走砲:弾を上空へ山なりに撃つことができる戦車で、大砲などを敵の頭上からたたき込める。敵に先んじて攻撃できるが、命中率などは低め
こうした役割に加えて、シチュエーションによって編成できる戦車の種類や、能力補正などが変化していく。
これらの要素により、状況に応じた編成を組むことが勝利のカギとなってくる。
戦車の強化要素は多種多様
戦車のパラメーターが多い分、その強化要素も多岐にわたる。
装備品や改造の分岐要素など、同じ戦車でも、プレイヤーによって強化方針が変わってくる。自分好みのカスタマイズができるものなっているといえるだろう。
主な強化要素
- 強化:戦車の基本能力を上げることができる。経験値が必要となる
- 改造:強化同様パラメーターが上げるほか、戦車固有の特殊技能が開放されていく。鋼鉄が必要
- 技能強化:戦車の射撃能力などの補正を上げることができる
- 装備:「武器」「防護」「装備」の3カ所に、さまざまな兵装を装着することができる。主に攻撃、防御性能が上昇する
- 装備改造:装備自体も改造することができる。装着時の補正を上げることができる
遊びきれないほど豊富なコンテンツ!
本作は戦場を戦っていく「シナリオ」モード以外にも、豊富なコンテンツが用意されている。
筆者も今回のプレイ内ですべてを把握することはできなかったのだが、遊びごたえはじゅうぶんのはずだ。
このほか、ギルド要素も存在しており、チャットも可能。仲間と連携をとりながら、協力して戦うといったGvG要素の導入も予定しているようなので、こちらにも期待したい。
戦車に詳しければより楽しめる
本作をプレイして印象的だったのは戦車のパラメーターの細かさ。
戦車を『World of Tanks』や某アニメで若干かじった程度の筆者では、飽和力や誘爆力、砲塔被弾率や無線被弾率といったパラメータのイメージがいまいちつかめなかった。
これらは戦車の形状、国ごとの特徴、弱点などに応じて細かく設定されていると思われるので、戦車に詳しい方ならより楽しめる内容のはずだ。
第二次世界大戦の戦場を肌で感じながら、戦車の世界を堪能したい方におすすめの作品だ。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 7.0
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.6
- 課金総額:0円
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