スパッっと切ってぶつけるだけの単純な物理パズル
インディーズの開発集団、1Button SARLが新作としてリリースした『Super Sharp』は、これまでにない新たな発想から生まれた物理演算パズルだ。プレイヤーの指が鋭利な刃物になる、不思議な感覚が味わえるタイトルとなっている。図形をスパッと切り取って、難解なパズルを解き明かしていこう!
図形を切ったら何が起こる?
本作では画面をスライドすると切り取り線が現れる。この切り取り線は、指を離すまで自由に動かせるが、図形の上に線を引くとそこから真っ二つ! 切り取られた図形は、ゲーム内の物理法則にしたがって落下、または上昇する。
図形を切って小さい四角にぶつけよう
各ステージでは画面上に小さな四角が表示される。この小さな四角に同じ色の図形を切断してぶつければ、そのステージのパズルはクリアとなる。また、決められた切断回数以内でクリアすると★がもらえ、完全クリアになるという仕組みだ。
切断した図形でギミックを稼働させる
本作にて用意されているのは、切った図形をぶつけるだけという単純なパズルだけではない。図形を切ることでギミックを稼働させ、いわゆる「ピラゴラスイッチ」的な仕掛けでクリアするステージもある。多種多様なギミックが存在するので、図形を切ったことでどのような動きが起こるのかをいろいろと試してみよう。
1つの切り取り線で複数の図形を切断
切断回数は、スライドして出現させた切り取り線1つにつき、1回とカウントされる。1つの切り取り線で2つ以上の図形を切断したとしても、切断回数は1回となる。完全クリアを目指すなら、このカウント形式を絶対に理解しておくべきだ。
上に上がる図形が出現
基本的に、切断した図形は重力に従って画面の下へ落ちていくが、先のステージでは切断によって上昇する図形が登場する。上昇する図形には「∧」マークが書かれているので要注意。それぞれの図形に働く重力の向きが異なっていることが、パズルをさらに複雑にしていく。
タイミングよく切断だ!
稼働するギミックに合わせてタイミングよく切断しなければならない、アクションゲームのようなステージも存在する。切断するタイミングによって動く図形が、複雑なギミックと連動することでクリアになる。ギミックの動きをじっくりと観察して、図形とギミックの関係を想像してみよう。
思った以上に複雑な物理パズル
切り取り線で気持ちよく図形を真っ二つにできるので、序盤はかなり爽快感を味わえる本作。しかし、ステージが進むにつれてパズルはより難解になっていき、クリア時の達成感もしっかり感じられる出来栄えとなっている。
図形を切る際のちょっとした角度の違いがクリアの成否にかかわるほど、繊細な部分も持ち合わせている上、バラエティーに富んだギミックもパズルに深みを与えている。何を切断するか? どう切断するか? この『Super Sharp』をプレイした人は、考えすぎて眠れなくなってしまうかもしれない。
- 使用した端末機種:iPhone 6 / iPhone 5c
- OSのバージョン:iOS 8.4.1
- プレイ時間:4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.1
(C) 1Button 2015