『三国志大戦』の武将が次々と登場する戦略パズルRPG
本作『さんぽけ ~三国志大戦ぽけっと~』は、アーケード版『三国志大戦』の世界観を題材にしたパズルRPG。
プレイヤーは軍師となり、魏・呉・蜀の戦乱に身を投じていくことになる。
曹操、劉備、孫堅といった英雄たちが、乱世を平定するため立ち上がっていく。お話は蜀寄りではなく、各勢力がまんべんなく掘り下げられている
クエストを1つひとつクリアすることで物語が進行する。プレイヤーが三国の英雄のもとを渡り歩いていくのが特徴的だ
『三国志大戦』のイラストで描かれた魅力的なキャラクターたち
英雄たちはカードとして主にガチャから入手することになる。
カードのイラストなどは現行の『三国志大戦』のものが使用されており、担当している声優陣も変わらない。
美麗なイラストと、豪華な声優陣。ファンならずとも楽しめるクォリティーだ
キャラクターを“グリグリ”と動かすパズルの戦略性
バトルは6×6の盤面の中に敵、味方の武将が配置される。味方武将をスワイプで移動させ、敵武将へ隣接させることで攻撃を行っていく。
Waveごとに出現する敵をすべて倒すとステージクリアだ。
公式PVでもあるように、武将を“グリグリ”と動かしていく。各武将は攻撃できる方向(矢印)が決まっており、指を離した段階で敵がいれば攻撃を行う
ポイントは、動かした武将とほかの味方武将がすれ違った場合、配置が入れ替わるというところ。
武将の動かし方を工夫することで、動かしていない武将の位置をうまく変えていくことが重要となる。
攻撃方向が決まっているということは、敵に隣接させるだけでは攻撃できない可能性がある。どの武将をどの敵に攻撃させるか、動かした後の配置をイメージしてみよう
同じ敵に複数の武将で攻撃するとダメージが増加する。行動ターンの早い敵を狙うとより効果的だ
カードゲームのような計略要素
各武将は、『三国志大戦』でおなじみの「計略」を持っている。
攻撃、支援ができるものなので、ここぞというときの切り札となるはずだ。
計略発動には士気(1ターンで1たまる)を消費する。使いどころを見極めよう
計略は、カードゲームのように新たな計略をドローしていく。
必要なタイミングでほしい計略を発動できるかどうかも攻略要素となりそうだ。
発動した計略に変わって、新たな計略(画面左下のもの)が補充される。士気消費の軽い計略で手札を循環させ、ほしい計略を呼び込むという手もある
拠点を繁栄させると新武将が追加される
ストーリーを進めていくと、クエストマップ内に「拠点」が存在するものが登場する。
ここでは「任務」を受けることができ、武将を一定時間派遣することで、さまざまな報酬を得ることができる。
マップ内の建物のような場所が拠点。ここをタップすると任務を受けることができる。任務を達成していくと、拠点の「国力Lv」が上昇していく
拠点の国力Lvが上がることで、新たな任務、報酬獲得ができるほか、ガチャに新武将が追加されるようにもなる。
任務完了までの時間が足りず、プレイ時間内に国力Lvを上げることができなかったのだが、Lv3になると「武将列伝」が開放されて新武将が追加される
アーケード版との連動機能も充実
本作にはアーケード版『三国志大戦』との連動機能も搭載されている。
『さんぽけ』とアーケード版のどちらかで特典がもらえるものが多いので、ファンにはうれしい内容となっている。
主な連動機能(詳細はこちら)
- 『さんぽけ』で獲得した「貨幣」をアーケード版で使用できる
- アーケード版のストーリーモード「義勇ロード」で友だちの戦いをサポートする「スマホ義勇軍」機能
- ゲームセンターの来店特典がもらえる
- アーケード版プレイ特典がもらえる
「スマホ義勇軍」では、スマホ画面をアーケード版のフラットリーダーとして代用できる。スマホから1武将自由に操作できるようだ
来店特典や、プレイ特典など、アーケード版をプレイすることのメリットも多い。ゲームセンターを訪れてみよう
まさしく軍師のように考えて戦う
本作のバトルは、敵や味方の配置や武将の攻撃できる方向、敵の行動ターンなどから、どう動かせば最も効率的にクリアできるかを最初にイメージする。
計略の中には、範囲が決まっているものも存在する。敵も同じように範囲攻撃を行うこともあるので、より配置が重要なのだ
これだけでもなかなか考えさせられるのだが、「どう動かすとそのイメージどおりの配置にできるか」「計略を使うべきか」なども検討する必要がある。
戦況を読んで兵を動かしていく、まさしく軍師のようなバトル内容となっているのだ。
アーケード版とはまた違った戦略性を楽しめるので、ファンはもちろん、『三国志大戦』に触れたことのない方も楽しめるタイトルといえるだろう。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 7.0
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
(C) SEGA