Modern Strike Online【ゲームレビュー】

多彩なフィールドを舞台にプレイヤー同士が撃ちあうオンラインガンシューティング『Modern Strike Online』。スマホとは思えない操作性のよさと、自動化されたお手軽操作方法によって幅広いユーザーがプレイしやすい作品となっている。

操作性抜群の対戦特化型FPS

本作はプレイヤー同士が銃で戦うファーストパーソンシューティングゲーム。(以下、FPS)

プレイヤーはランダムにマッチングしたフィールドに次々と参戦し、敵であるほかのプレイヤーを撃破して勝利を目指していく。

バトルはすでに戦いが始まっていることもあれば、戦闘前のこともある。3Dのフィールドグラフィックは申し分ないものだが、マッチングやロードなどにさほど時間はかからない(筆者の端末の場合)

数値は視覚化されていないが、銃弾の1発1発には武器ごとに設定されたダメージ値が存在する。弾を当てることで敵の耐久力を減らし、0にすると倒せる

戦うモードによってバトルの勝利条件は微妙に異なるが、基本的にはいかに敵を倒し、いかに倒されないかでスコアが決定する。

倒した数と倒された数の差分が、自身やチームのスコアに反映される。突撃だけではなく、ときには退くことも重要なのだ

ゲーム内のバトルはチュートリアルをのぞき、すべてが対人戦。本気の撃ちあいが楽しめる内容だ。

操作方法はプレイヤーの腕に合わせられる

本作の銃は、対象に近づくと自動で照準を合わせてくれる上、弾も自動で発射してくれる。

完全自動化されたお手軽な操作方法なので、FPS初心者にもかなりプレイしやすいものとなっている。

画面左下で移動、右下で照準、および視点の操作を行う。あくまで敵が動かないことが前提だが、照準を合わせるだけで弾が当たってくれる

また、設定を変えることで、エイムアシストや自動射撃の解除を行うこともできる。

自身の感覚、タイミングで撃ちたい、FPSに慣れた方へも配慮されているところが魅力だ。

設定では照準の動く感度など、かなり細かい設定が行える。自分の扱いやすいようにカスタマイズしていこう

11種のフィールドで展開されるさまざまなバトル

バトルフィールドは全11種類で、参戦するたびにランダムで選択される。障害物や段差など、それぞれに特色があり、戦い方に影響を与える。

寺院、倉庫、オアシス、駅など、多彩なフィールドが登場。いずれもなかなか広い

さらにバトル時には、「ゲームモード」という勝利条件や共闘の有無といった、ルールに関わるものが変わる。

主なゲームモード

  • チームデスマッチ:2チームに分かれて戦うチーム戦。制限時間終了時点でスコアが高い方の勝利
  • デスマッチ:全員が敵同士の個人戦。制限時間終了時点でスコアが高いプレイヤーの勝利
  • 爆弾モード:2チームに分かれて戦うが、片方は爆弾を仕掛ける側、もう一方は阻止する側になる。時間内に爆弾を仕掛けられたかどうかで勝敗が決まる
  • チーム分隊:チームデスマッチだが、こちらは1度倒されたら復活できない。最後に生き残ったメンバーのチームが勝利となる
  • ハードコア:すべての武器のダメージが2倍になる
  • カスタムゲーム:友だちとプレイできるモード。自由にルールを設定できる

フィールドごとに、攻撃するのに有利な場所、抑えておきたい拠点などが存在するのだが、ゲームモードの違いによってそれも変わってくる。

特に個人戦とチーム戦では大きく状況が変わるので、モードに応じた戦略的な立ち回りが重要だ。

「荒れ地」フィールドの中央はチームとして陣取ると強固な拠点になる。しかし、個人戦の場合は四方から狙われる危険なポイント。外から攻撃するほうが賢い

武装は防具までアップグレードできる

武装はメイン武器、サブ武器など計7ヶ所に装着可能。基本的には「チェスト」(バトルの報酬や課金で入手)を開封することでの入手となる。

無課金でもレアリティの高い武器を入手することができるが、レンタルであることが多い。期限を気にせず使うためには課金アイテムが必要だ

銃のバレルやスコープ、弾倉などは別のパーツに取り換えられる。特定の性能を上昇させることで、自身の扱いやすいようにカスタマイズすることができる

また、各武装はアップグレードすることで強化できる。ダメージや射撃速度、自身の耐久力や移動速度を伸ばせるので、勝利に直結する要素といえる。

ダメージが軽減できる「アーマー」のような、防具らしい防具があるのはFPSとしては珍しい。これをアップグレードしておくと安定感が増す

コントローラーのような感覚で遊べる

本作の印象をひと言で表すと、「ふつうに遊べる」であると筆者は思う。

真新しいものはそれほどないのだが、操作性の悪さをほとんど感じられないことが大きい。

それこそコントローラーのような操作感で、違和感なくプレイすることができる。これは簡単なようで難しいのではないだろうか。

操作感に加え、対戦に特化したバトル、フィールドやゲームモードの多彩さなど、幅広いユーザーが受け入れやすい要素が備わっている。

仲間内で遊ぶこともできるので、友だち同士でワイワイ盛り上がってみてはいかがだろうか。

カスタムゲームでは、ルーム番号を設定して部屋を作ることで、特定のプレイヤーしか入れないようにできる。友だちの家に集まって遊ぶような懐かしい感覚を味わえるはずだ

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 7.0
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.18.4
  • 課金総額:0円

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