ZBM【ゲームレビュー】

『ZBM(ゾディアックボックスメトリー)』は、音楽のビートに合わせて色の付いたボックスをタップしていくというカジュアルなリズムゲームだ。ほかの音ゲーでは味わうことがない、一風変わったゲーム性を紹介しよう。

リズム感のある人でも苦戦は必至!? とにかく手が忙しい新感覚な音ゲー

スマホ向けの音ゲーといえば、リズムに合わせて画面に表示されるノーツをタップするものを思い浮かべる人が多いはず。

しかし今回紹介する『ZBM』は、タップによってカラフルなボックスを破裂させるという仕組みになっている。

さらに、1ビート(およそ1秒もない)の間に別々のボックスを破裂させていかないとコンボがつながらず、スコアも伸びないというようなクセの強いタイトルとなっている。

上段に見える白い線が左右から中心に向かって移動する。これが六角形の中に入って消えるまでの間が、このゲームにおける1ビートという概念だ

画面に表示される黄色や赤色のボックスが、いわゆるノーツと考えてもらえるとわかりやすいはず。だが、このボックスにも大きな特徴が存在する。

というのも、同じ色のボックスを決まった個数だけタップしないと、破裂させられない仕組みとなっているからだ。

そのうえ、ボックスを破裂させるのに必要な個数は色によって異なっている。

そして、1ビートの間に押せるボックスが必要な分だけない場合はコンボが途切れてしまう。

破裂させるのに必要な数がないと、画面にあるボックスが無駄に減っていくだけだ。次に何を押せばコンボがつながるかを考えるという、素早い判断力も問われることになる

フィーバーモードを発動させよう!

それぞれ違う色のボックスを交互に消していくと、ビートを判定する六角形の枠が二重、三重に重なっていく。

そして、これが10連までつながると、通常のコンボとは別のフィーバーコンボが発動! スコアを大量に獲得するために必須となるシステムだ。

フィーバーコンボが発動している間は、破壊したボックスがそのままスコアになるので、思う存分タップしまくろう!

ただし、フィーバーモードを発動させるには、各色のボックスが持つ特徴も抑えておかなければならない。

黄色のボックス

黄色は、1つタップすれば消えるシンプルなボックス。

コンボをつなげるのにも最適なので、基本はこれを破裂させていこう。

赤色のボックス

赤いボックスは、2つタッチすれば破裂させることができる。

ビートに合わせて瞬時に2つタッチしても判定OKとなるのだが、まれにミスになることもあるため、1ビートにつき1つタップするといい。

※遊ぶモードによっては、1ビートに2つずつ処理できないと耐えられないステージも存在するので注意!

緑色のボックス

処理するのにかなり高度な操作が求められるボックスもある。この緑色のボックスの場合は、同じ種類のものを3つタッチしなければならない。

落ちてくるボックスはランダムなので、2つは押せるけど3つ目がなかなか降ってこないということも多々あるのだ。

青色のボックス

そして、本作に登場するボックスで最も処理するのが難しいのが、青色のボックスである。

同じ種類のものを4つタッチする必要があるため、1ビートの間にかなり素早い動作を求められることになる。

白色のボックス

白色のボックスは、どんな色のボックスと組み合わせてもOK。いわばオールマイティ的な存在だ。

緑色や青色のように、同じタイプのボックスを複数タップする必要がある状況で役に立つ。

このように各色のボックスが持つ特徴を理解していないと、そもそも何をしていけばいいのかもわからなくなってしまうので、チュートリアルで基本を覚えたら、次はこれらの要素を意識しておこう。

ルール無用のアーケードモード

「アーケードモード」では、通常のルールとは異なった遊び方を楽しめる。

例えば、アーケードモードには6種類のコンテンツが用意されており、プレイヤーはそれぞれ違ったルールに沿ったうえで、各色のボックスを破裂させていかなければならないのだ。

こちらは「慈悲なし」というコンテンツで、1度でもミスすると即ゲームオーバーとなってしまう

「慈悲なし」では、慎重になりすぎると自分のライフが減っていき、逆に急ぐとミスする確率も高くなるため、ハラハラドキドキ感を味わえる。

2つ目は「突然死」というコンテンツで、ビートを無視する代わりにボックスがいっぱいにならないように破裂させていくことが目的だ

「突然死」は、もはやリズム感という概念が一切なくなった斬新な遊び方のコンテンツだが、壊しては積み上げられていく様はジェンガのようで面白い!

このほかにも、通常とは異なる遊び方が楽しめるコンテンツが盛りだくさんとなっているため、ぜひ1度プレイして確かめてみてほしい。

端末の奪い合い待ったなしの対戦モード

最近のスマホゲームにおいてマルチプレイヤーの要素は当たり前となっているが、本作には1つの端末で2人以上が楽しめるという「対戦モード」が存在する。

ルールは非常にシンプルで、お互いでスコアを競い合うというもの。どちらかのライフが0になった時点で終了だ

実際、編集部でも試してみた。1つの端末を2人で操作していることになるため、思った以上に細かい操作ができず、最終的には奪い合いになってしまった。

いわゆる絆ブレイカー要素も備わっているため、遊ぶ人はしっかりと選んだほうがいいかもしれない……!

腕に自信のある音ゲーマー必見!

カジュアルな見た目とは裏腹に、既存のスマホ向け音ゲーを難易度の高さという点ではるかに凌駕する本作。

配信されたばかりということであまり注目はされていないものの、クセの強いゲーム性や十分なコンテンツ量などで楽しむことができた。

今後も新しいコンテンツの予定されているので、それまでに『ZBM』プレイヤーとしての腕を磨いておこう!

  • 使用した端末機種:iPhone 6s
  • OSのバージョン:iOS 1.0
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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