初代GOD OF HITの栄冠はどのチームの手に?
「GOD OF HIT2017」は、HITでは3名1組のチームを作り、3対3のPVPでその頂点を決めるオフラインのトーナメント大会。
多数の応募者から選ばれた64チーム(192名)が参加し、その腕を競い合った。
今回のイベントでは、用意されたデータから、キャラクターと装備を選ぶ形式となっており、全プレイヤーが同じ条件のなかから、自分にあった編成を考えて臨む。
選択可能な装備・ステータス
- スキルポイント(通常P:69、購入P:50)の設定
- 装着防具(用意されている中から選択可能)
- 魔石(全種類から好きなものを装着可能)
- 装飾品(ウッキー、希望シリーズから選択可能)
- タンスアバター(用意されている中から選択可能)
固定されている装備・ステータス
- キャラクターレベル(Lv70)
- 修練(各項目Lv50)
- 宝石(武器宝石は[SSS]エメラルド、防具宝石は[SSS]メノウ ※バディ武器の宝石は[SSS]ルビーになります[6月15日18:30更新])
- アバター(羽、マント含む)
- バディ(Lv30)、バディ装備
参加者の顔ぶれはさまざまで、同じギルドの仲間やLobiのコミュニティで募集したというチームもあれば、会社の同僚や学校の友だちなどオフラインの仲間同士で結成したチームも見られた。
予選は、8チームごとにブロックに分かれたトーナメントで行われ、対戦後には歓声が上がったり、互いに健闘をたたえあったりと、始まりから大盛り上がり。
そんな各ブロックの予選を勝ち抜いた8チームが決定した。
準々決勝進出チーム
- てぃーす!!
- xoxo
- 5secret
- !ともさるくん!
- ノアのネカマ三人衆
- パンツと呼吸
- 夢見させません
- アークウィング
準々決勝の熾烈なバトルをダイジェスト
準々決勝からは、一般観客が入って観戦がスタート。会場内の各所のスクリーンでバトルの様子を観ることができた。
準々決勝の結果は以下のようになった。
- 第1試合:○!ともさるくん![2分04秒 サンダー] ×てぃーす!
- 第2試合:○アークウィング[1分37秒 ヘルフレア] ×5secret
- 第3試合:○ノアのネカマ三人衆[2分23秒 ヘルフレア→コメットハート] ×夢見させません
- 第4試合:○パンツと呼吸[2分01秒 ガストラッシュ] ×xoxo
準々決勝で印象的だったのは、キキの使用率の高さ。8チーム中、5チームがキキ2人以上の編成で、うち2チームはキキ3人編成をとるなど、防御的な展開が多く見られた。
次いでレナやルーカスを取り入れるチームが多かったが、パンツと呼吸のように、ヒューゴやアニカをとりいれて洗練された動きを見せるチームもあった。
決勝トーナメントの行方は?
準決勝からはニコニコ生放送でのリアルタイムの配信スタート。
生放送のMCとして、アメリカザリガニの平井さんが登場したほか、選手を応援するコメントが流れるなど、会場の盛り上がりもピークに。
ニコニコ生放送出演者(敬称略)
- 平井善之(アメリカザリガニ)
- S嶋
- マミルトン
- ちーさま(HIT広報)
準決勝第1試合 !ともさるくん! vs アークウィング
準決勝第1試合では、キキ3人という防御的な布陣をとるアークウィングに対して、果敢に懐に飛び込んだ!ともさるくん!。
互いに一歩も譲らぬ展開となり、3対3のままタイムオーバー。残りHPのわずかな差で!ともさるくん!が勝利。
準決勝第2試合 ノアのネカマ三人衆 vs パンツと呼吸
大きく盛り上がったのは1分30秒が過ぎたタイミング。パンツと呼吸の攻撃が、ノアのネカマ三人衆のリーダー、ノアのめぐみんを襲う。
ノアのめぐみんは、Lobi杯で優勝のほか、ニコニコ超会議では超ドリームチームに選ばれるなど、今大会屈指のトッププレイヤー。
そんなノアのめぐみんを撃破したことで、パンツと呼吸の勝利かと思われた。
しかし、そこからノアのネカマ3人衆が反撃開始。パンツと呼吸の攻撃をことごとくかわす立ち回りを見せ、2対3の状況から大逆転で勝利を収めた。
3位決定戦 アークウィング vs パンツと呼吸
アークウィングはこれまでのキキ3人から一転して、レナ、キキ、ルーカスの編成にチェンジ。
「最後は使い慣れたキャラクターで悔いのない戦いをしたかった」と語るとおり、生き生きとした攻撃を見せる。
多彩なキャラクターが入り乱れる熱戦だったが、攻撃範囲が広く出が早いマナバーストやトゥインクルスターで効果的に足止めができたアークウィングが3位を確保した。
決勝戦 !ともさるくん! vs ノアのネカマ三人衆
決勝戦は2本先取制の3本勝負で行われた。
初戦は、序盤のにらみ合いから、自陣に切り込んできたともさるくんの3人を、橋の脇の壁にまとめて押し込んだノアのネカマ三人衆の攻撃が見事に決まる。
3人とも1箇所に押し込むことで、ともさるくんを手も足も出ない状態に追い込み、1戦目を先取。
そして、迎えた2戦目。ここでもキキ3人編成の強さがいかんなく発揮される展開に。
第1戦の再現とばかりに壁際に押し込むとそのまま押し切り、ノアのネカマ三人衆が優勝に輝いた。
ノアのネカマ三人衆は、けん制用のファイアボールをセットしたキキが2人。ダメージを狙うダークミストをセットしたキキが1人という役回りで、連携された動きを見せた。
毎日の練習の積み重ねでつかんだ優勝
見事優勝に輝いたノアのネカマ三人衆の代表者、ノアのめぐみんに優勝の要因を聞いてみた。
まず、今大会で見せた統率された動きについて聞いてみた。
「大会出場を決めてから1~2週間、毎日練習してきました」とめぐみんさんは話す。毎日23~25時に、集まって固定パーティーで練習を繰り返してきたという。
今大会、キャラクター以外に決められた範囲内での装備やステータスの割り振りも肝要だったように感じた。
「装備が発表されたときに、アバターに火力特化のものが多かったので、アクセサリーはウッキーを選択しました。パッシブスキルも、普段はあまり振らない防御に振る形にしました」
防御を固めて落とされにくくしたことが安定した戦いぶりの秘訣だったのだ。
キキ3人という編成については、3人とももとからキキをメインで使っており、最初からこの編成で行くと決めていたという。
キキの魅力について「マナバースト、サンダー、ファイアーボール、ダークミスト、ヘルフレアとどの技も強力。相手を起こしてしまうことがないので、確定でダメージを重ねていけます」と明かす。
また、「ステータスが低くても、腕でカバーできるキャラクター」だったことが、今大会のような決められた範囲で戦うルールにマッチしていたと分析する。
練習によって裏打ちされた技術や連携に加え、レギュレーションを理解し、適切な装備やステータスを選べたことが、見事な優勝につながったのだ。
NAT GAMESのホン氏・イ氏にインタビュー
さらに、今大会の観戦に訪れていた『HIT』を開発会社・NAT GAMESのホン・スンミョン氏とイ・ワンジン氏に、大会の感想をうかがった。
――今大会を観戦されての感想をお聞かせください。
ホン・スンミョン氏(以下、ホン):最高でした! 会場全体でイベントを盛り上げている雰囲気がとても良かったです。
イ・ワンジン氏(以下、イ):今回の大会は大成功だったと思います。この大会の結果や様子を韓国の開発チームに持ち帰って、今後の開発に生かしたいと思っています。
――韓国では、このようなオフライントーナメントは行われているのでしょうか?
ホン:韓国では2回、オフライントーナメントを開催しています。『HIT』は、日本以外に韓国版、中国版、グローバル版の4つが展開していますが、日本のユーザーはメンバー間の連携や協力が素晴らしいです。
――今大会、キキの使用率が高かったですが、国ごとにキャラクターの使用率に違いはありますか?
ホン:韓国だとヒューゴの使用率が高いです。あとは女性キャラクターはどこでも人気が高いですね。
キキの使用率の高さや、ユーザーの戦い方も、韓国と異なる部分も見られたので、今後のバランス調整の参考にします。
――日本と他の国で、バランス調整は異なるのでしょうか?
ホン:日本は、他の国と比べて新しくサービスを開始したばかりのため、変更点もたくさんあります。
――バディが新しく追加され、既存のバージョンに追いついてきていますが、今後のアップデートの予定を教えてください。
ホン:1つめは、オートマッチングによる3対3のバトルを近日中に実装します。
これによって、固定でパーティーを組めない人でも、3対3のバトルを楽しめるようになります。
2つめは、常設で月1回オンラインでトーナメントができる機能を開発中です。
今回のようなオフラインの大会もすごく盛り上がりましたが、遠方の人はなかなか参加するのが難しいです。
なので、ゲーム内で気軽にトーナメントを参加してもらえればと思っています。
これは、まだどの国でも実装されていない機能ですが、開発がかなり進んできているので楽しみにしていてください。
――最後に日本の『HIT』ユーザーに向けてメッセージをお願いします。
ホン:いつも『HIT』をプレイしていただき、ありがとうございます。
開発は海外で行っていますが、今回の大会を通して、日本のユーザーの声を間近で聞くことができたので、とてもよかったです。
今後も、日本のユーザーも取り入れて、ゲームの開発を進めていきますのでよろしくお願いします。
イ:いつも『HIT』を愛を持ってプレイしていただき、ありがとうございます。
日本のユーザーのニーズや意見も、前向きに開発に取り入れていきますので、これからもよろしくお願いします。
――ありがとうございました。
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