アクションにはめずらしいスマホを傾ける操作法
プレイヤーは、主人公が放つ矢やクナイ、銃弾などに扮したキャラを操作して、ターゲットへ命中させることを目指していく。
ターゲットは人間や動物となっていて、動いていたり、ギミックに守られていることが常。ただゴール地点に着けばいいわけではないので、最後まで気が抜けないゲームシステムだ。また、本作はキャラを制御する際にスマホを左右に傾けて操作していく。スマホゲームとしては、レーシングやパズルでよく見られる操作法だが、アクションゲームではめずらしい部類だ。
プレイの奥深さを決定付けるエネルギーレベル
プレイ中は、画面左上の「エネルギーレベル」に注意してほしい。時間経過とともに少しずつ減少していき、空になるとキャラが地面に落下してゲームオーバーとなる。
エネルギーレベルはステージ内にある白い風(追い風)に乗れば回復できるが、反対に黒い風(向かい風)に巻き込まれると、レベルの減少スピードが一気に早くなるので、なるべく避ける必要がある。
また、レベルがMAXの状態だとキャラが「超絶状態」となる。この状態の間は時間経過でレベルが減少しなくなり、画面をタップすることでスキルが使える。
このスキルにはレベルを消費してギミックを壊す効果があるのだが、ギミックを回避するならまだしも、破壊して進むというのはアクションゲームとして新しい発想だ。
ヘッドショットで高得点
描かれ方がハードなストーリー
本作には主人公が複数いてステージを進めていくと、中国の弓矢名人、日本の忍者、アメリカのスナイパーなど世界感や設定ごと大きく変化していく。また彼らがなぜ武器を取り、何のために戦うのかなど、各主人公にフォーカスしたストーリーも描かれているので、物語の背景も併せて楽しむことができる。
残念なのは字幕や音声の日本語版がないと言うこと。2015年7月現在は英語と韓国語にしか対応していないので、敷居を高く感じてしまう方もいるかもしれない。
プレイヤースキルを要求される難易度設定
REDDENは全体的に難易度が高めに設定されている。と言うのも、育成要素が存在しないので、プレイヤー自身のテクニックを磨くしかないからだ。
しかし、ゲームオーバーになっても何度もリトライできる上、デメリットも存在しない。理不尽に難しいわけではなく、ステージの形状やギミックの数、ターゲットの位置などを把握しておけば、いつかはクリアできるようになっている。
自宅でのプレイに向いた重厚なタイトル
ストーリーの描かれ方が非常にリアルになっており、全体的に重厚な雰囲気が漂っている本作。駅や電車内でプレイできる手軽感はないものの、コンシューマー機のような自宅でガッツリと没頭できるスマホ向けゲームを探している方には一押しのタイトルだ。
- 使用した端末機種:iPhone 5
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:360円
(C) 2015 Team Bulosodeuk