アルフとともに壮大な冒険の旅へ!
本作は、主人公の「アルフ」が行方不明の父親を探すために、世界中を旅するというストーリーが繰り広げられるタクティカルRPG。
かつて封印された魔王が復活し、世界には「マモノ」がはびこるようになってしまった……という、オーソドックスなファンタジーものの世界観だ。
かつて勇者により封印された魔王だったが、時が経つにつれ封印の力が弱まり、ついに復活してしまった
主人公のアルフは、魔王軍討伐に向かったまま行方不明になった父親を探すため、冒険者を志す
出演している声優陣も、井上麻里奈さんや白石涼子さんなど非常に豪華!
キャストの情報は、先行プレイレビューの記事や公式サイトなどでチェックしてほしい。
アルフは記憶喪失の少女「セプティム」と出会い、彼女の記憶を取り戻すため、東の森に住むという賢者に会いに行くのだった
タクティカルRPGとしてのシステムは奇抜なものではない。基本的にプレイヤーは各ユニットをフィールドのマス目に沿って移動させ、敵に接近させて戦闘を行っていく。
敵の行動を読みつつバトルを進めていく必要があるため、戦略性が高くなっている。
ユニットを移動させ、攻撃範囲内に敵がいれば攻撃できる。どう動くか迷ったときは「おまかせ」を選べば、ベターな行動を取ってくれる
「SP」を消費することで、強力なスキルを使うこともできる。スキルは範囲攻撃を行うものが多く、使いこなせれば一気に複数の敵を倒すことが可能に
高い戦略性ながらもお手軽なタクティカルバトル!
本作のストーリーは、「冒険メニュー」の「メインストーリー」で進行していく。
メインストーリーには「ストーリー」と「クエスト」の2種類があり、ストーリーでは物語が進行し、一方のクエストではバトルが発生。
クエストでは、出撃するためにAP(=スタミナ)を消費する。味方が生存している状態で、クリア条件を達成できればクリアとなる
バトルでは、先頭に配置したユニットから順番に行動していく。青い表示のマスに移動することができ、移動後に敵が攻撃範囲内にいれば攻撃を行う
各ユニットは、青く表示されたマスをタップすれば移動し、攻撃範囲の中に敵がいれば、敵をタップで通常攻撃を行う。
そのほか、使えるコマンドは以下のとおり。
- おまかせ:CPUがベターな行動を選んで、自動で行動してくれる
- チャージ:SPを1つためる(移動後のチャージは不可)
- スキル:SPを消費してスキルを発動
- 召喚:SPを消費して、「幻晶獣」を召喚する
- 敵の範囲:敵の攻撃範囲や移動範囲を確認する
困ったときは、とりあえずおまかせで進めていくと安定度が高い。
また各ユニットは「ナックル」「ガン」などの武器タイプを持っている。
ナックルは攻撃範囲が狭いが移動力が高く、ガンなどの遠距離武器は移動力は低いが攻撃範囲が広いといった特徴がある。
武器タイプにより得意距離がまったく異なるので、パーティーを編成する際はタイプが偏らないように注意しよう。
加えて、ユニットには「属性」という概念もある。
火は木に強いが水に弱い、水は火に強いが木に弱い……といった、スマホゲームではよくあるタイプなのでわかりやすいだろう。
有利な属性で攻撃すると与ダメージが増加し、受けるダメージが減らせるが、不利属性だと与えるダメージは減少、受けるダメージが増加する。
- 火属性:木属性に強く水属性に弱い
- 水属性:火属性に強く木属性に弱い
- 木属性:水属性に強く火属性に弱い
- 光属性:闇属性とはお互いに有利(与えるダメージが増加)
- 闇属性:光属性とはお互いに有利(与えるダメージが増加)
星4「レオノーラ」の武器タイプは「ロッド」。移動力がそこそこで、攻撃範囲も広いのだが、通常攻撃のダメージが低くなるという特性がある
属性の有利不利は、攻撃の際に「得意」「苦手」の吹き出しが出現するのでわかりやすい。今回は不利属性だったので、ダメージがだいぶ落ちてしまった
また、ユニットはそれぞれ通常攻撃とは別にスキルを持っており、決められたSPを消費することでスキルを発動できる。
SPはターンごとに1ずつ増加していくほか、ユニットを移動させず「チャージ」させることでも1たまる。
攻撃する人数を減らして強力なスキルを使うか、スキル発動をがまんしてひたすら通常攻撃していくか、相手や状況によって使い分けていこう。
スキルは広範囲を攻撃(もしくは回復)できるものが多く、敵の密集地帯で使えば大きなダメージを与えられる!
さらにゲームを進めていくと、セプティムが幻晶獣の力を使えるようになり、バトル中に幻晶獣を召喚できる。
召喚はスキルと同様、SPを消費して行い、コマンド選択から一定ターンが経過すると幻晶獣が出現。強烈な範囲攻撃が発動する。
発動までタイムラグがあるので、ある程度敵の行動を予想する必要がある。
召喚まで掛かるターンは、幻晶獣により異なる。最初の幻晶獣「アシュレイ」は、1ターン経てば出てきてくれる
召喚を選択すると、フィールド上にセプティムが出現。セプティムが敵から攻撃を受けると召喚が中断されてしまうので、敵を近づけないようにしよう
セプティムを守りきれれば、召喚成功! アシュレイの「リーフストーム」が敵を襲う!!
本作の場合は敵がけっこう強いので、スキルと幻晶獣をフルに使ってバトルを突破していこう。
またクエストは章で区切られていて、各章の後半ではボスが出現することもある。
ボスはザコ敵よりもサイズが大きく、強力な攻撃を仕掛けてくるので、打たれ弱いユニットが狙われるとひとたまりもない。
接近させるユニットをあらかじめ決めておこう。
ボスはたいてい「チャージ」からの強力なスキル攻撃を使ってくる。こちらもスキルを使って、「ブレイク」でチャージ状態を解除しよう
クリア条件を達成すればクエストクリア! プレイヤーのランク経験値とユニット経験値、素材アイテムなどを入手できる。
ユニットのレベルアップがクエストクリアでしかできないシステムのため、育てたいユニットは常にパーティーに入れておく必要がある。
またメインストーリーのほかにも、「イベントクエスト」や「エピドードクエスト」など、多数のクエストが用意されている。
ボリューム満点なので、長く飽きずに遊べることだろう。
- エピソードクエスト:ガチャでユニットを入手するとプレイできる。入手したユニットを、レベル10まで上げると開放
- イベントクエスト:ユニットの強化素材が手に入る日替わりの曜日ダンジョンや、星5ユニットがお試しで使える「お試しクエスト」がプレイできる
なかなか斬新なのが、星5ユニットをサポートで使えるお試しクエスト。レベル80の星5ユニットが使えるので、その強さを思う存分に味わえる
エピソードクエストは、メインストーリーと比べると難易度が異様に高く、出現する敵がかなり強い! パーティーが育ってから挑戦するといいだろう
ユニットの組み合わせが重要! パーティー編成について
本作は、プレイヤーのユニット4体+ほかのプレイヤーのサポートユニット1体、さらにNPCのラビィという編成で戦う。
先頭にいるユニットから順番に行動し、戦闘中は並び替えができないので、パーティー編成では使うユニットに加えて、入れておく順番にも気をつける必要がある。
基本的に、前に立って戦うタイプのユニットは前に、回復や補助などのサポートタイプは後ろに配置しておくといいだろう。
パーティーは4人編成。コストなどの概念はないので、好きなユニットを4体組み合わせられる
編成の際は、ユニットのステータスや移動力、攻撃範囲をよくチェックしておこう
- Lv:ユニットのレベル。クエストをクリアすると経験値がたまっていき、一定に到達するとレベルアップする
- HP:ユニットの耐久力を示す。高いほど敵の攻撃に耐えられる
- 攻撃:ユニットの攻撃力。高いほど大きなダメージを与えられる
- 防御:敵から攻撃を受けた際のダメージに影響する
- 会心:バトル時のクリティカル発生率に影響
- 移動:ユニットの移動範囲を示す
- 武器:ユニットの武器タイプと攻撃範囲
- スキル:ユニットが持つスキルのレベル、威力、消費SPを表示
各ユニットのスキルは、「強化」のメニューからレベルアップさせることができる。
強化には、ユニットの属性に応じた石が必要で、レベルアップすると威力が上昇していく。
メインで使っているメンバーのスキルは、積極的に上げていくのがおすすめだ。
スキルのレベルアップには、けっこうな数の素材を要求される。曜日クエストで集めてこよう
スキルと同様の手順で、幻晶獣もレベルアップが可能。よく使う幻晶獣はしっかり育成しておきたい
「ガーデン」でラビィを育成!
ラビィはクエストをクリアしても成長しないが、「ガーデン」でにんじんを育てて収穫することで、バトルでのレベルなどをアップすることができる。
ガーデンでのにんじん育成はちょっとしたミニゲームのようになっていて、タネをまいて一定時間が経過すると収穫できるるようになる。
そして、収穫したにんじんに応じてラビィのステータスが上がっていくという仕組み。
いろいろなタネが植えられるので、ガーデニングのような感覚でいろいろ植えてみよう。
タネを植えて、時間が経過した状態。しっかりとにんじんが成長している
にんじんをタップしていくと収穫できる。「一括収穫」からまとめて収穫することも可能
ラビィのステータスは、以下のとおり。
- 冒険:冒険者としてのラビィのレベル
- 発見:アイテムドロップに関係。発見レベルが上がると、クエストクリア時にラビィが拾ってくるアイテムが豪華になる
- スキル確率:バトル中にラビィがスキルを使用する確率に関係
とりあえずは「冒険」を中心に上げておけば、必ずバトルでも役に立ってくれるはずだ。
にんじんを収穫すると、ラビィの経験値が上がっていき、ゲージが満タンになればレベルアップ。低レベルの段階だと、発見もスキル確率もそれほど影響を感じなかった
収穫を終えたら、忘れずに次のタネまきをしておこう。「ナスにんじんのタネ」や「タマネギにんじんのタネ」など、果たして本当ににんじんなのか疑わしいような変わったタネも登場
「アリーナ」でほかのプレイヤーのパーティーと対戦!
メインストーリーの2章2話のChapter1までクリアすると、ほかのプレイヤーのパーティーと戦うことができる「アリーナ」がオープン。
アリーナでは、幻晶獣、サポートユニット、ラビィが使えず、4vs4でのバトルを繰り広げることになる。
また参加するには「バトルチケット」が必要で、チケットは1日5枚ずつもらえる。
アリーナではポイントが集計されていて、月曜日の0:00に集計を開始して、日曜日の23:59に終了。獲得したポイントや到達したランクに応じて、報酬がもらえる
さらにアリーナだけの要素として、「陣形」という概念がある。
これは、ポジションに応じたバフ(追加効果)を与えるというもの。現時点では「基本」「防御」「バランス」「攻撃」の4つの陣形がある。
ひとまず基本で戦っていき、受けるダメージが大きいようなら防御、敵の防御力が高いと感じたら攻撃……と切り替えていくといいだろう。
陣形はこの4種類。4人パーティーなので、「後列」のユニットはお互いなしで戦う。基本陣形はバフの効果も大きく、おすすめだ
なおマッチングは自動的に行われ、自分の階級に合わせたパーティーが敵として出現する。
最初はスタートしたてのプレイヤーのパーティーが出てくることが多いので、気構えずに挑戦してみよう。
試しに挑戦してみたところ、全員レベル1のパーティーが出てきた。最初はこんな感じなので、気軽にトライしてみよう
バトルは4vs4で行われること以外は、普段のクエストと同様。
こちらが先攻で始まり、順番ごとにユニットを行動させてターンを終える。
これを繰り返し、相手のパーティーを全滅させるか、5ターン経過後にポイントが高いほうが勝者となる。
アリーナでは、ユニットアイコンの下にポイントゲージが出現。ダメージを受けるごとにポイントが下がっていく
敵を全滅させれば勝利なので、高威力のスキルはかなり重要。チャージも併用して確実に決めていきたい
ボリューム満点でずっと楽しめる!
戦略性の高さやクエストの種類の多さのおかげで、安心してプレイすることができた本作。
かわいい見た目に反してなかなか敵が強く、クエストによってはミッション達成に苦労させられる。
ローディング中に表示される1コママンガも楽しめるので、何かRPGがプレイしたいという方は、ぜひ本作をやりこんでみてほしい!
キャラクターの人物像を掘り下げる1コママンガが、なんと全ユニット分(66体分!)用意されている。いちど見たものは、メニューの「アルバム」からいつでも閲覧可能だ
- 使用した端末機種:SO-04J(Xperia XZ Premium)
- OSのバージョン:Android 7.1.1
- プレイ時間:約6時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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