KOF ALLSTARプレス発表会終了後、遠藤祐二社長、清水啓佑プロデューサー、椎野真光事業開発室長に話を聞くことができた。ALLSTARの展開に加えて、ネットマーブルの日本における今後のビジョンについて、直接質問してみた。
過去の『KOF』シリーズやってました?
――最初に、みなさんの『THE KING OF FIGHTERS』(以下、KOF)シリーズ経験についておしてください。
清水:私は世代的にリアルタイムではプレイしていなかったのですが、『’98』が好きですね。PS2で発売されたシリーズをよくプレイしていました。古参プレイヤーの方と比べると参戦はだいぶ遅かったですが、KOFシリーズは大好きです!
遠藤:私は世代的にも、なじみが深いシリーズですね。『’94』や『’95』はよくプレイしていました。昔はセガにいたので、SNKさんとも親しい立場にいましたね。
以前ご取材いただいたときはスポーツゲームが好きと答えましたが、勝ち負けがはっきりするゲームが好きなので、格闘ゲームも好きです。
椎野:私はゲーセンが好きだったので、よくプレイしていました。当時は『バーチャファイター』などもあって、格闘ゲーム黄金期だったので、いろいろ触っていました。
セガに入ってからは、バーチャファイターシリーズの企画なども担当するようになって、その一環でプレイすることもありましたね。
キャラクターは古いシリーズから順番にフォロー!
――先ほど体験プレイをさせていただいたのですが、私が使っていた「大門五郎」が見当たりませんでした。リリース版では登場しますか?
清水:今回試遊いただいたバージョンは、ブラッシュアップができたキャラクターだけを入れているものです。現在、グラフィックのクオリティーをギリギリまで調整している最中です。
大門は今回は間に合わなかったのですが、リリース時にはバッチリ登場するのでご安心ください(笑)。基本的に、『’94』~『’97』に出たキャラクターは、全部登場すると思っていただいてOKです。
シリーズでストーリーが設定されているので、それに沿ってまずは古いシリーズから出していく予定です。オリジナルキャラクターもリリースする予定ですが、今のところは年代順で出す方向ですね。
とはいえ、シリーズで顔になっているようなキャラクターに関しては、みなさんも待ち遠しいと思いますので、先に実装することもあるかもしれません。
――素晴らしいグラフィックで、スピード感あふれるプレイを今回の試遊で体験しましたが、快適にプレイするのに必要な端末のスペックはどれくらいでしょうか?
清水:現在調整中ですが、たくさんの方にプレイしていただきたいので、なるべく多くの端末で動作するようにしたいですね。
メモリー消費量がそれなりに多いので、グラフィックの低クオリティモードなどを実装したいと思っていますが、現在はまだ開発中という状況です。
日本で今後大規模な発表会も実施!?
――今回の発表会は、再現度の高いコスプレイヤーの方も登場して、非常に力が入っていると感じました。今後もこういった発表会は実施されますか?
遠藤:まだ具体的なことは決まっていませんが、今後は日本市場にも力を入れて行く方向で動いています。いろいろ準備をしていますので、それが整い次第、こういった発表会を開催していく予定です。現在はスケジュールを調整している段階ですね。
――ネットマーブルのタイトルは、『リネレボ』や『セブンナイツ』など大作が多いですよね。言い方を変えると、掛け持ちプレイがしにくいゲームともいえますが、プレイヤーの獲得・分散についてはどのようにお考えですか?
遠藤:うちの考え方は「ユーザー目線で楽しいタイトルを作る」という方針なので、あまり分散ということは考えていないです。
いろいろな楽しみ方ができるように、という考えでゲームを制作していますが、個々のクオリティにはこだわっていて、各タイトルやり込んでいけるように作っています。
各タイトルで必ず1位を目指しているので、社内で競合してしまうかもしれませんが(笑)。それくらいの意気込みで、社員一同がんばっています。
――最後にプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。
清水:格闘ゲームのファンの方だけでなく、KOFファンを始めすべてのモバイルゲームのファンの方々に楽しんでいただけるよう、現在コンテンツを考えているところです。
事前登録も始まっておりますので、よろしくお願いいたします!
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