ヒーローの種類と特徴(2)
クラス紹介:ハンター編
レクサー
獣のミニオンを使って場を制圧し、相手ヒーローの体力を一気に削ることができるハンター。ダメージを与えるスペルや秘策に優秀なものが多く、致死圏内に相手をとらえることができれば、一気にゲームを終わらせることができるだろう。
戦い方がわかりやすく、初心者にもおすすめのクラスである。
ヒーローパワーは「不抜の一矢」。2マナで「相手ヒーローに2点ダメージ」を与えられるというもの。
ダメージ自体は強力だが、盤面に干渉できないので、逆に押しつぶされてしまうことも多く、どのようにボードアドバンテージを取っていくかが重要だろう。
デッキ強化はこのカードで:ハンター編
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殺しの命令
3マナで使える強力なダメージスペル。最大5点のダメージを与えられるので、大型ミニオンの除去に加え、相手ヒーローにも大打撃を与えることができる。
これを2枚使うだけで体力を1/3も削れるということになる。よって相手がハンターだった場合は、体力15点くらいになったらすでに致死圏であると考えていいだろう。
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爆発の罠
2マナで使える秘策カード。クラシックカードパックに封入されている。自分のヒーローが攻撃されたときに発動され、ヒーローを含んだ相手の場に2ダメージを与えることができる。
ハンターは基本的に相手ヒーローを殴ることに終始しなければならない。このため、低コストミニオンを一気に除去できるこの秘策は、相手がアグロ系(積極的に攻めていく)デッキの場合は非常に相性が良い。
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サバンナ・ハイメイン
6マナ6/5のスタッツを持つミニオン。断末魔によって2/2のミニオンを2体呼びだせるので、実質10/9というすさまじいスタッツとなる。
レアリティもレアであり、クラフトもしやすい。ハンター使いなら真っ先に持っておきたいカードである。
相手がアグロ系以外のハンターなら間違いなくデッキに入っているので、6マナ以降はこのミニオンに注意しよう。
クラス紹介:ウォリアー編
ガロッシュ・ヘルスクリーム
防御力が非常に高いヒーロー。また、武器カードとスペルカードによる除去が優秀なので、盤面の支配にも優れる。
序盤は装甲をはりつつ耐えしのぎ、終盤に強力なミニオンを出して相手の体力を一気に奪うのが定石だ。
ヒーローパワーは「装甲強化!」。自身のヒーローに装甲2を与えることができる。軽コストミニオンの攻撃ならこれで無効化できるので、相手はダメージレースで差をつけづらい。
コストがたまって大型ミニオンが出るようになると、ウォリアーは手がつけられなくなるので、序盤~中盤をどうやって耐えるかがキモとなってくる。
デッキ強化はこのカードで:ウォリアー編
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止めの一撃
1マナで使用できるBasicのスペル。ダメージを与えることが容易なウォリアーなら、優秀な除去として使いやすい。
ウォリアーを相手にする場合は、どんな高コストミニオンも1ダメージくらうだけで破壊されてしまうので、場にとどまらせたいなら逐一回復しよう。
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旋風剣
こちらも1マナで使用できるBasicのスペル。「全てのミニオン」にはこちらのミニオンも含まれているため、体力1のミニオンがこちらにいる場合は使用を控えよう。
前述の「止めの一撃」や激怒(ダメージを受けている状態のみ発動する効果)を持ったユニオンと相性がいい。ウォリアーには激怒持ちの強力なミニオンが多いので、さまざまな場面で活躍できるだろう。
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シールドブロック
3マナで使用できるBasicのスペル。5の装甲を得ると同時にカードを1枚ドローできる。ウォリアーは速攻があまり得意ではないので、序盤のダメージを抑えられる装甲は非常に大きい。
クラス紹介:シャーマン編
スロール
除去力に特化したヒーロー。優秀なダメージスペルを豊富に持っているので、盤面除去には事欠かない。
また、フィニッシュカードとして「血の渇き」という超強力なバフ(強化)スペルを持っているので、シャーマンのトーテムを放置すると、思わぬところから一気にHPを削られてしまう。
ヒーローパワーは「トーテム招来」。ランダムな能力を持つトーテムを1体召喚できるというもの。
トーテムは4種類だが、すでに自分の場にいるトーテムは呼び出せない。挑発を持つトーテムもおり、相手からしたら場にミニオンが途絶えないのは非常にやっかいだろう。
デッキ強化はこのカードで:シャーマン編
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岩穿ちの武器
1マナで使えるスペルカード。攻撃力に+3のバフが可能。ミニオンにもヒーローにも使えるので、単純に「1マナで3ダメージor体力3までのミニオンの除去」と考えると、非常に強力。
疾風(1ターンで2回攻撃)を持つミニオンに使えば、実質6ダメージも打点が伸びる。
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火の舌のトーテム
2マナ0/3のスタッツを持つBasicのミニオン。隣接するミニオンの攻撃力を+2することができる。
攻撃力を持たないミニオンが、いきなり危険性を持ったミニオンに変化するので、非常に強力なカードとなっている。
ただし、隣り合ったミニオンの攻撃力しか上がらないので、何も考えずに配置すると、せっかくのバフ効果が片面にしか影響されないということも。このカードを使う時は召喚するミニオンの位置に注意しておこう。
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血の渇き
5マナで使えるスペルカード。非常にコストは重いが、それに見合うだけの強力な効果を持つ。
攻撃力0のミニオンを複数体放置していたら、いきなり攻撃力が+3され、12点ほど削られてしまったというのもよくある話である。
シャーマンを相手にする際は、いつも以上にミニオン処理に気を使う必要がある。
クラス紹介:ドルイド編
マルフュリオン・ストームレイジ
マナ加速による展開力が特徴のヒーロー。そのターンに使用できるマナを増やすことで、序盤~中盤から大型のミニオンを出し、盤面を支配することが可能。
また、ドルイドのミニオンが持つ「選択」という能力により、その場に合わせた戦い方も可能。
ヒーローパワーは「獣化」。自身に攻撃力1と装甲1を与えるというもので、装甲は蓄積も可能。ドルイドは基本的にマナ加速による大型ミニオンの召喚を優先するので、他のヒーローに比べてそこまで使い道があるわけではない。
デッキ強化はこのカードで:ドルイド編
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練気
0マナで使用できるBasicスペル。発動したターンのみ追加で2マナを得られるので、序盤~中盤からいきなり大型のミニオンを出して、場の支配権を得ることができる。
ドルイドのどんなタイプにでも使える非常に強力なスペルである。
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野生の繁茂
2コストで使用できるBasicのスペル。相手より使えるコストが1増えるため、上記の「練気」と組み合わせることで、早い段階から大型ミニオンを召喚して、相手を圧倒することが可能。
ドルイドデッキなら採用していないほうがおかしいというほど優秀なカードである。
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野蛮の咆哮
3コストで使用できるBasicのスペル。味方のキャラクターというのは、ヒーローも含まれる。
ドルイドの代表的なエンドカードである「自然の援軍」と組み合わせることで、大ダメージを叩き出すコンボは、あまりにも有名。
以上が「ハンター」、「ウォリアー」、「シャーマン」、「ドルイド」の解説となる。
次回は、残りの4クラス「パラディン」、「ローグ」、「プリースト」、「ウォーロック」について解説していこう。
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