頂上決戦を制し『#コンパス』2018年最強チームの座を手にしたのはあのチーム!
9月22日(土)に幕張メッセで開催された「TGS2018」の『#コンパス』ステージでは、2018年の最強チームを決める「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」が開催された。
常に『#コンパス』ファンで埋まり、大いに盛り上がっていた「#コンパスブース」だったが、大会の時間になるとその盛り上がりは最高潮に!
そんな大盛況をみせた「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」の対戦ルールと参加チームを紹介する。
本大会のルールは、「Lobi #コンパス ばとる祭」でも採用されていた、「BAN」制度を導入したルールとなっている。
「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」対戦ルール
- 2勝先取で勝利
- 試合間のヒーロー/デッキ変更は勝敗にかかわらず可能
- 試合間のヒーロー/デッキ変更/作戦タイムは2分
- カードレベル:50固定
- チーム内で同じカード:使用禁止
- チーム内で同じロールのヒーロー:使用禁止
- コラボヒーロー&カード:使用可能
- メダル効果:無効
- 使用ヒーロー:非表示
- 対戦ステージ:試合ごとにその場で抽選
- 敗北チームは、ステージ抽選後に相手チームのヒーローを1体使用禁止(BAN)にできる
特定のヒーローを極めたプレイヤーも存在する『#コンパス』において、「BAN」制度はルールの中でも、特に重要なポイントとなった。
続いて、参加チームの紹介だ。
「ファミ通コンパス杯2nd」優勝 「tea break」チーム
- てやぁーる
- しーふ
- くらみつは
初代「#コンパス神」という肩書きに加え、「ファミ通コンパス杯」を2連覇という圧倒的な強さと知名度を誇る「tea break」。
本大会の「BAN」制度が、リリカ使いのイメージが強いくらみつは選手に大きく影響すると予想されるが、どう対応するのか注目だ。
「JCG×#コンパス SATURDAY BATTLE LEAGUE」優勝 「荒野の盗賊達」チーム
- kazu
- じょか
- だいとも
大会常連の強豪チームであり、知名度も高い「荒野の盗賊達」。
じょか選手とだいとも選手は、大会でさまざまなヒーローを使ってきた選手のため、本大会の「BAN」制度にバトルを左右されにくいチームといえる。
「Lobi #コンパス ばとる祭」優勝 「#はねまるくんかわいい」チーム
- リート
- はねまる
- しぐかす
大会で優勝実績のあるメンバーも存在し、大会常連のチームに引けを取らない実力を持つ「#はねまるくんかわいい」。
「Lobi #コンパス ばとる祭」では、リート選手がまさに神プレイと言っても過言ではないプレイを魅せるなど、これまでにも『#コンパス』の大会を盛り上げてくれたチームだ。
「ファミ通コンパス杯S(ショート)」優勝 「Unknown Rebel」チーム
- いかちゃん
- 会長希少種
- 花園ゆりね
最短で本大会の出場権を獲得した「Unknown Rebel」。
「ファミ通コンパス杯S(ショート)」以外の大会でも優勝経験のあるメンバーが在籍しており、大会ではあまり見かけないヒーロー「レム」の使い手である、いかちゃん選手を筆頭に活躍が期待された。
以上の4チームによる熱い戦いが「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」で繰り広げられた。
バトルの命運をわけるトーナメント表が公開!
バトルが開始される前に、本大会のトーナメント表が公開された。
準決勝 第1試合「荒野の盗賊達」VS「Unknown Rebel」
はじめに「荒野の盗賊達」チームが登場!
ステージに上がる前には、事前に撮影されたチーム紹介PVが流れ、会場は困惑しつつも盛り上がった。
続いて、「Unknown Rebel」チームが登場!
こちらもチーム紹介PVが流れ、会場からは拍手が起こった。
1戦目 勝者「UnknownRebel」
本大会のはじめのステージには、「光と闇のライブステージ」が選ばれた。
序盤の動きでその後のバトル展開が決まりやすい本ステージでは、初手でキルを生んだ「Unknown Rebel」が優勢をキープし、勝利を収めた。
2戦目 勝者「荒野の盗賊達」
2戦目では「けっこいスターパーク」がステージに選ばれ、1戦目で敗北した「荒野の盗賊達」は「Voidoll(ボイドール)」をBAN指定!
決勝進出へ王手をかけた「Unknown Rebel」だったが、慣れない「BAN」制度のせいかカード被りが発生。
ルール違反となり、「荒野の盗賊達」が勝利となった。
3戦目 勝者「荒野の盗賊達」
公式大会限定仕様の「大会用でらクランクストリート」が選ばれ、2試合目で敗北した「Unknown Rebel」は「アダム=ユーリエフ(以下、アダム)」をBAN指定に。
最初から最後まで安定したプレイングで「荒野の盗賊達」がポータルキーを守りきり、決勝進出を決めた。
準決勝 第2試合「#はねまるくんかわいい」VS「tea break」
まずは「#はねまるくんかわいい」チームが登場!
やはりというべきか、ここでもチーム紹介PVがスクリーン上に映し出され、会場からは「かわいい」という声も飛び交った。
続いて、「tea break」が登場!
1戦目 勝者「tea break」
1戦目は「立体交差のある風景」が対戦ステージに。
「#はねまるくんかわいい」チームは、全員でHSを貯めて逆転を狙うが、「tea break」が逆転を許さず、そのまま勝利。
2戦目 勝者「#はねまるくんかわいい」
2戦目のステージは「妖華帝都ケルパーズの散歩道」が選ばれた。
1戦目で大活躍を見せた「リリカ」がBAN対象になったことにより、くらみつは選手は「ディズィー」を選択する。
そして、勝負を決めたのはA,Eポータルのある2点側で、しーふ選手と「Voidoll(ボイドール)」対決を制したしぐかす選手。
ディズィーのHSに合わせ、しーふ選手をスタン状態にし、その後のアダムのHSも回避するという神プレイを魅せ、会場内からは歓声が沸き起こる。
そのままA,Eをしぐかす選手が守りきり、「#はねまるくんかわいい」が勝利した。
3戦目 勝者「tea break」
3戦目は「けっこいスターパーク」が選ばれた。
「tea break」は、先ほどの試合で辛酸をなめさせられた「Voidoll(ボイドール)」をBAN指定に。
「#はねまるくんかわいい」が見事な連携プレイでCポータルを確保するも、その後「tea break」に盤面を崩されて奪われる。
そのままバトルが終わり、「tea break」の決勝進出が決定した。
ついに2018年の最強チームが決定!決勝戦を徹底解説
これまでカンタンに試合結果を紹介してきたが、ここからは、「荒野の盗賊達」チームの、だいとも選手目線のリプレイをもとにバトルを解説していく。
決勝戦「荒野の盗賊達」VS「tea break」
まずは準決勝で「Unknown Rebel」を破った「荒野の盗賊達」が登場!
続いて「#はねまるくんかわいい」を倒し勝ち上がった「tea break」が登場!
決勝戦 1戦目
緊張の1戦目、選ばれたステージは「東西たかさん広場」!
ここからは各選手のデッキを紹介していく。
「荒野の盗賊達」編成
kazu選手:「Voidoll(以下、ボイド)」
- ジャック・オー
- 機航師弾 フルーク・ツォイク(以下、フルーク)
- -蒼王宮-氷冠女王イデア=N=ユランブルク(以下、イデア)
- 魂を司る聖天使 ガブリエル(以下、ガブリエル)
だいとも選手:「アダム=ユーリエフ(以下、アダム)」
- 【ライディーン】シン
- 反導砲 カノーネ・ファイエル(以下、カノーネ)
- 帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー(以下、イェーガー)
- ギアメーカー
じょか選手:「イスタカ」
- 【空駆ける歌姫】初音 ミク(以下、空駆け)
- 【イカれた約束】ザック&レイ
- ミナ&ルナ&レナのバーゲンセール戦争(以下、バーゲンセール)
- 【リゼロ】ゼロから始まる異世界生活
「荒野の盗賊達」は狭いステージを活かして、空駆けで序盤から圧倒していく戦法を選んだようだ。
ポータルキー制圧の妨害も可能なイデアは、「tea break」が空駆けをチョイスしても打ち消すこともできるので、同じカード構成への対策は万全だ。
「tea break」編成
てやぁーる選手:「マルコス’55(以下、マルコス)」
- -蒼王宮-氷冠女王イデア=N=ユランブルク
- ジャック・オー
- 【イカれた約束】ザック&レイ
- 魂を司る聖天使 ガブリエル
しーふ選手:「Voidoll(ボイドール)」
- 機航師弾 フルーク・ツォイク
- 反導砲 カノーネ・ファイエル
- 【リゼロ】ゼロから始まる異世界生活
- どこにでもいけるドア(以下、ドア)
くらみつは選手:「リリカ」
- 【空駆ける歌姫】初音 ミク
- 楽団姫 ディーバ(以下、ディーバ)
- 全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK(以下、全天)
- ギアメーカー
「tea break」もステージの特性を活かし、空駆けとイデアを採用した形となった。
両チームがお互いにイデアで空駆けの効果を打ち消し合うことになるが、使うタイミングによっては少しの間恩恵を得られる。
最初に流れをつかんだチームが、より動きやすいバトルになることが予想される。
序盤【開始から1分】
バトルスタートと同時に、じょか選手が空駆けを使い、味方全体の移動速度を上昇させる。
だが、てやぁーる選手のイデアにより、移動速度の強化を打ち消され、同時にノックバックしてしまう。
Bポータルの奪還を確認しただいとも選手は、そのままDポータルをダメカを張って制圧する。
敵はマルコスとリリカの組み合わせなので、カノーネが採用されている可能性はかなり低い。しっかりとダメカを張って取れば、少なくともすぐに倒されてしまうことはなさそうだ。
ここでじょか選手の援護が入ることにより、ダメカが無く敵の攻撃カードに対応できないだいとも選手が、安全を確保することができたようだ。
※マジスク:「ドリーム☆マジカルスクエア」のこと。ダメカを張っていない状態でヒットすると、全行動速度が4秒間ダウンする。
Dポータルの防衛をじょか選手に任せていたが、てやぁーる選手の制圧を止めることができず、Dポータルをてやぁーる選手が制圧する。
このまま4-1の盤面になってしまうかと思われたが、さすがは「コンパス神」のしーふ選手。Cポータルは「荒野の盗賊達」に制圧されてしまったものの、Dポータルを守ることには成功している。
まだバトルが開始して1分しか経っていないが、すでに数々の攻防が繰り広げられている。
中・終盤【残り2分からタイムアップまで】
1分間ほどにらみ合いが続いたあと、だいとも選手のデスを切り口に、くらみつは選手がHS「チアアップ」を発動!
「チアアップ」直前にカノーネでダメカを破壊されていたじょか選手は、一瞬で倒される。
続けて、フルークを外したkazu選手がくらみつは選手の攻撃によってデス。
だが、ダメージカット率が50%のイェーガーでは、チアアップ中の攻撃を長く耐えることはむずかしい。
しかし、ここでだいとも選手は、回復カードをライフが無くなるギリギリに使用し、より長く耐久することに成功している。
さすがとも言える防衛を見せただいとも選手は、その後デスしてしまうが、援護に間に合ったじょか選手とkazu選手によりポータルキーは防衛された。
そのまま時間が過ぎバトル終了。
一度は危うくなってしまったものの、見事な防衛を成し遂げた「荒野の盗賊達」が勝利し、優勝への王手をかけた。
決勝戦 2戦目
ここで勝負が決まるかもしれない2戦目で選ばれたステージは、「ちゅら島リゾート」!
1戦目で敗北してしまった「tea break」は、「Voidoll(ボイドール)」をBAN指定!kazu選手のボイドを封じる。
「荒野の盗賊達」編成
kazu選手:「ニコラ テスラ(以下、テスラ)」
- ジャック・オー
- 魂を司る聖天使 ガブリエル(以下、ガブリエル)
- 奏愛の三女 エレオノーラ(以下、エレオノーラ)
- 忘愛の長女 アレクサンドラ(以下、アレク)
だいとも選手:「アダム=ユーリエフ(以下、アダム)」
- 【ライディーン】シン
- 反導砲 カノーネ・ファイエル
- 帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー
- ギアメーカー
じょか選手:「ディズィー」
- 【リゼロ】間断なき結束
- 【イカれた約束】ザック&レイ
- ミナ&ルナ&レナのバーゲンセール戦争(以下、バーゲンセール)
- 【リゼロ】ゼロから始まる異世界生活
ボイドをBANされてしまったkazu選手は、ステージと相性が良いとされるテスラを選択。
ディズィーのHSを軸に、テスラとアダムのHSで逆転を狙う編成だ。
最初にポータルキーの数で負けていても、後半で巻き返せる力を秘めているため、逆転できるポテンシャルを持っている。
「tea break」編成
てやぁーる選手:「ニコラ テスラ(以下、テスラ)」
- どこにでもいけるドア
- ジャック・オー
- 奏愛の三女 エレオノーラ
- 魂を司る聖天使 ガブリエル
しーふ選手:「レム」
- オールレンジアタック(以下、レンジ)
- 【リゼロ】間断なき結束
- 帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー
- 【リゼロ】ゼロから始まる異世界生活
くらみつは選手:「ディズィー」
- 革命の旗
- 楽団姫 ディーバ
- 全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK
- ギアメーカー
ここで「tea break」もテスラを採用!お互いにステージの強みを活かした編成となっている。
しーふ選手がレムを起用、さらにくらみつは選手のディズィーには「革命の旗」が入っている。
大会ではあまり見かけることのできないヒーローとカードだが、どんな動きを見せてくれるのだろうか。
お互いに後半に強い構成ということもあり、最後まで目が離せないバトルとなりそうだ。
序・中盤(開始から残り40秒まで)
てやぁーる選手がBポータルへドアで移動し、ポータルキーを確保する。
ダメカを1枚しか持たず、防衛し続けることがむずかしいと判断したてやぁーる選手は、すぐにCポータルキーへ移動し、制圧する。
これは定かではないが、初めから耐える前提のドアではなく、Cポータルを確実に制圧するためのドア使用だったのではないかと筆者は予想している。
しばらく盤面は硬直していたが、てやぁーる選手がアレクを踏みスタン状態に!だいとも選手がキルを狙いに接近する。
しかし、カンタンにはやられない「tea break」。
しーふ選手の周囲攻撃によってだいとも選手の攻撃は阻止され、さらにkazu選手が倒されてしまう。
これでステージ上には、てやぁーる選手とくらみつは選手、そしてじょか選手が残された。
激しい攻防によって、たった20秒の間に5つのキルが発生している。
リアルタイムで見ていた人は、一瞬の出来事についていけなかった方も多いのではないだろうか。
その後1分間ぐらいの硬直状態が続き、どちらが先にHSを使って仕掛けるかの高度な読み合いが行われていた。
怒涛のHS連発!ラスト40秒で繰り広げられた激しい読み合い
残り37秒、ここでじょか選手がディズィーのHS「感情的なガンマレイ」を発動。
その瞬間、くらみつは選手は「革命の旗」を使用し、kazu選手のHSゲージを吸収!
さらに、しーふ選手のHSがスタン効果のかかる1秒前にたまってしまう!
これを見ただいとも選手は、てやぁーる選手の最後に回り、レムと一直線上に並ぶようにアダムのHS(アイシクルコフィン)を放つ!
このチャンスを逃さまいと、kazu選手は敵陣ポータルキーの制圧へ、じょか選手は生き残ったくらみつは選手の対処に動く。
「革命の旗」で見事に生き延びたくらみつは選手が妨害に入るが、じょか選手の周囲攻撃と通常攻撃により倒される。
kazu選手の狙っていたポータルは、てやぁーる選手のドアによって制圧阻止されるも、Cポータルは見事じょか選手とだいとも選手で制圧!
「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」を制したのは「荒野の盗賊達」チーム!
いくつもの大会を勝ち抜いてきた強豪チームがひしめく「大炎上 #コンパス グランドスラム TGS2018」は、大会常連であり、優勝候補でもあった「荒野の盗賊達」の優勝で幕を下ろした。
本記事では決勝戦にスポットを当てて解説してきたが、ほかのチームのどの試合も熱く、激しいバトルが繰り広げられていた。
次回の大会はいつになるかは不明だが、機会があればぜひ、直接大会を目で見て、大会の凄さを感じてほしい。
「東京ゲームショウ2018」開催概要
- 日程
ビジネスデイ:9月20日(木)、21日(金)10:00~17:00
一般公開日:9月22日(土)、9月23日(日)10:00~17:00 - 会場:幕張メッセ
- 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 共催:日経BP社
- 特別協力:ドワンゴ
- 入場料:当日券1,200円(税込)、前売券:1,000円(税込)、小学生以下は無料
(一般公開日)
※ビジネスデイは、ビジネス関係者およびプレス関係者のみの入場となります。
※一般公開日は、状況により、9:30に開場する場合があります。
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