クリーチャーを引き連れてアドベンチャー! 目的はコースごとに変化する
『レイマン アドベンチャー』はスマホゲーム版『レイマン』としてはシリーズ3作目となっているが、ゲームシステム的には新しい要素が多く、アクション面にも方向転換が可能になるなど、登場するキャラクターとオートランシステムを引き継いだ以外は完全新作となっている。
ワールドマップ上で「たまご」をタップすると、エリアマップに移動する。そこで各コースのいずれかのアイコンをタップすればアドベンチャーがスタート。おじさんが待ち受けるゴールにたどり着けば、そのコースは終了となるが、獲得できるスコアの内容はコースの種類によって変わる。
各コースの内容はエリアマップ上のアイコンで識別できるようになっており、赤いアイコンの通常コースは倒した敵の数、青いアイコンの「かくれんぼコース」は見つけた「ティーンシー」(キャラクター1人)の数、緑のアイコンの「ラムコース」は集めた「ラム」(こちらもキャラクター)の数がスコアに関わってくる。また、紫のアイコンの「タイムアタックコース」はゴールまでに掛かったタイムがコースクリア時の評価になる。
主人公の「レイマン」は常に一方向に走り続け、プレイヤーはタップでジャンプ、横方向へのスワイプで攻撃&方向転換、下方向へのスワイプで下方向への攻撃を行うことができる。リングをつかんだり、壁ジャンプをしたりという特殊なアクションは状況に応じて対応してくれるので、シンプルな操作でもかなり複雑なアクションが可能になっている。
ただし、先のコースになればなるほど精密な操作が必要になってくるので、満員電車などの状況におけるプレイは難しい。落ち着ける状況でハイスコアを狙おう。
難しいコースは自分で難易度調整。 収集要素だけじゃないクリーチャー
聖なる木を救うため、レイマンが「たまご」を探すアドベンチャーに出るというのが本作のストーリー。「たまご」を孵化させるとクリーチャーが生まれ、その力で聖なる木が成長する。
孵化したクリーチャーは聖なる木の成長を促すだけでなく、レイマンのアドベンチャーを手助けしてくれる存在だ。手伝ってくれる方法は、各コースの色に対応。青いクリーチャーがラム回収を手伝う「インヘラー」タイプ、緑のクリーチャーがティーンシー探しを手伝う「シーカー」タイプ、赤いクリーチャーがミスを帳消しにしてくれる「プロテクター」タイプだ。
聖なる木を育ててアイテムをゲットしよう
最初にプレイする2つのコースはチュートリアルになっており、ひととおりの操作を教えてくれる。その後も、3タイプのクリーチャーを初めて使う際にそれらの性能を教えてくれるシーンは入るが、プレイの邪魔にならない程度の演出にとどまっている。
たまごを孵化させてクリーチャーを集めていくと、聖なる木が少しずつ成長する。そして一定の高さまで育つと、そのご褒美としてプレゼントボックスがもらえることがある。また「リーダーボード」で世界中のプレイヤーたちの聖なる木の状況をチェックすることも可能だ。
奇抜なアイデア満載の良質アクション
滑らかなアクションで困難を乗り越えていく主人公のレイマン。各コースに用意されたギミックは非常に多彩で、2つとして似たコースは存在しない。そのため、新しい演出や仕掛けを見たくてどんどん先に進めたくなる。レイマン単独で遊ぶ分にはミスが許されない即死ゲームだが、プロテクタータイプのクリーチャーを連れていけば、ライフ制のゲームのように遊ぶこともできる。このおかげで、ユーザーの腕前に合わせた遊び方ができるのはうれしいポイントだ。
クリーチャーのコレクション要素や聖なる木の育成要素など、やり込みのボリュームも申し分なく、無料でここまで遊べていいのかと不安になってしまうほど。現時点ではゲームサーバーがやや不安定なようで、オンラインに接続中のまま先に進めなくなる症状が見られたことについては改善を望みたい。とはいえ、やさしいタッチのグラフィックが見ていて癒される、誰でも楽しめる安心の出来栄えだ。
- 使用した端末機種: iPhone 6 Plus
- OSのバージョン: iOS 9.1
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.3.0
- 課金総額: 0円
(C) 2015 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Rayman, the character of Rayman, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.