Guardian Soul: Legion【ゲームレビュー】

『Guardian Soul: Legion』は、キャラクターの配置や攻撃する目標などが任意に選択できる、自由度の高いバトルを楽しめるRPGだ。プレイヤー自身がパーティーの一員として味方をサポートする、参加型バトルが特徴となっている。

プレイヤーもいっしょに戦える戦略バトルRPG

本作は、凶暴な異界の四君主が征服しようとしているメルデリン大陸を舞台にしたファンタジーRPG。伝説の魔法使い・エリスが大陸を救うため、ガーディアンとともに戦うという世界観が描かれる。

プレイヤーはガーディアンの1人となり、エリスやほかのガーディアンとともに、異界のモンスターたちとバトルを繰り広げていく。

最初に対峙する四君主の1人「スカルレックス」は、巨大なドラゴン。王道ファンタジーチックなストーリーがコミック形式で楽しめる

スタミナ消費でステージ進めていくスタンダードなタイプのRPGで、豊富な育成システムやバトルコンテンツが搭載されており、昨今のスマホRPGのフォーマットに沿って作られている印象だ。

その反面、自由度の高いバトルシステムが独特で、ほかのスマホRPGをプレイしている人でも新鮮な感覚で楽しめるだろう。

プレイヤー参加型バトルは戦略が多彩

本作のバトルは、最大5人のガーディアンに加え、プレイヤー自身が介入できるシステム。ターン制ではなく、リアルタイムに進行する形式になっている。

ガーディアンは基本的に自動で攻撃してくれるが、スワイプで任意の場所に移動させたり、攻撃のターゲットを変更したりすることが可能だ。

また各ガーディアン固有のスキルは、画面右下のアイコンをタップすれば発動できる。

味方のガーディアンにタッチすると、黄色いカーソルが表示されて移動先を指定できる。敵の後ろに回って挟み込んだり、敵から離れて体力を温存するなど、幅広い戦略で戦おう

画面左下にあるゲージとアイコンは、6人目のガーディアンとなるプレイヤーの行動コマンド。ゲージを消費して、攻撃・回復・必殺技の3つの行動を行うことができる。

攻撃は敵キャラクターを、回復は味方ガーディアンを直接タップ。必殺技は専用のアイコンをタップして使用する。攻撃・回復アイコンに表示されている数字は、残りのゲージで使用できる回数だ

必殺技は3種類の中から選択するが、バトルごとに変更することが可能。どれもゲージを100も消費するため、1バトルで1回しか使用できない

必殺技は、どれも状況を一変させるほどの効果を発揮する。ボス戦など、ここぞという場面で発動しよう

バトル中に敵の援軍が乱入してくることもあるので、スキルや必殺技の使いどころが重要になってくるだろう。

四君主とのバトルは大迫力!

メインストーリーの各章の最後では、メルデリン大陸に侵攻する四君主とのバトルが待ち構えている。

四君主は、ほかの敵よりはるかに巨大で、ダイナミックなバトルシーンを体感することができるだろう。

四君主は巨大な体から想像できるとおり、広い範囲の攻撃を繰り出してくる。移動を駆使して、回避しながら戦わなければ勝利は難しい

育成の道のりは果てしない

ガーディアンの育成要素は幅広く、やり込み要素としての役割も担っている。

基本はスマホRPGではおなじみの、星の数だけ強くなる仕組みなのだが、そのほかに「昇級」「洗練」といった育成要素や、スキルごとの強化といった要素が用意されており、それらによってどんどん強くなっていく。

指定された6種のアイテムを装着させると、昇級が可能になり、ステータスが全体的に強化されていく。これも最近のスマホRPGでは定番のシステムだ

洗練では、「洗練石」というアイテムを使って強化をしていく。少しずつしか強くならないが、限界まで行うと見違える強さに!

もちろん、レベル上げや進化といった王道の育成システムも搭載。すべてを最大まで強化するとなると、果てしない道のりといえるだろう。

また、バトルに参加するプレイヤー自身についても強化をすることが可能だ。

プレイヤーレベルが上がるたびに獲得できるスキルポイントを、攻撃・回復・必殺技に自由に割り振って好みの性能に育てられる。

スキルポイントの割り振りは、後からリセットできるので、まずはいろいろ試してみるのがいいだろう

少しずつ開放されるコンテンツでバトルを楽しめる

本作は、メインのストーリーモードのほかに、「次元の扉」という特別なダンジョンが集まったモードを搭載。

PvPコンテンツや、曜日別のダンジョンなど、さまざまなバトルコンテンツが用意されているが、プレイヤーレベルによる制限が設けられている。

今回のプレイ時間では、「次元のダンジョン」と「ランキング対戦」が開放できたが、ほかにも6種類のコンテンツがあるようなので、本作のすべてと遊び尽くすにはそれなりのプレイ時間が必要となる。

すべてを開放するには、プレイヤーレベルを30まで上げる必要がある。最初はストーリーを進めることしかできないので、人によってはその時点で飽きてしまうかもしれない

次元のダンジョンは、非常に高いHPのボスを倒すことで報酬が得られるモード。

1体のボスを倒すのに2~3時間ほど費やすが、手持ちのガーディアンをセットしておけば、ほかのモードを遊んでいる間もバトルが進行するという放置系コンテンツだ。

報酬は、ゲーム内通貨のゴールドや強化アイテムなど。ここで使用するガーディアンは、ほかのコンテンツで使用できないということはないので、安心して戦わせよう

ランキング対戦は、ほかのプレイヤーのパーティーとのバトルでランキングを競うPvPコンテンツ。すでに多数のプレイヤーがしのぎを削っている。

ランキングの最高記録を更新すれば、それに準じて課金通貨のダイヤを獲得できる。序盤はこれを利用すれば、大量のダイヤを集められそうだ

次元のダンジョンは少し毛色が異なるが、大部分のコンテンツで本作ならではのバトルシステムを楽しめるはず。

数時間遊んだ感想としては、コンテンツの開放が大変という印象が強いが、バトルの面白さは保証できる。

オートで周回するだけのRPGに飽きた人におすすめしたい作品だ。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.2
  • 課金総額:0円

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