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■前回の続き
戦闘力25万というVVIP内での壁を超えたケンラウヘル。
ドヤ声で指揮を取ろうと息巻いていたらいつの間にかハードルが30万に変更されていてどん底の気分に陥るケンラウヘル。
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どうする、ケンラウヘル。
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■征服の地
昨今では同じところとサークル戦がカチ逢うことが多くなった。
大抵VVIPの場合はSTAGE5か青薔薇かどちらか二択のような状態だったが、今回は月夜の紅茶会という新しいサークルだ。
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どうやら相手はほぼこちらと同数。
同数なのであれば今回は特に戦略もへったくれもない。
VVIPの人数は大体50人ぐらい。
となれば戦力を2つに分けて、堂々と敵を待ち受けるのみというところだ。
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まぁ戦闘力が27万になったとはいえ、やはり征服の地。
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できることなら我が担当している戦場は空き戦場であることを願うばかり。
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我が担当するのは火戦場。
そして気付けば
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火戦場が戦火に包まれていた。
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■最近の征服の地の傾向
最近の征服の地は昔とはだいぶ変わった気がする。
まず初動。
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自軍の拠点にテレポートし、さっと取りたいところだが、
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敵影からの
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超高速で近づいてからの
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カット。
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これが初動で多くなってきた。
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どのチームも夢獏の運用が徹底されてきたように思える。
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夢獏の機動力はやはり驚異。
初動のカットに関しては他の追随を許さない。
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対して執行者はその場に留まり続けるのが得意だ。
カットにも有効だが、我は基本的に「相手に拠点を取らせない」という役割を担っている。
VVIPの必勝パターンとしては、先手で拠点を確保してから最小人数の執行者で守り抜くというもの。
だがそれも通用しなくなってきた。
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3ヶ月ぐらい前まではそこを人数で圧倒していたところもあるが、どのサークルも人を維持するというのは難しい、200人という箱はあれど、全部把握するのは100名ぐらいが限界であろう。
まぁその人数差という部分では他のサークルも同じだ。
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そろそろこの必勝パターンに頼るのではなく、色々と戦術を考え直すターンになってきたのであろう。
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まぁ考え直す前に
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戦闘力を上げろと言われたらそれまでなのだが。
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■敗北
しかも最近の夢獏は戦闘力が高い人たちが多い。
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これだけこちらの人数が多くともずっと居座り続けられてしまう。
昔は相手の方が敵が多くてもなんとか耐えていたパターンが多かったが、それは拠点をとってからの話。
こうなると倒さないと取れないというものだが、倒し切ることができない。
なんとか援軍を呼んだとしても、戦闘力の高い敵を1匹倒し、もう1匹を倒し切る前に敵がリスポンしてくるという負のループ。
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結果としては速攻で敵上拠点、自軍下拠点を確保されてしまう。
我の拠点は自軍上、相手の方が人数は上であったが、まんまと自軍上を少人数で効率よくカットし続けられ、その間に手厚く戦力を盛った場所を確保されてしまった。
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逆転を試みるも後の祭り。
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結果かき乱されて拠点を確保され続けて終わってしまった。
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最近では負けることも多くなってきたが、ここは一つ、新たな作戦を考えて次に挑まねばならぬ。
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ここにきてとうとう戦闘力以外では如何ともし難い状況になってきた。
ということで、
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本気で30万を目指さねばならないとそろそろクビになると確信したのであった。
以上。