【中の人に聞く攻略法】第10回: 信長の野望 201X

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『信長の野望』でおなじみの戦国武将たちとともに、現代に甦った幽魔を倒していくという奇想天外な設定と、パズル的要素をもったユニークなRPGが『信長の野望 201X(ニマルイチエックス)』だ。この独創的なゲームの魅力から遊びどころまで、プロデューサーの竹田智一さんとディレクターの木部高広さんに話を聞いた。

重機関銃をもった信長がハマりすぎてゲームになった!?

コーエーテクゲームス『信長の野望 201X』プロデューサーの竹田智一さん(左)と、同社の『信長の野望 201X』ディレクターの木部高広さん(右)

――「現代兵器をもった信長」のビジュアルがとてもインパクトがありますが、ゲームが誕生するまでのエピソードを教えてください。

竹田智一さん(以下、竹田):もともと、『信長の野望Online』(PC/PS4/PS3/dゲーム版)という戦国を舞台にしたMMORPGのゲームが以前からありまして、そこでだいぶ世界観が作られていました。この世界観を使ってスマホでゲームを作れないかということで、社内で公募をした際、「現代の重機関銃をもった信長」というのが一案としてまぎれこんでいました。

それはプランナーが作った、いわばコラ画像みたいなイラストだったのですが、「これは……!」ということで、おそるおそる「信長の野望」シリーズのゼネラル・プロデューサーであるシブサワ・コウに持っていきました。最初は「なんだ、これは」という反応でしたが、あまりの衝撃と、なぜが説得力のある違和感のなさに「これでいこう」と企画がスタートしたのがきっかけです。それが2014年の1月ごろです。

大型の銃をもって立つ信長。違和感がないだけでなく、そのカッコよさに惹かれてプレイを始める人も多い

――世界観としては、「現代兵器」がキーワードだったのですか?

竹田:そうですね。まず現代兵器というのがあり、それが出てくるから現代という舞台になりました。でも、最初は現在の仕様とは逆で、現代から戦国に行くという設定だったんです。そこから紆余曲折があり、最終的に戦国武将たちが現代に来る仕様になりました。

――これまでの「信長の野望」シリーズと融合させるのがとても大変そうですが……。

竹田:そこを違和感なくさせるのが、いちばん大変なところでした。特に、『信長の野望』というタイトルを冠するので、“らしさ”をきちんと表現しなきゃいけない。設定が突拍子もないので、リアリティをもたせるために、現代側では「まつり」、戦国側では「秀吉」と「ねね」というキャラクターを導入役として登場させました。

現代と戦国、2つの世界のキャラたちの掛け合いによって、世界をつなぐ工夫をしました。ここには最も注力しました。

――9個のマスで戦うという戦闘システムもユニークですね。

竹田:3×3のマスしかないので、この中でどれだけバリエーションを増やすかという点にかなり苦心しました。もっとマスを増やす案もあったのですが、どんどん複雑になってしまうので、あくまで3×3という限られた中で、無限に遊べるようにと。「シンプルなんだけど、頭を使う」という中で、難易度別に組み合わせ、バランスをとりました。一歩間違えると、クリアできないものになってしまうんです。

戦闘シーン。3×3のマスを動かし、攻撃を行う。敵からの大ダメージが来る「ダメージマス」、必殺技のスキルを使える「スキルマス」があり、いかにダメージマスを避けつつ、スキルマスを活用するかが勝利のカギを握る

序盤は駿河攻略を目指そう

――序盤の進め方について、おすすめはありますか?

竹田:エリア攻略をどんどん進めていくと、ドロップ報酬もいいものが出てくるようになります。ただ、レベルを上げないで行くと痛い目にあいますので、そこは育成とバランスよく進めてみてください。

――序盤の目標はどのぐらいを目指せばいいですか。

木部高広さん(以下、木部):尾張や三河はすぐ攻略できるので、第1目標は、その3つほど後にある駿河ですね。1~2週間ぐらいプレイすると、だいたい駿河に達します。ここまでプレイすると、ひととおりゲームの仕組みがわかってきて、いろいろなことに挑戦したくなってきます。

尾張、三河、遠江の次に現れる4つめのエリアが駿河。ストーリーでは、今川勢の武将が登場する

竹田:エリアごとに推奨レベルが表示されるので、自分のレベルと照らし合わせて挑戦してみてください。駿河までいくと、優秀な今川家の武将が手に入るガチャができます。尾張と今川で出てくる武将は、最後まで使えるキャラクターが多いんです。

――武将の編成はいかがでしょうか。鉄板の編成などあったら教えてください。

木部:最初は武芸者で生命力の高い武将がいると、前半はサクサク進みます。

竹田:武芸者は必ず盾としてほしいですね。それから、回復役の薬師は確定で、他に戦術家も入れてバランスよく構成するといいと思います。

木部:最初にもらえる秀吉とねねは、他の武将に比べてコストが低い割に優秀なので、中盤までレギュラーとしても活躍します。その後、☆3武将などが入手でき、コスト枠も増えていったら、徐々に別の武将に変えていくというのが一般的です。ガチャの引きによっても変わりますが。

ゲーム開始時に仲間になる秀吉とねね。秀吉は戦術家、ねねは薬師として、序盤のパーティーで活躍してくれる

――敵である幽魔の種族に合わせた編成は重要ですか?

竹田:最初のうちは難しいですが、武将がそろってくると種族別/対策別に、編成を入れ替えたりできるようになると思います。中盤以降になると、2種族に有効な特性をもった武将も出てきて、「ユーティリティープレイヤー」として重宝します。

――丸ごと編成を変えず、一部入れ替えというのもアリなんですね。

竹田:そのへんはやりようで、本当に特化して、「鬼が出たら絶対倒す」みたいな編成を作っている人もいます(笑)。また、ダンジョン別に設定した、とがった編成をそろえている人もいますね。

レベルが上がることに編成コストもアップし、より強いパーティーが作ることができるようになる

――武将は、レア度を優先した方がいいのか、多少攻撃力などが劣っても特化に優先した方がいいのか、どちらでしょう。

竹田:編成コストの上限があるので、あまりガチャの引きがよすぎてレア度の高いキャラクターばかりになると、編成できないという問題があります。

そこで、ゲーム内通貨の貴石を使って編成コストの上限を上げる拡張をし、レア度の高いキャラクターを入れる人もいます。一方で、ランクが低くても優秀なとがった武将に特性を重ねていくという方法もあります。

木部:ドロップでゲットできる☆3や☆2の武将は、けっこう使いどころがあるんです。

このゲームはアタッカーだけでは強いパーティーは作れないので、バフ/デバフという効果が重要なんです。デメリットが多少あっても、強力なバフを持っている☆3の武将は人気があります。

デメリットをいかに消して、とがったメリットを使うかという点を工夫して編成される方もいますね。ちょっとスネに傷があるやつのほうが特徴は出るというか。

――そういった使いこなし方、遊び方をプレイヤーがすることは予想されていましたか?

竹田:我々が予想してなかったような使い方をされることは、けっこうありますね。「これ、クリアできるのかな?」というほどの難易度で出しても、次の日にはツイッターでクリア報告されたりして(笑)。「え、そんな手があったの?」っていうことは多々あります。

我々としても、「ランクに関わらず思い入れのある武将を育てて活用する」余地は残しているので、そこは狙いどおりではあります。組み合わせは無限に出てくるので、「あー、その組み合わせがあったのか」「え? その武将使うの?」という発見はよくありますね。

――序盤~中盤で集めやすく、使いやすい武将がいれば教えてください。

竹田 ☆2なら越前でドロップする「真柄直隆(まがらなおたか)」ですね。無属性攻撃のスキルがあるので、何も効かない敵に非常に有効です。ゲーム中で、この無属性攻撃をもっている武将は数名しかいないので、とても貴重なんです。

木部:☆3では、美濃で出てくる武芸者の「可児才蔵(かにさいぞう)」です。自分もダメージを受ける「首斬笹」というスキルを持っているんですが、攻撃力がめちゃくちゃ強い。「屍特効・参」の特性も持っているので、屍相手にはかなり有効で、私もかなり重宝していました。

竹田:☆3で特攻がついているキャラクターは、けっこう使いますよ。「鬼特効・参」をもつ「籾井教業(もみいのりなり)」とか。これは無料の支援ポイントで回せるガチャで入手できます。

あとは、今川家の「岡部元信」。前列にダメージ75%アップや毒耐性の付与をする「忠功奮励」というスキルをもっています。

特性は他のキャラクターに移せるので、優秀なキャラクターに移植してしまえばいいんですが、スキルは移せない。だから、使いたいスキルがあれば、そのキャラクターを育てるしかないんです。

木部:前半にドロップする武将は優秀なので、あとから前半のエリアに戻って取りに行くプレイヤーもいます。三河でドロップする「松平清康」は、貴重な「無骨者」という特性を持っているので、素材として取りに行く人が多いですね。

――各武将に持たせる装備は、武器、防具、現代兵器の中で、どれから優先すればよいですか。

竹田:武器と防具は、最終的には強化できるドロップ品でそろえていくといいと思います。ただ、序盤はなかなかドロップしないし、全員分そろえるのが大変なので、ある程度クレジットがたまってきたら、ショップで「対幽魔電極棒」と「ボディアーマー」を買って、装備が足りない武将に与えていくと、序盤の攻略はとても楽になります。

前線に出る壁役の武芸者だけボディアーマーを着せて、後衛はドロップ品でまかなう。攻撃を受けやすいキャラクターから強化していくのが効率はいいと思います。

全員にこの2つそろえるにはクレジットがかかるので、その分は現代兵器に割り振ったほうが総合力としては強いです。

拳銃タイプからロケットランチャーまでそろう現代兵器。職種によって、装備できる兵器が違うので注意

木部:現代兵器も、複数攻撃できるものを早めに手に入れておくと楽です。序盤は敵の数で負けてしまうこともあるので、複数攻撃できるスキルと現代兵器を組み合わせていく。

逆に上級者になると、今度は単体攻撃が重要になり、いかに一発で大ダメージを出せるかが重要です。前半と後半では強化していくポイントや順番が変わっていくのですが、プレイしていく内に慣れていくと思います。

――出陣式は必ず行ったほうがよいでしょうか。シナリオをこなすだけでしたら、なしで進めても大丈夫ですか。

竹田:出陣式のアイテムは、ゲームを進める上でかなり重要です。すごく難しいダンジョンの攻略では、「出陣式ではどのアイテムを使ったか?」という点が注目されます。

たとえば、「江戸前にぎり寿司」というアイテムは、「起死回生」という一発で死ぬ攻撃がきても1%体力が残るという特性がつきます。自分の編成との相性もあるので、よく考えて使ってみてください。

戦闘前にアイテムを使って行う出陣式。アイテムによって、攻撃力や生命力アップなど、戦闘が有利になるさまざまな効果をつけることができる

戦闘はまず画面を見て動かし方を考える

――武将の動かし方ですが、ダメージマスを回避したくてうまく動かせなかったり、あせるとタイムオーバーになってしまったりするのですが、コツはありますか?

竹田:動かす前に考えることができるゲームなので、まず操作する前に頭の中で考えるんです。でも、いざ動かすとミスって「あちゃー!」ということもよくありますけど(笑)。そのジレンマもけっこう楽しかったりします。

とにかく「動かしたいところに、周りを動かさずに動かせる」ことがいちばん大事。「このケースはこう」という操作パターンがいくつかあり、それを組み合わせていくんです。

――それは慣れですかね。

竹田:そうですね。最初に必ず頭の中で組み立てる。あとは段々学んでいく。武将たちを操作できる時間の長さは、ダンジョンによって違います。最初のうちは長いのですが、めちゃくちゃ短いダンジョンもあります。

難易度によって長さが違うわけではなく、いろいろなバリエーションがあるんです。短いダンジョンでは、「御守り」という制限時間が伸びるアイテムを使ったりと、アイテムを駆使してダンジョンの難易度を下げていくという工夫ができます。

――陣形コンボは狙った方がいいですか?

木部:スキルマスは1度の戦闘に最大4個出てきますので、ほしいマス2個をキープして、それ以外のいらないスキルマスが出たら消す。それで出てくるまで繰り返すことです。陣形をそろえるのは、ボス戦に間に合えばいいと思います。

竹田:序盤は難しいと思いますが、上級者になると狙って出せるようになります。特にボス戦では、スキルや特性と重ねることによって陣形効果を高め、ワンターンキルを狙う人もいます。

スキルマスを縦、横、斜めのいずれか1列をそろえると、陣形コンボが発動。敵を麻痺させる効果などもあり、ボス戦で多大な効果を発揮する

竹田:最初はスキルマスを目指すだけでもいいと思います。敵を早く倒さないとダメージを食らうので、攻撃優先で。

素早い武将がいたら、あえてダメージマスがあっても踏むことも1つの方法です。もちろん、ダメージマスは踏まない方がいいんですが。だんだんと、「このダメージなら耐えられるな」とかいうことがわかってくるので、そういう戦術をとるのもありです。

――貴石の使い道は何がよいでしょうか? スカウトガチャとプレミアムサービスの利用、どちらがお得でしょう。

竹田:プレミアムサービスは、毎日プレイすればするほどお得なので、上級プレイヤーはほぼ入っているほどです。クレジットや経験値の効率も格段に上がるので、人気があります。

スカウトガチャは引きによるので、一貫千金に賭けたい人向きですね。

お得な緊急クエストは遭遇したら即参加を!

――序盤~中盤で知っておくと得する、プレイしやすくなるような小技、裏技などありましたら教えてもらえますか?

竹田:緊急クエストは、できるだけやっておくといいと思います。武将は育てていくと、あっという間に上限がきます。「突破師範」を使うと、レベル上限を1ずつ上げられるのですが、緊急クエストで突破師範がけっこう入手できます。

序盤のうちは1回参加しただけでも終わったあとに報酬がもらえるので、この参加賞をもらうだけでもいいと思います。

突然起きる緊急クエスト。通常は1時間限定なので、発生したら一度は挑戦しておこう

木部:戦闘時に武芸者なら中列か後列、戦術家なら後列に移動すると、力をためることができます。自分の編成が、敵の戦力より大きく上回っている場合は、攻撃を見送るという戦術も有効です。

特に、ボス戦前は、オーバーキルになってしまいそうなら、あえて後ろに下げて、力をためつつ現代兵器の装填カウンターも上げて、ボス戦に備えておくといいですね。力をためた次の攻撃は、敵に2倍以上の大ダメージを与えることができます。

竹田:戦闘では、自分のスペックだけでなく、敵のスペックも見られるので、素早さを見て、攻撃の順番を考えて戦うというのも重要です。

――スポンサーの選び方は、おすすめがありますか?

木部:序盤ですと、訓練時に武将の経験値がアップする企業などがいいですね。中盤以降になると、ドロップアイテムの確率が増える「暗視ゴーグル」をくれる企業が人気です。

――スポンサーに「コーエーテクモ」がありますが、やはり選んでおくべきでしょうか。

竹田:最初でしたらありですが、すぐにもっとクレジットをもらえるスポンサーが現れちゃいます(笑)。なので、上位互換のスポンサーが現れたら切り替えていくのが定石です。

2社と契約できるので、1つはクレジットがもらえる企業、もう一方は目当てのアイテムを提供してくれる企業がおすすめです。

ゲーム内スポンサーを大募集中!

――今後のアップデート、新要素の追加予定について教えてください。

木部:3月に大型のアップデートを行います。新しい地域の追加にともなって、新たなストーリーと戦国武将が登場します。

加えて、新イベントとして「迎撃戦」の追加を予定しています。まだ詳細はお伝えできないのですが、けっこう大規模な作戦が発動されます。

――「迎撃戦」という名前から、いろいろと妄想してみます(笑)。

木部 あとは、3月30日に「信長の野望の日」というのがありまして、そこに向けて何かしらやる予定はあります。

――なるほど、楽しみにしていますね。最後にプレイヤーの方に向けて、メッセージをお願いします。

竹田:まだご存じない方、食わず嫌いの方もいらっしゃると思いますが、まずはプレイしてみてください。非常に突拍子もない世界観なのですが、長年にわたって歴史を扱ってきたメーカーですので、戦国武将のキャラクターを非常に大事にしています。

また、戦闘システムにも特徴があり、シンプルだけど奥深いものなので、プレイしだすとクセになる方も多いので、ぜひ遊んでいただきたいです。

プレイヤーは2社のスポンサーと契約可能。実在する企業や団体が登場することも……?

木部:先ほどのスポンサーの話ですが、このスポンサーという機能では、これまでもさまざまな企業や団体とコラボしてきました。いろいろ面白いことができますので、興味のある企業や団体、お店の方などは、ぜひ公式サイトからお問い合わせください!

そして、プレイヤーのみなさまには、日ごろから濃くプレイしていただいて大変感謝しています。挑戦的なタイトルですが、期待に応えられるように提供していくことを常に心がけていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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