猛威を振るい続けた3枚のカードが下方修正へ
今回のカードバランス調整で、合計46枚ものカードのステータスやスキル効果が見直された。
なかでも、まず目に入るのが「反導砲 カノーネ・ファイエル」をはじめとする、デッキへの採用率が非常に高かった3枚のカードの下方修正だ。
反導砲 カノーネ・ファイエル
バランス調整内容
- クールダウン時間が20秒から24秒に増加
「全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK」をはじめとする【防】カード対策として、実装直後から高い人気を誇るガードブレイク攻撃。
カードの攻撃値も高く(レベル20時:128)、【近】カードなので、ヒーローを選ばず採用しやすいのが持ち味だ。
クールダウン24秒というのは、同じような役割の「荒れ狂う天空王 ぶれいずどらごん」などの貫通【近】URカードと同値になる。
要所で圧倒的な火力を発揮したい場合は、ガードブレイク攻撃。安定した火力を求めるなら貫通攻撃と、プレイスタイルにあわせて選択するといいだろう。
ガードブレイク攻撃の特徴
- ガード展開時にヒットさせることでガードを破壊できる
- ガード展開時にのみダメージ倍率が入り、吹き飛ばしたりダウンさせたりできる
- ガード非展開時にヒットさせても、ダメージ倍率は約1.0倍
- バフ&デバフの効果を受ける
- 弱点ヒットをすれば倍率ボーナスがつく
貫通攻撃の特徴
- ガード展開の有無に関わらず、高い攻撃倍率で繰り出せる
- ダメージは素の攻撃力×カードのダメージ倍率で固定
- バフ&デバフの効果を受けない
- 弱点ヒットしてもダメージは変わらない
主な攻撃系【近】カードとの性能比較
カード名 | タイプ | クールダウン(秒) | ダメージ倍率(倍) | 攻撃値(レベル20時) |
---|---|---|---|---|
反導砲 カノーネ・ファイエル | 破 | 24 | 約4.0 | 128 |
バルログ | 破 | 20 | 約3.0 | 114 |
死献薬 シュタルク・トート | 破 | 18 | 約2.5 | 70 |
荒れ狂う天空王 ぶれいずどらごん | 貫 | 24 | 約2.8 | 81 |
【我羨惚(がせんこつ)】紗夢(じゃむ) | 貫 | 24 | 約2.8 | 126 |
聖槍ろんぎぬす | 貫 | 20 | 約2.2 | 92 |
機甲師団 フルーク ・ツォイク | - | 20 | 約3.8 | 132 |
【ライディーン】 シン | - | 20 | 約3.8 | 90 |
一撃必殺 ブラストアッパー | - | 18 | 約3.0 | 87 |
操宴軍馬 ベディーネン・パンツァー | - | 18 | 約3.0 | 70 |
忘愛の長女 アレクサンドラ
バランス調整内容
- スキル効果範囲が半径7.5mから5.0mに縮小
- スキル効果時間が6秒から5秒に短縮
- クールダウン時間が36秒から45秒に増加
ガードなしで罠を踏んだ相手を、あっという間にキルまで持っていける、圧倒的な優秀さを誇るスタン罠。
カードの攻撃値は、全カード中でもトップクラス(レベル20時:145)で、【罠】カードを得意とするテスラだけでなく、アタッカーやガンナーなどでも好んで使われているカードだ。
バランス調整のなかでも、効果範囲の縮小とクールダウンの増加の影響が大きい。
今後は、とりあえず設置するのではなく、相手に視認されているかどうかや設置位置にもこだわるなど、より戦略的に使わなければならなくなるだろう。
より有効な設置場所や方法を考えよう
エリア内に持続効果を与える「呪詛包帯」なども範囲が狭まり、【罠】カードはしっかりと意図が明確な場所に設置しないと、以前のような活躍はしにくくなっている。
「液体金属ロボ Meta-doll」などは、ポータルの柱にくっつくように設置したり、アレクサンドラなら敵が踏み込みやすい敵陣側寄りに設置したりするなど、設置方法を工夫することを心がけてみよう。
ドリーム☆マジカルスクエア
バランス調整内容
- スキル効果時間が5秒から4秒に減少
- クールダウン時間が32秒から40秒に増加
相手の行動を一時的にスローモーション化して、たとえ格上相手でもキルまで持っていきやすい弱体化カード。
攻撃値が高く(レベル20時:134)、発動時間が「無」で使いやすい、マルコスやソルなどのアタッカーを中心に採用度が高いカードだ。
調整内容のなかでも、クールダウンの増加がかなりの痛手で、以前は全天(クールダウン:30秒)とほぼ常にセットで発動できたのが、難しくなっている。
とはいえ、使い心地自体はそこまで変わらない印象。ガードを展開していない敵を、どんどんキルまでもっていこう。
人気は相変わらず
下方修正を受けたものの、まだまだ優秀なことに変わりはない3枚。
高い攻撃値を確保できるカードはやはり強く、バランス調整後も使用者は多く見かけられる印象だ。
今まで使用率の低かったカードがデッキ候補に!
使用率の非常に高かった3枚を除き、バランス調整対象カードの多くは、上方修正がなされている。
なかでも、大きく変化したのが、弱体化カードと特殊効果系の遠距離カード、そしてサイレントや毒の状態異常カードだ。
弱体化カード
【弱】カードの多くは、スキル効果量や効果時間などが大幅にアップし、ドリーム☆マジカルスクエア(マジスク)以外の弱体化カードも、デッキに組み込みやすくなっている。
前方ダウン系の【弱】カードは、いずれも発動時時間が「無」のカード。マジスクと同じく、カードコンボの起点としても使える。
敵チーム全体にデバフをかけるタイプの【弱】カードも、効果量が大幅アップしたり発動時間が「短」に短縮されたりと、以前に比べると圧倒的に使いやすくなっている。
前方弱体化のカードと同様に、ガード展開時にデバフはかからないものの、実際に予期してガードを張るのは難しく、敵が近くにいない状態で使うのはもったいないため、回避されにくい。
特に2枚のURカードは、効果中に対象ステータスを約60%以上もダウンさせる非常に強力なスキルをもつ。どちらも攻撃値が高いので、採用しやすい。
防御力の減少効果を大いに活用できるのが、ノホタンやルチアーノの通常攻撃や【連】&【遠】カードなどの多段ヒットする攻撃。
シルブレや「おかあさん だーいすき」を採用したい場合は、ヒーローや他のカードとの相性も考えて編成するのがおすすめだ。
主な弱体化カードのデバフ効果一覧
カード名 | タイプ | 対象ステータス | デバフ効果量(%) | 効果時間(秒) | クールダウン(秒) |
---|---|---|---|---|---|
おかあさん だーいすき | 前方 | 防御力 | 約90 | 15 | 27 |
ドリーム☆マジカルスクエア | 前方 | 全行動速度 | - | 4 | 40 |
連合宇宙軍 シールドブレイカー | 全体 | 防御力 | 約60 | 20 | 32 |
おとうさん あそんであそんでー | 全体 | 攻撃力 | 約75(※) | 7 | 75 |
おにいちゃん ぎゅーってして | 前方 | 移動速度 | - | 10 | 32 |
エルフェルト=ヴァレンタイン | 前方 | 攻撃力 | 約45 | 12 | 20 |
ラムレザル=ヴァレンタイン | 前方 | 防御力 | 約80 | 14 | 25 |
連合宇宙軍 広域電磁波ジャマー | 全体 | 攻撃力 | 約30 | 5 | 65 |
特殊効果系遠距離カード
ヒット時にサイレントやスタン、ポイズンなどの状態異常を引き起こす【遠】カードや「祭り行列!山車燈籠」(山車)は、1ヒット目から効果を発動し、5ヒット目でダウンが狙えるようにパワーアップしている。
うまく使えば、敵にまとめて状態異常を付与することも可能だ。
また、近くでダウンさせることができれば、そのまま他のカードスキルや通常攻撃につなげることもできる。
HSと合わせてダメージソースにも!?
もともと、カード自体のダメージ倍率は、とても低い特殊効果系【遠】カード。
しかし、攻撃力が大幅アップするリリカやソルなどのHS発動中に使えば、キルを狙える可能性を秘めている。
サイレント&ポイズン
【黙】&【毒】カードは、遠距離カードもダウンが取れるようになった。
味方の支援がしやすく、もちろんポイズンはダウン中にもダメージが入るので、飛躍的に使いやすくなっている。
サイレント&毒の効果をおさらい!
ヴィオレッタも得意とするサイレントは、カードスキルだけでなく、ヒーロースキルの発動と属性変更まで不可能にする状態異常。
つまり、かかった相手は移動と通常攻撃、ヒーローアクションしか繰り出せなくなるということだ。
ポイズンは、HPに割合ダメージを継続して与える状態異常。
HPの高いタンクやテスラとの相性がよく、回復さえされなければ、攻撃する以上に効率よくダメージを与えられることも。
その他カードの上方修正も忘れずに!
今回紹介できたのは、調整されたなかでも一部のカードにすぎない。
対象カードは、その多くが使いやすく進化しているので、今まで使ったことがなかったカードも試しに使ってみよう。
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