本格的な育成シミュレーションゲームが作りたかった
――最初に、『なないろランガールズ』を作ることになったきっかけをおしえてください。
近藤裕一郎さん(以下、近藤):もともと今回共同開発しているエイティングさんがつくった女の子が走るゲームのプロトタイプがあり、そちらを触らせていただいたところから始まりました。当時は女の子が走るミニゲームのようなものだったのですが、「本格的な育成要素を取り入れたらきっと面白くなるしインパクトもある!」と今の形になりました(笑)。
――リリースするまでに苦労したことや、特にこだわった部分などはありますか?
近藤:幅広いお客様に遊んでいただきたかったので、ユーザー層を狭めないようキャラクター、世界観、ビジュアルには特に気を遣いました。常に意識していたのは、女性ユーザーにも触っていただけるものに、という点です。なので、男性視点に寄った展開やキャラクター設定は徹底的に排除して、しっかりと少しずつ女の子たちと信頼関係を育んでいく話になっています。
――確かに私は女性ですが、遊んでいてガールとの距離感が絶妙だなと思いました。
近藤:実際に女性ユーザーからそういう感想をいただけるとうれしいですね。
――現在(2015年8月取材時)のダウンロード数はどのぐらいでしょうか。
近藤:30万ほどですね。App StoreとPlayストアでベストゲーム、今週のおすすめに選んでいただいたおかげで、爆発的に増えました。
すべてのガールを育てるといいことが?
――これから『なないろランガールズ』を始めるとしたら、おすすめのランガールはありますか? また、キャラ別の攻略についてお話いただけますか?
近藤:ぱっと見のフィーリングで選んでいただいて大丈夫です。ガールごとの覚醒スキルや得意トレーニングに差があったりしますが、それらを含めて今のところは大きな差がないので。ただ、今後はもっとガールごとの特徴を拡げていく予定です。最初は1人のガールを愛でるだけでもいいですが、マスターを含めてみんなで1つの家族のような8人なので、ゆくゆくは全員を好きになってもらえたらうれしいですね。
――おすすめのセット衣装がありましたらおしえてください。
近藤:「リリーホワイト」をはじめ、「ちいさな天使」という発生イベントがついたシリーズがユーザーさんに人気のようです。ただ、それ以外の衣装も活用できる場があるようにバランス設計していきますので、固有イベントがついている衣装ならどれでもおすすめです。
――衣装はレアリティ重視でそろえるのがいいのでしょうか?
近藤:レアリティより、まずは衣装に付いている発生イベントの方が重要ですね。連続イベントで覚えられるスキルが強力なので、そこまでイベントレベルを上げてみるといいと思います。
――クローゼットがあっという間にいっぱいになってしまうのですが……。
近藤:実はガールを新しく1人育てると、クローゼットの枠が10増えます(笑)。あまり知られていないのですが……。
――そうだったんですね! 今1人しか育てていなかったので、ほかのみんなも育ててみます。ほかにも、複数のガールを育てるメリットはあるのでしょうか。
近藤:各ガールのメインストーリー分、なないろダイヤがもらえるのはわかりやすいメリットだと思います。あとは、トレーニングのレベルを上げるために最終的には必要になってきますね。トレーニングレベル3、4ぐらいまでは1人だけ育てていても大丈夫ですが、それ以降は「指定のガールで指定のカップをクリアしなきゃダメ」という要素が入ってきます。
後編に続く
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