ぼんやりAGは何が起きるのか当日朝までよく知らず……
ことの発端は「12月10日は空けておいてください」という11月の川島さんの発言。何が起こるの? と友人の間でも話題に。
私は全国でできるものというのなら、1日だけポータル申請ができるようになったりするのかなと思っていました。
10日はなんとなく空け気味にしていたものの、前日に正午からミッションが5つライブするらしいと聞いた以外、当日目が覚めるまで何があるのか具体的なことはまったく把握せず。
前夜は遅くまでガッツリとイン活にいそしんだ後、たっぷり夜更かししてしまいました。
激しい二度寝で、目覚めたら10:45。
「あら。正午に外で何かあっても現地までたぶん行けない……」
その時点で「Google+」を見てわかったのは、ミッションのスタート地点が日比谷公園であること、すでに伊藤園の自動販売機からクルーのカードが発見されはじめていたということでした。
とりあえず日比谷公園を目指す!
正午から日比谷公園でミッションがスタートし、1人で5つクリアすることが条件だと思い込んでいた私は、寝坊により正午からの参加を断念。
どれだけAG(エージェント)が集まるのか、せめてその様子くらいは見ようと日比谷公園を目指すことにしたのです。勘違いしまくりもいいところだったんですが(苦笑)。
日比谷公園に着いたのは14:00を少々回ったところでした。しかし、どこで何をしていいやらわからず。
さてどうしたものかとコミュニティを覗いてみると、仲間がぞくぞくと集まっていることが判明。とりあえず合流しようと移動を開始。
実は休日の日比谷公園の中まで入ったのは、初めての経験。中はAGで埋め尽くされているのかと思いきや、実際に集結していたのは驚くほど大量のベビーカーでありました。
ベビーカーの集団をかき分けてさらにその奥に行くと、売店が見えてきました。そこに明らかに幼児とは異なる集団を発見。
赤い顔をしてスマートフォンを見ながらビールを飲んでいる。これは間違いなくAG。というかウワサのビールクズ!?
まるでそこに結界でもあるかのように、道1本隔ててしっかり分かれている様子は実にシュールでした。
そのままミッションのスタート地点で仲間に合流し、改めて何が起きているのか教えてもらいました。
日比谷公園では14:00から3つめのミッションがライブ
さて。実際にはどのようなイベントだったのでしょうか。実はこんな予告が投稿されていました。
まず1つめのイベントは、伊藤園の自動販売機に隠された超レアなクルーカードの発見ですね。
全国でAGが伊藤園の自動販売機の前に這いつくばったり、なで回したりして、不審者度を上げていた模様。
どんな人がどんなところで見つけたのかは、専用のハッシュタグ#FindTheKlueや#Ingress161210で見ることができるようです。
続いてミッション。
- 12:00 花畑公園(熊本)
- 13:00 扇町公園(大阪)
- 14:00 日比谷公園(東京)
- 15:00 勾当台公園(仙台)
- 16:00 円山公園(札幌)
で公式の特別ミッションが1つずつライブ。
開始順に謎解きのリレーが必要で、次のミッションをクリアするためには、その前にライブ会場で謎解きをしないといけないというものだったようです。
札幌の円山公園まで順に情報を受け渡し、すべてのミッションがクリアできると、最後に「Victory Passcode」というものが生成されます。
それを入力した1名の所属する陣営が、勝利するという流れ。
謎解きのヒントは、ミッション中に得られるメディアの中に。しかし、メディアを見るだけで済まないのがIngress。
メディアには全国の任意のポータルの写真があり、さらにそのポータルに行くことで、パズルが完成するというルールだったようです。
自分にとっては見たこともないポータルでも、どこかの誰かには見慣れたポータル。
当日明らかになったそのポータルをハックしにゆき、ヒントを謎解き担当に渡さなくてはならない。これは本当に組織力が問われますね。
パスフレーズ解読なんて無理だけどミッションスタート!
これはもう1人では絶対にできないこと確定。地元の友だち数人と知恵を絞っても無理(苦笑)。だって答えを入手するルートは、単独では得られないわけですから。
その前に、1つめのメディアに書かれていたパズルを見てポカーン! この時点でパスフレーズの入手をあきらめて、ミッションをやらずに帰宅を選択したメンバーもいたくらいです。
私はそもそも現地に来るまで何するのかすら知らなかった人間であり、そんなヤツが謎解きなどできるわけもなく(苦笑)。
でもせっかく来たし、とりあえずミッション始めてみようと思った次第。最後までやり遂げられるかわからないけれど、ま、そんときはそんときで! という感じで。
ミッション自体はハックするだけなので簡単なのですが、ポータル間が500mから1km程度離れていて、だいぶ歩くことになりました。
いったん日比谷公園から離れ、ぐるりと回って戻ってくるルートです。
そして、問題のポータルへ。少々足止めを食らったものの、最後はなんとかパスフレーズの入手に成功。現場で知り合ったAGさんらとともに、無事ミッションを終えることができました。
むしろ立ち往生したことで、コミュニケーションの機会が生まれたというのはよかったですね。
あの人は同じ陣営の人かしら……? 聞いてみようかしら? とお互いチラ見しあってるところがなんともおかしかったです。
有楽町で餃子を食べて解散!
特に開始や終了時のイベントがあるわけではなかったので、ミッションクリアのあとは、途中で知り合った初対面のAGさん含め、3人で有楽町で餃子を食べて帰ってきました。
帰宅後の地元での活動を含め、1日で歩いた距離はなんと約20km。歩数も33,000歩を超え、ぐったりと疲れたけれど充実した日になりました。
パスフレーズを解読してくださったみなさまお疲れ様でした。現地でお付き合いいただいたみなさまもありがとうございました。
今回のようなスタイルのイベントは初めてだったわけですが、Ingressというゲームは、シンプルながらも本当にいろんな展開の仕方があるものだとうなりました。
自分の地元のポータルが秘密の鍵を握っているかもしれないとなると、いつでも飛び出していけるようなスタイルでスタンバイしたくなりますね。
また、久しぶりに誰かと会うこと、新たな知り合いができること、現地で何か食べること、乾杯が楽しいこと。やっぱりこれがIngressの醍醐味だと改めて確認した次第です。
まだイベント直後なので、札幌が地元の方も驚くほどの積雪という悪天候だったという以外、各地でどんな展開があったのかはわかりません。
これからGoogle+にSITREP(Situation Report)が上がってくると思われますので、楽しみに待ちましょう。
ちなみに、イベントのあと物ほしげに伊藤園の自動販売機を見つけてはなで回してみましたが、私がクルーカードに出会うことありませんでした……。
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