【1号ブログ】ザンギエフさん解説【ストII編その2】

唐突に始まった、『ストII』シリーズのザンギエフさん解説第2回。今回は、ダッシュとターボのザンギエフさんについて解説していきましょう。

空前の格ゲーブームへ

ストIIがダッシュにバージョンアップすると、巷のゲームセンターでは空前の対戦ブームが始まります。

その中で、ザンギエフさんも多くの進化を遂げてきました。

僕の格ゲー歴は、友だちの家でSFC版のストIIに触れたところからスタートしています。PCエンジン版ダッシュは、アホほどやり込んだので思い出深いタイトルです。写真はアニコレだけど

ストIIダッシュのザンギエフさん

同キャラクターでの対戦ができるようになり、四天王も使えるようになったダッシュ。アーケードの対戦も、熱狂的な人気を博しました。

僕らのザンギエフさんはというと、

  • ダブラリの出始めに攻撃判定がつき、左右に移動できるように
  • 足払いがキャンセルできるようになった
  • 大足払いの判定が見直され、つぶされにくくなった
  • 頭突き(垂直ジャンプ中↑+中Por大P)の気絶値が驚異的にアップ

と、いろいろな強化点があったのですが、スクリュー後にめっちゃ間合いが離れるようになってしまうという悲しい調整も入りました。

まあ、スクリューハメだけだと単調になってしまうので、この調整はよかったのではないでしょうか。

格闘ゲームをプレイしない人からすれば、「お前は何を言っているんだ」状態かと思いますが、格ゲープレイヤーはバージョンアップ時の調整のたびに、毎回一喜一憂しているのです。

キャラクター選択画面の顔も、かっこよくなりました。ダッシュでは、全体的に人相が変わり過ぎ感あります

ダブラリが対空技として使えるように強化!出始め部分は頭突きなのかショルダータックル的な技なのか、未だにわかりません

頭突きは、大ならほぼ一発で気絶(ピヨり)。ピヨらなかった場合も、あと1発技を当てればOKです

強化調整で使いやすくなり、ザンギエフさん仲間たちは大喜びだったのですが、スクリューした後にめっちゃ離れるようになってしまいました。相手を画面端に追い詰めていれば、まだ連続スクリューハメに行けます

あとは、地獄突きの驚異的なダメージが抑えられるなどありましたが、相変わらず破壊力は抜群。

ダッシュのザンギエフさんが、あらゆるシリーズのベースになっているように思えます。

全体的な対戦バランスで行くと、相変わらず辛いガイル、ダルシム戦に、超辛いサガット戦が加わって、ザンギエフさん的には厳しい戦いが続いていきます。

ターボのザンギエフさん

ターボではゲームスピードが高速化し、新しい必殺技もいろいろ追加されました。

全体的にダメージも抑えられ、「ピヨったら即終了」だったのが少しだけ緩和。

ターボでのザンギエフさんはというと、驚異の新必殺技・ハイスピードダブルラリアットが追加!

当時のある雑誌の誤植がインパクト強すぎて、スーパーウリアッ上などとも呼ばれていますが、これがマジ強かったのです。

普通なら弱点であろう、回転軸の足元が無敵という驚きの技。地上戦を足払いメインで戦う相手にはめっぽう強く、ぐるぐる回っているだけでけっこう勝てました

とはいえ、他のキャラクターの新必殺技が強くて、相変わらず辛い対戦が続きます。

まあ、ハイスピードダブラリ、ゲームスピード高速化のおかげで、攻めやすくはなった印象です。

着地まで攻撃判定が残るバーチカルローリングとか、未だにどう対処したらいいかわかりません

スーパー百貫落としもなかなかにクレイジーな性能で、下り部分を低めにガードしてしまうと反撃できません。何なんだこの技

ターボは、友人宅でよくSFC版を遊んでいました。スピード最高でも余裕でスクリューハメしていくので、あやうくザンギエフさん使用禁止になりそうになったこともあります。

大野さんやハルオと、同じようなことやってますね。

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