エアホッケーような駆け引きが楽しめるバスケバトル
『Head Basketball』は、わずか1分間という制限時間の中で、スコアを競い合う1on1のバスケゲーム。
文字どおり「頭」を使ってボールに体当たりしたり、ヘディングをしたりすることでゴールを狙う。
バスケなのに、ボールを持ったりドリブルしたりできないシステムとなっており、思うようにボールを操れないのが、もどかしいが面白い。
殴るのも戦術の1つとなる白熱バスケ!
ボールを持つという要素がないからか、操作方法は実にシンプル。
画面下のL、Rボタンで左右移動。JUMPボタンでジャンプし、SWINGボタンで手を振る。
SWINGボタンでは、ボールの軌道を変えるだけでなく、なんと対戦相手を直接殴ることも可能だ。この世界のバスケに反則はないのである。
体力ゲージの上にあるのは「アビリティゲージ」だ。時間経過や失点することで増えていき、ゲージがいっぱいになるとABILITYボタンが出現。
ボタンを押した後にボールに触れると、そのキャラクター固有の「パワーショット」を発動できる。
技の弱点を見抜いてカウンターを決めろ!
一見、問答無用でスコアを稼げるように見えるパワーシュート。しかし完璧な技はなく、どの技にもわずかなスキが生じる。
そのスキを狙えば、相手の技を防ぎながらゲージなしでこちらの技を繰り出せる「カウンターアタック」で迎え撃つことができる。
カウンターをさらに返すことも可能で、コツをつかめばパワーシュートの応酬を延々と繰り広げられるようになる。
スキのなさそうなパワーシュートのスキを見破れたときがうれしく、カウンターできるようになると負けこんでいた戦績も徐々によくなっていく。
容赦なしのCPUバトル
本作には、4つのCPUと対戦できるモードが用意されている。
どのモードでもCPUは手加減することを知らず、ゲームスタート時から歯ごたえある試合を繰り広げられる。
ARCADE(アーケード)
1試合で勝敗を決するモード。対戦相手に1勝すると、新たな強豪選手と対戦できるようになる。
CAMPAIGN(キャンペーン)
4コマ漫画のようなプロローグ、エピローグがあり、立ちはだかる相手に6連勝すればクリアとなる。
一度でも負けると、また最初からやり直しになってしまうので、プレイヤースキルと根性が問われる高難易度モードだ。
TOURNAMENT(トーナメント)
3試合を勝ち抜いて優勝を目指すモード。途中で負けてしまっても、順位に応じた報酬がもらえる。
SURVIVAL(サバイバル)
20秒という制限時間で、先に1ゴールを決めたほうが勝利となるモード。ほかのモードとはひと味違う、超高速バトルを楽しめる。
これらのモードを経て、ゲーム内通貨である「ポイント」を稼いでいける。
近くでも遠くでもいっしょに遊べる! マルチプレイヤーモード
本作には「Bluetooth」や「Game Center」を使って、友だちとのバトルを楽しめる「MULTIPLAYER」モードも搭載されている(※)。
Game Centerでは、友だちだけでなくオートマッチングでだれかとリアルタイム対戦を繰り広げることも可能だ。
※このモードは、同じOS間(iOS同士またはAndroid同士)でないと利用できない。
ポイントで見た目もプレイスタイルも自分好みに
対戦で得たポイントを使い、キャラクターの「スタッツ」を強化したり、ショップで身に着けるアイテムを購入したりできる。
ちょっとやそっとのやり込みでは遊びきれない大ボリューム
プレイには、パワーシュートのカウンターなどといったプレイヤー自身のスキルがかかわることがほとんど。
格上の選手相手でも、プレイング次第で勝利することは難しくない。
また、キャラクターやショップアイテムの大半は、アンロックミッションをこなすと開放されるというものになっている。
およそ2時間のプレイでは、キャラクター1人とショップアイテム1つをアンロックするので精一杯だった。
全12キャラクターを使用可能にし、アイテムも充実させるにはかなりのやり込みが必要となるだろう。
とはいえ、本作にはスタミナのような概念はなく、1試合は最大でも1分で終わる。
暇なときに遊びたいだけプレイしていけば、気づかないうちにプレイヤーもキャラクターも強くなり、連戦戦勝を築き上げられるようになっていることだろう。
要所の日本語へのローカライズもしっかりなされているので、快適にプレイ可能。本作でしか楽しめない変わったバスケットボールで味わえる爽快感を味わってみよう!
プレイ動画
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
(C) D&D Dream Corp.