モーツァルトのオペラが華麗な演出で展開していく
異色のパズルゲームが登場!
ポーランドのワルシャワで活動するゲームスタジオLab Likeが開発を手掛けた『モーツァルトの魔笛』。舞台作家の宮本亜門氏の演出によるモーツァルトのオペラ『魔笛』の美しい場面に、3Dパズルをはめ込んだ作品だ。パズルを解くことでミステリアスな物語がどんどん展開していく、異色の作品となっている。
基本ルールは『箱入り娘』タイプの3D脱出パズル
ゲームの基本ルールは、タイルをスライドさせて目標を指定の場所へ古典的なパズル『箱入り娘』と同様の形式だ。本作では平面のステージからスタートし、やがてコンテナなどを積み替える3D空間パズルへと変化していく。
プレイヤーは、ステージ上にいる「タミーノ王子」もしくは別の登場人物を、「EXIT」と表示された脱出口などの目的地へ誘導していく。キャラクターが移動できるのは白いタイルの上のみ。タイルをスワイプでスライドさせ、無事に通り抜けられるように道をつなげていこう。
コツは、いったん通過したタイルを再利用すること
目的地点までの最短ルートを、白いタイルで一気につなげられるとは限らない。存在するタイルの数が少ない場合は、キャラクターが通過した後のタイルを再度動かして、その先へ道をつなげていく必要がある。また、クリアまでのタイムが短ければ短いほど評価が高くなるので、できるだけむだなくタイルを動かしていくことが大切だ。
白いタイルを大蛇が破壊!?
キャラクターが通過したタイルを、大蛇が暴れ回って破壊してしまうステージも早々に登場する。ここではまず、黄色いタイルを目指してキャラクターを誘導しよう。黄色いタイルまで到達すると、フロアの下から大蛇が出現して白色タイルを1つだけ破壊してしまうのだが……。とりあえず、直接攻撃されるようなことはないので、近くにある白いタイルを黄色いタイルにつなげて、次のポイントを目指すべし。
ヒビが入ったタイルに注意
スタート直後、落石によって白いタイルにヒビが入ってしまうステージも存在する。ヒビの入ったタイルも他のタイルと同様に動かせるが、キャラクターがその上を通ると壊れてしまう。また、ヒビが入ったタイルの上でキャラクターが止まってしまうと落下して挑戦失敗! ヒビの入ったタイルはあくまで通り道として考え、その場でとどまることがないように注意してもらいたい。
ちなみに、脱出口の手前にヒビの入ったパネルを置くと、ドアを開けるためのワンステップに耐えきれずに壊れてしまう。「やった!」と思った瞬間、落胆してしまうといったことにならないよう気を付けよう。
3Dパズルに変化したら? コンテナとハシゴを活用せよ
目的の出口が高い場所にあり、そのままではたどり着けないという立体的なステージも存在する。その場合には、コンテナを積み上げて王子を上へ誘導するというテクニックが求められる(キャラクターは白いタイルに加え、白いコンテナの上を移動することもできる)。
そのためには、まずハシゴの記号が記されたタイルを所定の位置まで移動させる必要がある。決められた場所まで記号付きのタイルをスライドすれば、そこからハシゴが伸びて上段の高さにキャラクターが移動できるようになる。なお、コンテナは、ヨコもしくはタテのどちらかの方向に加え、上下にスライドさせることが可能だ。
2人のキャラクターを交互に操作!
ステージが進むにつれて、次々と新たなギミックが登場してくるのも本作の妙味だ。ときには、2人のキャラクターをともに脱出口へと移動させるというステージも存在する。
ここでは、キャラクターがスイッチのタイルに乗ることでギミックが稼働し、床が上下に移動する。スイッチはキャラクターの色とシンクロしていて、決められたキャラクターが乗らないと作動しない。画面下のキャラクター名か、キャラクター本体をタップすると、動かすキャラクターを切り替えられるので、ギミックをどの順番で稼働させるのかを考慮して2人を目的地へ向かわせよう。
ヘッドホンでオペラを楽しみながらプレイしよう
本作パズルを解いていくことで、現実の舞台さながらのカットシーンが表示され、荘厳な雰囲気の音楽やナレーションが『魔笛』の世界を盛り上げていく。プレイするときはぜひヘッドホンを着用して、ちょっと大きめの音量で本作の世界観に浸ってみよう。激しい効果音の用意されたステージもあり、パズルなのに独特な緊張感が生まれて不思議な感覚を楽しめる。
また、ステージ20以後を解放するには一定以上の成績が必要になるので、できるだけポイントを多く獲得できるようにパズルを進めていこう。難易度的にはかなり歯ごたえのある内容になっているので、パズルゲーム好きな方はぜひチャレンジしてみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6 / iPhone 5c
- OSのバージョン:iOS 8.4.1
- プレイ時間:3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.3
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