30分でクリアできる謎解きアクション
本作は、シンプルなローポリゴンの3D世界を舞台に、行く手を阻む仕掛けを解きつつ、道を切り開いていく横スクロールタイプのアクションアドベンチャーゲーム。
30分でクリアできるという斬新なゲーム性が、最大の特徴といえるだろう。
また、オートセーブ機能があるおかげで、途中でやめてもいつでも続きからプレイすることが可能だ。
落ち着いた雰囲気のタイトル画面。謎解きアドベンチャーゲームが好きな人に、ぜひおすすめしたいタイトルだ
プレイヤーの目的は、「左右移動」「ジャンプ」「アクション(持つ、押す)」という3つの動作を操作しながら、最終地点を目指していくこと。
当然、途中には行く手を阻むギミックが仕掛けられている。
そのため、周りの状況を確認しつつ、どのようにすれば先に進めるのかを試行錯誤しながら、正しく謎を解いていかなければならない。
操作するボタンが3つしかないため、細かい力加減や行動を求められることがない。加えて、登場するギミックもやさしい難易度に感じた
目標は次なるたき火! 達成感を味わえるゲーム性
手軽に楽しめるのが魅力の本作だが、一般的なスマホゲームのようなストーリーやチュートリアルなどが一切ない。
時間を掛けて1つのステージを攻略していくことが目的となっているため、実際の操作感などは、すべて自分自身で確かめてみる必要があるのだ。
ステージ自体に制限時間はなく、挑戦する際にスタミナが減ったりすることもない。しかし、主人公が動けなくなってしまうことだけは避ける必要がある
とはいっても、30分間ずっとプレイする必要はない。道中にあるたき火に触れることで、それまでの記録をセーブすることも可能。
最後に触れたたき火が再開地点となるため、ゲームを開始した直後は次なるたき火を目指して進めていくといい。
新しい焚火を見つけたら、少しずつゴールに近づいているということ。この瞬間に、一種の達成感を味わえる
持ったり押したりするだけじゃない!? ギミックの特徴をつかめ
基本的に、どのギミックもアクションボタンで操作するものがほとんど。
ただ中には、スイッチを押したり、動物の狂暴性を利用したりすることで先へ進めるようになるギミックもある。迷ったら、周囲をよく観察してみよう。
例えばスイッチの種類についても、1度押せばいいものや、何かが乗っていないと反応しないものなど、さまざまな特徴があるのだ
野生の動物は、危険を感じるとこちらを襲ってくる傾向にある。イノシシのような力の強い動物だと、邪魔な岩を壊してくれるかも……
このほかにも、つぶされるとリトライ不可避な即死ギミックや、同じ色の模様を合わせることで起動するブロックなどもある。
さまざまな特徴をもったギミックがいくつも登場するので、失敗しながらその性質を理解していこう。
攻略のヒントは盾! 危険なドラゴンに挑戦
ゲームに慣れてきたプレイヤーをゴール地点で待ち受けるのは、なんとドラゴン!
空を飛んでいるため、か弱い少女である主人公では攻撃することも難しいのだが、とあるアイテムを使うことで倒せるようになる。
ドラゴンが吐き出してくる火の玉はかなりの破壊力がある。そして、長期戦になるほどステージ自体が狭くなっていくことに……
そのアイテムというのが、追い詰められた先にある「光り輝く盾」。これを使って火の玉を跳ね返せば、ドラゴンにダメージを与えることが可能になる。
盾を持ち、タイミングよくアクションボタンを押すことで跳ね返す動作を行うため、これまでに得た経験を応用することで必ず倒せるはずだ。
跳ね返すタイミングが悪いと、ドラゴンの攻撃を相殺しただけになってしまう。意外に難しい!?
短い時間でやりごたえを感じられるのが魅力
カジュアルなアクションゲームとしては遊びやすく、慣れてくると30分以内にクリアできてしまう。
登場するギミックも全体的にすぐに解けるので、大人から子どもまで、幅広い年齢層のプレイヤーが気軽に楽しめるだろう。
襲われると危険なオオカミも、ローポリゴンで描かれているため、なんだかかわいく思えてしまう
とはいえ、フレーバーテキストなどがないため、何を目的に主人公が旅立ったのかがわからず、ドラゴンを倒してもクリアしたという実感があまりわいてこないのも事実。
ちなみに、Apple StoreやGoogle playにてレビューを投稿することで、制作者が星の数×10回のスクワットを披露してくれる! また、続編の開発なども考えているという。
ちょっとした空き時間に遊べて、自分のペースでクリアを目指せるタイトルを探している人は、ぜひこの『タイニーアドベンチャー』をプレイしてみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 10.2
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
(C) ひみつ研究所