新たな物語でもさまざまな波乱がカズマたちを襲う!?
『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ(以下、このファン)』は、人気ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!(以下、このすば)』を題材とした、初のスマホゲームRPG。
本作は、Live2Dでキャラクターが滑らかに動く上に、なんとフルボイスで物語やバトルが進行する。
キャラクターの細かな表情の変化や動きも感じ取れるだけでなく、声優さんたちによる”はっちゃけた演技”も健在。
主人公の「カズマ」たち以外のキャラクターも多数登場するため、『このすば』ファンにはたまらない一作と言えるだろう。
4種類のストーリーで『このすば』の世界を一気に体験!
『このファン』には主に4種類のストーリーが存在する。各ストーリーの簡単な内容は、以下の通り。
- メインストーリー:『このファン』オリジナルの物語
- このすば:原作のお話に沿って進行する物語
- キャラクター:キャラクターごとに用意された物語
- イベント:期間限定の物語
メインストーリーは、本作の目玉コンテンツの1つ。原作では綴られなかった新しい物語を読むことができ、カズマたちの新しい冒険が楽しめる。
キャラクターエピソードは、その名の通りキャラクターごとに用意された物語であり、そのキャラクターのことを深く知ることができるだろう。
キャラクターエピソードは、各キャラクターと交流することで上昇する、「絆ランク」の進行度によって解放されていく仕組みだ。
このすばストーリーは、原作のお話に沿って進行する物語。こちらは全キャラクターの絆ランクの合計が、一定値以上になるたびに解放されていく模様。
このストーリーを読めば、本作から『このすば』の世界に触れるという人でも、『このすば』の面白さを余すことなく体験できるはずだ。
テンポの良さはバトルにも健在!
『このファン』のバトルは、行動可能ゲージがたまったキャラから行動を選択していくリアルタイムバトル。
コマンドを選択している間でも、先に選択したほかのキャラが行動したり、敵が攻撃してきたりするので、落ち着いて行動を考えている余裕はあまりない。
ボス戦ともなれば、一瞬の判断の遅れが敗北につながることもあり、目まぐるしくバトルの状況は変わっていくだろう。
しかし、この息をつく間もないスピードで展開されるバトルは、『このすば』のアニメをほうふつさせるテンポの良さ。
バトルにも『このすば』らしさを感じられ、より本作への没入感が高められるバトルシステムとなっている。
また、自動で行動を決めてくれる「AUTO」や、戦闘スピードをさらに上げる「2倍速・3倍速」も用意されている。
ハイテンポなバトルが苦手という人は、AUTOに頼って戦闘を進めていき、逆に得意だという人は倍速を利用して、スムーズにバトルを進めていくこともできるだろう。
RPGとしての面白さも盛りだくさん!
『このすば』らしい要素は申し分ないほど盛り込まれている本作だが、「RPG」としての面白さも多く兼ね備えている。
自由自在なパーティー編成
バトルで使う編成は、前衛3人・後衛2人の最大5人のキャラクターを編成でき、自分だけのパーティーを作り出せる。
また、同じキャラクターは同時編成できないが、各キャラクターにはサブメンバーを編成でき、サブメンバーがメインキャラクターと同じ場合、能力値が向上するようになっている。
例えば、アクアのサブにはアクアをたくさん編成すれば、それだけメインのアクアが強くなっていくという仕組みだ。
キャラクターを鍛えられる豊富な育成要素
キャラクターは、基本的にはポーションを使ってレベルを上げることで、強くしていける。
レベルがMAXになったら、「魔道具」を使用して限界突破させることで、最大レベルを引き上げることも可能だ。
また、キャラクターが持つスキルは、同じキャラクターか専用のポーションでレベルアップ可能。
さらに、キャラクターエピソード解放に必要だった「絆ランク」だが、こちらを上げてもステータスは上昇する。
ほかにも装備をつけるなど、キャラクターを強化する方法はたくさん存在。
先行プレイではすべての強化要素を触りきれなかったが、1人のキャラクターを鍛えるにしても、「レベル」「限界突破」「スキル強化」「絆ランク上げ」「装備」など、さまざまな方法で強くすることができるのだ。
目的によってこなすものが変わるクエスト
バトルをすることになるクエストには、「メインクエスト」「フリークエスト」「バトルアリーナ」「イベント」の4種類が存在する。
メインクエストは、進めていくとメインストーリーが解放されていくので、『このファン』オリジナルストーリーを見たい方は必ず進めることになるだろう。
フリークエストには、経験値ポーションや魔道具など、特定のアイテムが落ちやすいクエストが用意されている。
キャラクターを鍛える場合に素材やアイテムが足らなくなったら、ここで集めていくことになるだろう。
また、メインクエストやフリークエストには、3つの課題が用意されており、すべての課題をクリアすると、「スキップチケット」というアイテムでバトルをスキップできるようになる。
スキップチケットを使えば、強化アイテムの入手もスムーズに行えるため、キャラクターの育成がしやすいのはうれしいポイントだ。
バトルアリーナは、制限時間内にボスに与えたダメージによってスコアが決まる、スコアアタック系のクエスト。
スコアによってランキングが決まり、順位が高いほど豪華な報酬が獲得できる。自慢のキャラたちで、上位へのランクインを目指そう。
随所に盛り込まれた小ネタに『このすば』ファンも唸る!?
基本的にはクエストをこなしてストーリーを進めていき、勝てなくなったらキャラを育成、そして再びクエストに挑戦する。時にはバトルアリーナでほかのプレイヤーと競い合ったり、好きなキャラクターとの好感度を上げたりもできる。
この流れはRPGなら王道とも言える流れでもあり、独自の複雑なシステムなどないからこそ、初めてプレイするとは思えないほど、かなり受け入れやすい作品であると筆者は感じた。
だが、『このファン』の魅力はそれだけで終わらない。『このすば』をモチーフにしただけあり、各所に『このすば』らしさを感じられる細かな要素が盛り込まれているのだ。
例えば、キャラクターが「このすば!」と言いながらロゴが映し出される、アニメではおなじみの場面切り替えのシーン。
アニメでは見慣れたシーンだが、これは本作のストーリー中にも登場する。それだけではなく、クエスト開始時やログイン時など、さまざまな場面で見ることができるのだ。
アニメから『このすば』を知った筆者としては、まさにこの場面切り替えこそ、『このすば』のゲームだなと感じる大きな要因の一つであった。
また、画面をタップしたときに出るエフェクトも、「こ」「の」「す」「ば」の文字のどれかとなっている。
このように、『このすば』らしさを感じられる要素が随所に盛り込まれている。
紹介した2つ以外にも、『このすば』の雰囲気を作り出す小ネタが用意されているので、これらを探しながらプレイするのも、本作の楽しみ方の1つだろう。
『このすば』の世界に踏み込みやすい一作!
『このすば』ファンからすれば、待ち望んでいたであろうスマホゲームの本作。新しいストーリーなどを読めば、より原作への愛が増していくだろう。
また、このすばストーリーによって、原作を知らない方でも楽しめるのも魅力の1つ。カズマが「めぐみん」や「ダクネス」とどのようにして出会ったのかは、そちらで閲覧可能だ。
ぜひとも本作をプレイして、異世界ファンタジー&コメディとも呼べる『このすば』の魅力を堪能してほしい。
事前登録&CBT参加者募集中!
現在『このファン』では、事前登録とクローズドβテスト(CBT)参加者を募集中。
いち早く『このファン』をプレイしたい方はCBTにも応募しておこう。
また、登録者数が一定数を超えると、ゲーム開始時にさまざまなアイテムがもらえるようになるので、まだの方は事前登録もお忘れなく!
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※画面は開発中のものです