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■目次 ・YouTubeアナリティクスとは ・アナリティクスの見方 ・注目すべきデータ ・各データが示すもの └視聴者維持率 └平均視聴時間 └インプレッション数 └インプレッションのクリック率 └トラフィックソースの種類 └年齢と性別
YouTubeアナリティクスとは
自分のチャンネルにアップしている動画は、「YouTubeアナリティクス」という分析機能からさまざまなデータを見ることができます。
動画の再生数や視聴者数はもちろん、「どこから見に来た」「何分くらい見てくれた」「コメントしてくれた」などなど、視聴者の傾向を詳細に見られるところが魅力です。
このデータをうまく利用して、ユーザーに見られやすく、評価される動画に改良していくことが、再生数増加、チャンネル登録数増加には欠かせないものといえます。
アナリティクス画面へ行くには
YouTubeアナリティクスは、チャンネル内の動画編集所「YouTube Studio」の一機能としてあります。
YouTube内から「YouTube Studio」⇒「アナリティクス」と遷移しましょう。
なお、このデータは、チャンネル単位のものになります。複数アカウントを持つ場合は、Studioに入る前にチャンネル名も確認しておきましょう。
アナリティクスの見方
アナリティクスのデータは、「なんのデータを見たいのか」「いつからいつまでのデータが見たいのか」を最初に指定します。
「ここまでのチャンネル登録数の推移が見たい」「今月あげた動画の再生数の成果が見たい」などなど、対象によってこの2つを変えていきましょう。
アップした動画の成果を見よう
基本的には、アップした動画単体のデータを見ることが多いかと思います。
「動画」⇒「アナリティクス」や、
「アナリティクス」⇒「詳細モード」と移動して、見たい動画を選ぶこともできます。後者の方が動画間の切り替えは楽ですね。
複数の動画をまとめたデータも見られる
動画個別のほか、指定すれば複数の動画のデータをまとめて見ることができます。「この月にあげた動画」や「このゲームに関する動画」の成果が見たいといったときに便利です。
↑で紹介している検索フォームのところから「グループ」を選択して動画を指定していきます。この画面でグループの作成と、いれたい動画の選択ができるので非常に簡単です。
ただ、簡単とはいえ、動画が出るたびにグループに毎回動画を追加するのは若干面倒です。
アップ時点で動画に再生リストを指定している場合に限りますが、ゲームごとの動画データを見るなら「再生リスト」単位で見た方が楽です。
フォーム内の「グループ」ではなく、「再生リスト」を選んでみましょう。
「チャンネル全体」のデータも見られる
アナリティクスでは、動画個別のデータはもちろん、チャンネル全体のデータも見ることができます。
「アナリティクス」に遷移したときのデフォルトのデータはチャンネルのものになっています。
「登録者数」や「登録者の性別割合」をチャンネル単位で知りたいときによく利用します。
期間も意識しよう
各データは、「どこからどこまでのデータ」を見るかも指定できます。デフォルトでは「公開から現在まで」のものになります。
これまでの累計や推移を見るならそれでも問題ないですが、公開期間が長い動画の方が、当然再生数も増える可能性が高いです。
「今月あげた動画の成果を見たい」「先月説明欄にタグを増やしてみたけど、その効果が知りたい」などなど、なにかの成果を振り返るときは期間を指定して比較することが多いです。
知りたいデータに応じて、期間も決めてみることは常に意識しておきましょう。
ちなみに、アナリティクスの累計データは動画公開から2日経たないときちんと反映されません。(16時更新)。正確に「昨日の成果を見る」ことは難しいと考えておきましょう。
注目すべきデータ
各データには、最初に表示される簡易画面と、特定の指標が詳細に表示される「詳細モード」画面があります。
基本的に、簡易画面の各タブを見るだけで主要データは確認できるので、まずはここに注目しましょう。
簡易画面で注目したいデータ
データの意味するところは後ほど紹介しますが、簡易画面では以下のデータを見ておきたいです。
タブ | 注目したいデータ |
概要 | 視聴者維持率、平均視聴時間 |
リーチ | インプレッション数、インプレッションのクリック率、トラフィックソースの種類 |
視聴者 | 年齢と性別 |
詳細モードでできること
詳細モードは、見たい指標でフィルターをかけることで、より詳細なデータが見れたり、複数の動画のデータをまとめて見たりすることができます。
「今月の全動画の成果を見たい」なんて需要がよくあるので、どちらかというと後者の方がよく使います。
また、エクセルやスプレッドシートにエクスポートもできるので、別ファイルとしてデータをまとめる、蓄積させるときに便利です。
「成果をファイルとしてまとめて共有する、先方に見せる」なんてときによく利用します。
ただ、自分で見たいデータを指定したり、追加したりすることもあって、若干ハードルが高いです。
動画単体の効果を見るなら簡易画面の方が楽、かつわかりやすいので、最初の内は簡易画面だけで運用していっても問題ないはずです。
各データが示すもの
最後は、各データの意味と、それがなにを示すかを簡単に紹介していきます。このあたりを把握することで、動画の改善点が見えやすくなります。
視聴者維持率
視聴者が動画のどのあたりまで見てくれたかを示すパーセンテージです。動画のはじまりが100%で、これが時間経過とともに徐々に落ちていきます。
目安としては、動画の最後に70%以上のユーザーが残っていれば良い動画らしいですが、これを満たすのはけっこうハードルは高い印象です。
また、「序盤は離脱がそもそも多い」「長い動画ほど離脱する人も多くなる」のは普通のことです。グラフはこれを加味して見ましょう。
このグラフからは、ユーザーがどこで離脱したかがわかります。
離脱率がガクっと下がるポイントには、なにか改善点あるのでは、と判断しましょう。「一気に50%減った!」などは要注目です。
離脱理由として挙げられるのは、以下のような点です。
序盤に離脱する人が多い場合
- サムネやタイトルを見て動画を再生したのに、思ったものと内容が違う
- 序盤の自己紹介などが長くて、早々につまらないと判断された
中盤以降に離脱する人が多い場合
- 単調な展開に飽きた
- 先の展開や答えが分かって「もういいかな」と判断された
視聴者によって違うので、明確な答えは出しにくいですが、基本的には、動画の構成や内容、テンポなどに関わるものかなと考えています。
できるだけテンポ良く、簡潔に内容を伝えられる動画を目指してみましょう。
平均視聴時間
名前の通り、動画を見た人の平均の視聴時間になります。長いほど、動画をきちんと見てくれる人が多いと判断ができます。
視聴者維持率と似ているのですが、こちらはどちらかというと良い動画を探すときに役立ちます。
同じような長さのほかの動画と比較したときに、この数値が長いものは、視聴者を引きつける魅力がある、”ユーザーにウケた”動画であると判断できます。
構成や内容など、新たな動画を作る際の参考にしてみましょう。
インプレッション数
Webマーケティングでよく耳にするインプレッションですが、YouTubeアナリティクスでは、自分の動画のサムネイルがYouTubeに表示された回数を表すものです。
検索結果、おすすめ動画、再生リストなど、どんな経路であれ、YouTubeのどこかにあなたの動画のサムネイルが表示されたことを示します。
インプレッション数は、1秒以上表示されてはじめてカウントされます。視聴者側のサムネが50%以上表示されないとカウントされないそうです。
インプレッションはもちろん高い方がいいのですが、この数値だけだと良し悪しが判断しにくいです。
たとえば、インプレッション1000で100再生なこともあれば、インプレッション1000で10再生のこともあります。
このように、インプレッションが必ずしも再生数に結びつくとは限らないからです。
次で紹介するクリック率とセットで判断したり、動画の露出が増えるような改善策を打ったときの成果の指標として見るようにしましょう。
インプレッションのクリック率
サムネが表示された回数の内、どれだけクリックされたかを示す数値です。
だいたい平均で4~5%、10%を超えると良いと判断できます。
この数値が高いほど、ユーザーに選択され、再生されるということになります。
ユーザーがつい押したくなるような魅力あるタイトル、サムネであるかどうかを確認できる指標といえます。低い場合は、このあたりに改善が必要かもしれません。
トラフィックソースの種類
動画は、YouTube内の検索機能や関連動画、「あなたへのおすすめ」や再生リストなど、さまざまな場所に表示されます。
トラフィックソースは、「視聴者がどこからその動画を見に来たのか」という流入経路が分かる指標になります。
経路は、以下のどれかにカテゴライズされます。どれがどういうところに表示されるものなのかも知っておくといいですね。
アナリティクスの項目 | 流入経路 |
YT_SEARCH | YouTube内検索 |
YT_RELATED | 関連動画 |
YT_PLAYLIST_PAGE | 再生リストページ |
YT_OTHER_PAGE | その他のYouTube |
YT_CHANNEL | チャンネルページ |
UNKNOWN_MOBILE_OR_DIRECT | 直接or不明 |
SUBSCRIBER | ブラウジング機能 (あなたへのおすすめ) |
PLAYLIST | 再生リスト |
NOTIFICATION | チャンネル通知 |
EXT_URL | 外部サイト (主にサーチエンジンでの検索) |
END_SCREEN | 終了画面 |
トラフィックソースは、視聴者の傾向を知るとともに、流入(再生数)を増やすために、数値の少ない経路に注目していくような使い方をしていきます。
「関連動画からの流入が少ないから、タグの設定を見直そう」といった感じです。
年齢と性別
視聴者の年齢層や性別がわかる指標です。ユーザーのニーズにあわせた動画内容にするために確認しておきたい箇所といえます。
ゲーム動画の場合は、そのゲームのユーザー層がそのまま視聴者層になると考えておきましょう。
特定ゲームに集中して動画を作っている場合はあまり気にしなくていいですが、いろんなゲームを扱っている場合には注意が必要です。
できるだけ視聴者層に合ったゲームを扱った方が、再生数も増えやすいかと思います。
ごりごりのRPGを求めているユーザーに、「乙女ゲームはじめます!」と言われても、刺さりませんよね。極端なジャンルを扱う場合は注意しておきましょう。
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