Discordコミュ運用術:コミュニティルールの決め方とトラブル予防方法【実践編6】

「Discordコミュニティ運用術」第17回(実践編6)は、Discordコミュニティのルール決めとトラブル対策準備について紹介します。

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Discordコミュ運用術:コミュニティルールの決め方とトラブル予防方法【実践編6】

監修:ささもん(Appliv Games)

ゲームライター歴10年。ゲーム公認Discordコミュニティの管理人として、数万人規模のサーバー運用経験あり。

ゲームはジャンル問わずプレイするが、その中でもゴルフゲームが得意。解説役としてテレビにも出演。

書籍「Discord活用ガイド」(2023年7月6日発売)では、IP公認コミュニティを成功に導いたDiscord運用者としてインタビューも受けている。

安心して使えるコミュニティを作ろう!

今回は、コミュニティを運用するときに覚えておきたい、「メンバーの管理方法」について紹介します。

様々な人が集まるコミュニティでは、たくさんのトラブルが予想されます。スムーズに運用できるように、しっかりと対策を立てておきましょう。

■目次

安心して使えるコミュニティを作ろう!
 └予想されるトラブルは?トラブル対策で必ず実施しておくこと
 └サーバールールを決めておこう
 └アカウントとチャンネルの利用制限を設定ルール作成のポイント
 └サーバー内の禁止事項を明記する
 └他のコミュニティを参考にしよう問い合わせの対応方法
 └要望はオープン、問い合わせ&クレームはクローズで対応
 └DMに対応するかは要検討
 └「よくあるお問い合わせ」チャンネルを設置

・Discordコミュニティの運用をご検討中の企業様へ

予想されるトラブルは?

コミュニティ運用時に予想されるトラブルには、例えば次のようなものがあります。

  • チャットの荒らし行為
  • メンバー同士のトラブル(ケンカ・誹謗中傷)
  • ゲーム内容に関する問い合わせ・クレーム

こういったトラブルは、起こるときには起こっちゃいます。できるだけ防げるようにはしたいですが、起きてしまったときにどうするかも重要ですね。

以下のマニュアルでは、実際にトラブルが起きたときの対処法を紹介しています。「トラブルがもう起きちゃってる!」という人は、こちらも読んでみてください。

トラブル対策で必ず実施しておくこと

トラブル対策の理想は、起こってから対処するのではなく、未然に防ぐことです。

では、トラブルを防ぐためには何をすればいいのか? 基本的なことをまとめてみたので、コミュニティを本格的に稼働させる前にこれらを必ず実施しておきましょう。

サーバールールを決めておこう

まずは、コミュニティを利用する人に守ってもらいたい「サーバールール」を決めます。

「利用規約」や「禁止事項」といった内容ですね

作ったルールは、「はじめに」や「サーバーガイド」といった必読チャンネルに置いておきましょう。

また、新規参加者の目に付きやすいように、招待コードの飛び先をサーバールールを記載したチャンネルに設定するのがおすすめです。

招待URLは、発行したときにいるチャンネルのものが作成されます

アカウントとチャンネルの利用制限を設定

サーバー内のチャンネルをひと通り作成したら、「サーバー設定」と「チャンネルの編集」から、ユーザーの利用制限の設定を見直しておきましょう。

■サーバー設定:管理

項目 推奨する設定内容
認証レベル 中:Discordに登録してから5分以上経過したアカウントのみ
コンテンツフィルター すべてのメンバーのメディアコンテンツをスキャン

Discordに登録したばかりのユーザーの書き込みと、不適切なコンテンツをブロックできるようになります。認証レベルを「高」以上にすると通常のメンバーにも影響があるので、「中」がおすすめです。

コンテンツフィルターは、R指定のファンアートを投稿するようなチャンネルを作らない限りは、スキャン状態にしておくのがいいですね。

■チャンネル設定:権限

項目 推奨する設定内容
メッセージの送信 一般ユーザーの発言を禁止したいチャンネルは「✕」にする

「サーバーガイド」や「お知らせ」といった、管理者だけが発言するようなチャンネルは、@everyoneの「メッセージの送信」を「✕」にして、発言できなくしておきます。

連続発言を制限する「低速モード」などの設定もありますが、最初は実装しなくても良いと思います。荒らし対策としては便利なので、やり方は覚えておきましょう。

より詳しい制限方法については、以下のマニュアルを参考にしてください。

ルール作成のポイント

サーバールールを作るときに意識したいポイントを紹介。「どんな項目にすればいいの?」と迷いそうな人は、ぜひ参考にしてみてください。

サーバー内の禁止事項を明記する

総合コミュニティのルールを作るときは、まずサーバー内でやってはいけないことを明記するようにしましょう。

以下の3つは特に重要なので、必ず禁止事項として記載するようにしてください。

  • チャットの荒らし行為
  • 他のメンバーに対する誹謗中傷
  • ゲームの規約に違反する行為

また、ルールを守れなかった場合の対応方法もしっかりと記載しておきます。

違反者への対応については、1回目は厳重注意、2回目はBANといったところでしょうか。BANをすると招待URLから再加入できなくなるので覚えておきましょう。

他のコミュニティを参考にしよう

ルールの内容や書き方がなかなか決まらないときは、他のコミュニティを参考にするのがいいかと思います。

こちらは、私が作った『メガミヒストリア』の総合コミュニティのサーバールール。

項目は2つと少なく、最低限のみ記載して、あとはユーザーの判断に任せるスタイルです。ゲームに登場するキャラがしゃべってるっぽくもしています。

あまりガチガチにすると利用しづらい人も出てくると思うので、これくらいの軽めのルールにしてみるのもおすすめです。

変わってこちらは、『黒い砂漠』の公式コミュニティのサーバールール。

チャットの禁止事項だけでも項目が9つもあり、かなり細かいところまでルールを設定しています。

ちょっと硬い感じはしますが、ゲーム公式ということもあり、しっかりと管理されたコミュニティといった印象を受けますね。

問い合わせの対応方法

続いて、管理者に寄せられる問い合わせについての対応方法を紹介。メンバーの意見を聞けるように、問い合わせを受け付ける窓口はしっかりと作っておきましょう。

要望はオープン、問い合わせ&クレームはクローズで対応

管理者の方針にもよりますが、問い合わせとクレームに関しては、他の人に見られない「クローズな場所」で対応するのがおすすめ。

オープンチャットだと言いづらいことも多いと思うので、安心して発言できるような場所を作ってあげましょう。

例えば、問い合わせ専用のロールを付与して、ロール所持者しか見られないチャンネルを作るというのも、クローズなやり取りをする方法のひとつです

逆に要望の場合は、意見をみんなで共有できるようにオープンなチャンネルでやるのがいいですね。

DMに対応するかは要検討

コミュニティへの問い合わせは、管理者に直接DMが届くことも多いです。

相談事などがくることもあるので、よりメンバーとの距離感を近くしたいなら対応してもいいですが、管理はもちろん大変になります。

ユーザーの年齢層が低いゲームほど、相談などの問い合わせが多くなる印象です

DMでの問い合わせも受け付けるか、それともDMには対応しないのか、この辺りは最初にはっきりと決めておくのがいいですね。

対応しない場合は、しっかりとその旨を明記しておきましょう。

「よくあるお問い合わせ」チャンネルを設置

複数のユーザーから同じ内容の問い合わせがある場合、「よくあるお問い合わせ」のチャンネルを作っておくのもおすすめ。

チャンネル一覧の上のほうなど、見やすいところにチャンネルを置いて、サーバーガイドなどからもリンクで飛べるようにしておきましょう。

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