『ジュラシック』シリーズ全4作品がLEGOになって復活!
『LEGO Jurassic World』(以下、レゴジュラシック)は、レゴブロックを組み立てながら、大人気映画『ジュラシック』シリーズの世界を冒険していくアクション&アドベンチャーゲームだ。
プレイヤーは、さまざまな得意技をもったキャラクターたちを使い分けて謎を解きながら、映画各作品のストーリーが楽しめる4つのステージを冒険していく。
ゲーム中には、さまざまな恐竜が登場する。映画でおなじみのTレックスも、ゲームの中で大暴れ!
本作は買い切りタイプになっており、でゲームを購入するとその後の課金はいっさいなしで最後まで遊ぶことができる。
「レゴ」+「ジュラシック」いう確実に面白そうな組み合わせなのに、有料は悩むと思っている人も多いだろう。そんな人のために、さっそく購入してプレイした筆者がレゴジュラシックの魅力を紹介していこう。
レゴブロックを使ったアクションアドベンチャー
このゲームの世界では、落ちている「レゴブロック」を組み立てると、冒険に使える便利な道具を作ることができる。
周りにはガラクタしか落ちていないように見えるが、落ちているレゴブロックを組み合わせてみると……
なんと車ができ上がった。もちろん、乗って走行することができる
レゴブロックは、マップに置いてあるオブジェクトを壊すと出てくることが多いので、壊せそうなものがあったら調べてみよう。
隠れたレゴブロックを探しながら、少しずつ進んでいこう
たくさんのキャラクターを使い分けよう
また、本作ではかなりたくさんのキャラクターを操作することできる。これらのキャラクターは、それぞれが得意技を持っており、状況に合わせてキャラクターを切り替えていくことになる。
「ジョフリー」は、手に持った「スタンロッド」で機械を作動させられる
「ロバート」は、銃が使えるので、遠くにあるターゲットを破壊できる
マップのいろいろな場所に謎解き要素が隠されているので、キャラクターの得意技を使い分けながらゲームを進めていこう。
中には恐竜のフンに飛び込めるキャラクターも……。フンの中にはキーアイテムが入っているので、かなり貴重な戦力だ
シリーズ各作品をモチーフにした4つのステージが登場
『レゴジュラシック』では、以下のシリーズ各作品をモチーフにした、4つのステージで遊ぶことができる。
- ジュラシック・パーク
- ロストワールド/ジュラシック・パーク
- ジュラシック・パークIII
- ジュラシック・ワールド
それぞれのステージでは、原作の名シーンに沿ったイベントなどがたくさん見れるようになっていて、ミニ映画を見ているような感じになる。
大迫力のムービーパートもあり、LEGOのかわいさとのギャップが面白い
最初に遊べるのは、ジュラシック・パークとジュラシック・ワールドの2つだが、ゲームを進めていくと新ステージを含めて、ゲームのさまざまな機能がアンロックされていく。
各ステージにあるミッションを達成すると、アンロックに必要な「トロフィー」が獲得できる
初回クリアまでは、ステージごとに決められたキャラクターしか使うことができないが、一度クリアすると所持キャラクターを自由に連れていけるようになる。
新しい仲間は、ステージの途中で手に入ることもある。手に入れたら、「イノベーションセンター」の2階でアンロックしよう
基本的には、主人公サイドは「恐竜の味方」というポジションで話が進んでいく。ステージによっては、恐竜を捕獲しようとする悪いハンターが登場するので、恐竜たちを守ってあげよう。
ハンターはこちらを見つけると攻撃してくる。悪い人間はパンチで退治しよう
捕まった恐竜を助けると、お礼に力を貸してくれる。人間では壊せない場所も、恐竜の力なら余裕で壊せる
もちろん、凶暴な恐竜に襲われることもあるが、そんなときは周りをよく見て、なんとか切り抜けよう。
あやしい場所には、基本的に「恐竜マーク」がついているので、謎解きにはそれほど苦労せず、サクサク進められる
巨大な機械を操作したり、豚に乗って走り回ったり、肉で恐竜の気を引いたりと、ステージによってさまざまなイベントが楽しめる。
また、それぞれのステージはたくさんのエリアに分けられているので、すべてをクリアするだけでもかなり遊べそうだ。
自分だけの恐竜が作れる「恐竜カスタマイザー」
レゴジュラシックには、メインとなるアクション&アドベンチャー以外にも楽しめる要素がたくさんある。
その1つが「恐竜カスタマイザー」だ。ここでは、恐竜のDNAを組み合わせて、自分だけのオリジナル恐竜を作ることができる。
「なんだこいつは!」といった、実物の恐竜からはかけ離れた恐竜が作れるので面白い
これらのオリジナル恐竜を作るには、ステージのどこかに隠されている「恐竜のDNA」を探さなければならない。ヒントが少ないので、探すのは少々骨が折れるが、遊んでいるうちに自然と集まってくる。
例えば、「ディロフォサウルスのDNA」は、白いTレックスが暴れまわるステージで、地面や壁にある「5つの爪跡」を見つけると手に入れられる
トロフィー集めをするついでに、ステージの端のほうまで遊びに行って、あやしいところがないか探してみよう。
DNAを組み合わせて恐竜をカスタマイズ
DNAを入手したら、オリジナルの恐竜を作ってみよう。恐竜は、「頭」「胴体」「尻尾」の3種類のパーツと、体や模様の色を変更することができる。
まずはベースとなる恐竜を選択。今回は「ディロフォサウルス」にしてみた
また、それぞれの恐竜には、人間のキャラクターと同じように得意技があり、組み合わせたDNAによって、別の恐竜の得意技が使えるようになることもある。
試しに「胴体」と「尻尾」を「ステゴサウルス」にしてみると、体の模様が変化して、尻尾にトゲのようなものが
「ステゴサウルス」の特徴といえば、やはりトゲのついた尻尾を振り回す攻撃だ。ということで、尻尾のDNAから「尻尾攻撃(平行)」という技が使えるようになった。
「ディロフォサウルス」は元々、口から液体を飛ばす「粘液」という技が使えるので、前から敵が来たら粘液を飛ばして、後ろから来たら尻尾でやっつける。かなり攻撃力が上がったのではないだろうか。
あとは色を変更して、オリジナル恐竜の出来上がり。新種発見の報告をしなければ!
こんな感じで、さまざまな恐竜のDNAを組み合わせて、見た目だけでなく「得意技」も継承した最強の恐竜を作り出してみよう。
自分の作った恐竜で遊べる「フリープレイ」
「恐竜カスタマイザー」は、ただ単に自分だけの恐竜を作って終わりではない。「恐竜区」と呼ばれるエリアに行くと、自分が作った恐竜で遊ぶ「フリープレイ」を楽しむことができる。
「大型恐竜区」と「標準恐竜区」の2種類があり、入れる恐竜が大きさによって分けられている
先ほど作ったのは、比較的小型の「ディロフォサウルス」をベースにしているので、今回は標準恐竜区に行ってきた。
また、「ステゴサウルス」は大型の恐竜なので、こちらをベースにして恐竜を作れば、大型恐竜区で遊ぶことができる。
「標準恐竜区」はジャングルのような場所で、ハンターと翼竜の姿が確認できた
恐竜で遊ぶことができるフリープレイでも、人間のときと同じように謎解き要素がある。さまざまな恐竜の「得意技」を駆使して、先に進むためのポイントを見つけ出そう。
粘液は、硬そうな鉄の塊を破壊することができるほか、離れた場所にいる敵に攻撃することもできる
DNAを組み合わせてゲットした「尻尾攻撃」は、普通の攻撃じゃビクともしない機械を破壊できる
中には、大型恐竜の「得意技」じゃないと壊せないものもあるので、DNAをうまく組み合わせて、普通なら使えないはずの技を繰り出せる恐竜を連れてこよう。
また、ステージを進んでいると、ミニゲームが発生することがある。いつもとはちょっと違ったテイストで遊んでみよう。
穴から顔を出したハンターを「粘液」で攻撃してやっつけるミニゲーム。仲間に攻撃してしまうと反撃を受けるので気をつけよう
残念ながら、TレックスのDNAをもっていなかったので、先のエリアに進むことはできなかった。ほかにも、トリケラトプスやラプターなど、全16種類の恐竜で遊べるようなので、遊びつくすのはまだまだ先になりそうだ。
有料だと購入を迷う人も多いかと思うが、恐竜やLEGOが好きなら間違いなくおすすめできる。それだけのクオリティとボリュームがあるので、安心してほしい。
もちろん、『ジュラシック』シリーズを見たことがない人でも、映画のストーリーといっしょに楽しめるように作られているので、ぜひプレイしてもらいたい。
- 使用した端末機種:iPhone 5s
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:10時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
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