行く手を阻むマシンは容赦なく撃破! 爽快&痛快なバトルレーシング
本作『ホバークラフト:テイクダウン – カスタムコンバットカー』が前作と大きく異なる点は、自分のマシンが敵を破壊(テイクダウン)するための武器を搭載していること。
レーザーサイトが常に働いており、その照準圏内にほかのマシンをとらえると自動的に武器が発射される。
最初の武器であるマシンガンはさほど強力ではなく、敵を破壊するまでに多少の時間が必要だが、特に狙って攻撃する必要はないので手軽にプレイすることができる。
もちろん、他のマシンにぶつかったときや、敵から攻撃されたときにもダメージが発生する。さらに気をつけておきたいのは、自分の武器で破壊したほかのマシンの破片が路上に散乱すること。
目の前に迫ったマシンを破壊できたからといって油断は禁物だ。
敵の攻撃をかいくぐってコインを集めろ!
後方に向かって赤い弾を発射してくる敵や、近づくと横からレーザーを撃ってくる敵などもいて、快走を続けることはなかなか難しい。
本作ではマシンそのものがライフゲージの代わりとなっていて、ダメージを負うごとにマシンの各所が破損していく。
路上に出現した敵の弾や他のマシンの破片は、自分の攻撃で排除することはできないので、特に注意が必要だ。
またダメージが蓄積すると、画面下部に表示されたパーツのアイコンが赤くなって該当するパーツが効果を失ってしまう。
最初はスラスタが減ってスピードが遅くなり、やがてパワーアップパーツや武器が使用不可に。そして、最後にパワーコアを失うとゲームオーバーだ。
ほかのマシンを撃破するとその場所にコインが出現する。これを集めていくことで、ショップにて「ミニカードパック」または「フルカードパック」が購入できるようになる。
カードパックから獲得できるアイテムには、パワーアップアイテムやアップグレードアイテム、設計図などがあり(ポイントとして獲得)、自分のマシンを強化したり新たなマシンを入手したりするのに役に立つ。
パワーアップアイテムは、シールド、ダメージブースト、ベポライザー、コインマグネットの4種類があり、それぞれ4段階のグレードで効果時間が変化する(あらかじめ選択しておくことでゲーム開始から自動発動)。なおベポライザーには煙幕のような効果があるようだ。
カラフルなブロックを組み立てて自分だけのマシンをカスタマイズ
ハイウェイを疾走するマシンがブロックのような見た目なのにはワケがある。一見するとチープなイメージだが、ご想像どおり本作ではいくつものブロックを自由に組み合わせて自分だけのマシンをカスタマイズすることができる。
スタート画面でスパナのアイコンをタップすると、3D空間であることを強く意識させられるガレージが登場。プレイヤーは「パワーコア」を中心に19色のブロックを張り付けて、好みの外見のマシンを作成していくことになる。
間違って貼り付けたブロックは、「×」を選択してから該当箇所をタップすれば削除可能。また、マシンを走らせるために必要なスラスタのブロックは6つ、武器のブロックも2つが別途用意されている。
ただし、スラスタは左右均等に配置する必要がある。
また、一定の数のブロックを組み込まなかったり、前後左右のバランスが悪かったりすると、走る前からバラバラになってしまってスタートできないので、この点には注意しよう。
組み上げた後には、あらかじめ用意されているマシンと同様にパワーアップを進めていくことができる。
スッキリしたいときに手軽にプレイ! 生き残りをかけたサバイバルのスリルが魅力
前作ではいったんクラッシュするとすぐにゲームオーバーとなるイメージだったが、本作におけるプレイ時間はゲームオーバーまでおよそ1~2分程度。
集中してやり込むというタイプのゲームではないが、ちょっとした息抜きにプレイするのに向いたタイトルといえそうだ。
また、広告を通じてもらえる無料のコインや、時間経過によって受け取れるカードパックなどがふんだんに用意されているので、目の色を変えてやり込んだり、がっつりと課金したりする必要もない。
ステージや敵のバリエーションがもっとあれば、なおよかったと感じる内容ではある。
しかし気持ちよく遊べるタイトルではあるので、ちょっとしたスリルと爽快感を手軽に味わってみたいという方は一度プレイしてみてはいかがだろうか。
- 使用した端末機種:iPad mini
- OSのバージョン:iOS 9.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.3
- 課金総額:0円
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