6月6日からAndroid版で先行プレイが開始されたパオン・ディーピーの新作RTS『ワンダーオラクル(WONDER ORACLE)』。2015年東京ゲームショウで公開されていたプロモーション用映像の「全員オンナ」というフレーズが気になる、本作の魅力をひと足先に紹介していこう。
歴戦の勇士が女性に!? はるか未来を舞台にしたRTS
『ワンダーオラクル(WONDER ORACLE)』は、自分の領地に施設を自由に建てて軍備を強化し、他プレイヤーの領地を侵略して自国を発展させていくリアルタイムストラテジー(RTS)だ。
何かの実験で急に呼び出されるプレイヤー。実験器具が不完全で、男女問わず女性の人体で組成されてしまうという……
戦略系のゲームではおなじみ、自分の領地を見渡すところからゲームスタートだ。このロボット(PAI)の発言から、かなり未来の世界が舞台となっていることが分かる
領地を自分色に染めよう
まずは施設を建築して軍備を整え、自分だけの街を作り上げていこう。
「ストラテジーって何?」という初心者の方でも、PAIがいちからていねいに教えてくれるので安心だ
建築できるのは、生産施設、攻撃軍備、防衛軍備とさまざま
各施設のバリエーションも豊富。充実させたいところから気ままに整えていこう
もちろん、配置箇所も自分好みに調整可能
レイアウトエディタでラクラク再配置
施設が多くなると、ほかの施設がじゃまになって再配置や微調整がしづらくなってくる。そんなときのために、本作には「レイアウトエディタ」機能が用意されている。
こんなにごちゃごちゃした領地も……
この機能を使えば、一度配置した施設をすべて回収し、まっさらな状態から配置し直せる
そのため、理想となる領地をデザインしやすく、遊びやすい工夫がなされている。
妖精の粉で人体組成!?
本作ならではの要素となるのが、「妖精」と「戦姫」の存在だ。領地を見わたすと、あちこちに動く光った球体が飛行している。
これが妖精と呼ばれる漂流物。触れると砕け散り、「妖精の粉」が手に入る
手に入れた妖精の粉は「水槽」で使う。水槽に妖精の粉を投入することで、「戦姫」を作り出せる。
妖精の粉は3種類。その組み合わせや添加物によって、作り出される戦姫の種類は変わってくる。それぞれの数も調整できるので、組成の組み合わせは無限大
この戦姫として作り出せるのが、実際に戦史の残る英雄や名将たちだ。
プレイヤーを呼び出したときと同じく実験が不完全なため、すべての英雄や名将が女性となって組成される
組成されたときの戦姫たちのリアクションも見もの。女性となった驚きを隠せない戦姫などさまざまで、戦史好きにはたまらない演出が用意されている。これはヒッタイトのムワタリ大王をモデルにしたキャラクター
先行テストで実装されていた戦姫は、合計32名。リリース後も毎月多数の戦姫の追加が予定されている
戦姫は、他プレイヤーの侵略に活躍してもらうことはもちろん、各施設に配属することもできる。
領地に攻め込まれたときに有効な防衛施設に配属すれば、攻撃速度やダメージ、ヒットポイントを底上げできる
防衛施設以外にも配属でき、生産施設では生産量などを上げることも可能
戦姫は侵略時、防衛時ともに、固有のスキルを発動できる。これをうまく使えば劣勢を一気に打開できることもあるだろう。
このスキルによって、ほかのRTSでは味わえない爽快感を味わえる
侵略して略奪しまくれ!
オンライン要素のあるRTSの醍醐味となるのが、他プレイヤーの領地への攻撃だ。
施設建設に大量に必要となる金や米はもちろん、人体組成に必要な妖精の粉も奪い取れる
攻撃時には、最大5人の戦姫と大量のユニットを編成できる。
戦姫は、それぞれ特定のユニットを入手することで配備できるようになる
戦姫だけでなく、ユニットも全員が女の子。詳細を見れば、どのように使えば有効なのかなども確認可能
攻撃時の操作方法は、タップとロングタップ(長押し)だけのシンプルなもの。
ロングタップで次々とユニットを出撃させ、戦姫をタップで狙った場所に配置しよう
マップに配置すると、ユニットたちは自動的に攻め込んでいく。
配置時以外は操作不能なため、敵領地のスキやタイミングを見計らうのが非常に大切になる
領地内の施設を一定数以上破壊すると星が獲得でき、制限時間内にどれだけ破壊できたかで勝敗が決まる
やり込み要素満載のコンテンツ
ここまでたくさんのことを紹介してきたが、まだ紹介しきれてないコンテンツが多数ある。
戦姫はただ手に入れるだけでなく、「精気」を使って育成できたり、気があったプレイヤーで集まれる同盟でランキングを競い合ったりできる。また、個人の階級なども存在する。とても数日では遊びきれない豊富なコンテンツだ
実際に遊んでみた印象としては、毎日コツコツと領地を充実させながら、ちょっとした合間にも楽しめるゲームといった感じ。仲間とチャットを楽しみながら作戦会議などをすれば、さらに盛り上がれること間違いなしだ。
今回の先行プレイに参加できなかった方は、リリース後にぜひ一度遊んでみることをおすすめする。
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