タッチ1つで変わる多彩なギミック。ファンタジックな見た目とは裏腹に奥深いシステムが特徴の『Heroki』をレビュー

会話中にシナリオやシステムなどに関わるテキストが出てくると、他とは違う色で表示されるため、英語が苦手という方でもこの部分だけ抑えておけば迷うことなく進められそうだ

ヒントを頼りに進んでいく3D空間のステージ

1つのステージをクリアすると新たなステージがアンロックされる仕組みになっており、基本的には各ワールド内をくまなく冒険することになる。しかし、各所にギミックが仕掛けられており、それを処理しないことには先に進めない場所や隠し通路などが存在。もちろん、道中には敵も配置されているため、プレイヤーの記憶力や瞬発力も試されることに。

3D空間の中はどのステージも広いので迷うことも。向かうべき場所を確認するときやギミック操作した後には、周囲がどう変わったのかを確認した方がスムーズに進められた。

端末の機能を活かしたさまざまな娯楽システム

主人公が生活する場所としてラバンティアという村があるのだが、ここではパワーアップさせるためのアイテム購入やiOS端末のマイク機能を使った遊びなど、ミニゲーム的な要素で遊ぶことができる。中には住人のお願いをきいてあげることで進むイベントもあるので、ステージ攻略の間に立ち寄るといいだろう。
ちなみに、発生するイベントでは報酬としてコインやステージ上で使えるアイテムがもらえたりもするので、遊んだ時間も決してむだにはならない。

制限時間内までに一定の高さまで箱を積み上げていくイベント。箱自体が軽いため、ぶつかってしまうだけでも崩れてしまう

ゲーム内容は低年齢向けのためか、操作性にやや難あり

数時間プレイして思ったのが、上記でも語ったように各ワールドを冒険していくことが肝となる上に、ギミックの処理もそこまで悩む必要がないので、ヘビーユーザーにはあまりおすすめできないということ。しかし、低年齢の方やライトユーザーなら満足して遊べるクオリティになっているので、複雑な操作がなくてサクサクと進められる作品を好むプレイヤーには、購入する価値があるだろう。

また、改善してほしい点としては操作性だ。移動するだけなら問題ないのだが、細かい操作が必要なときにブレーキが利きづらいので、敵にぶつかってしまいむだなダメージを受けてしまうこともあった。この点さえ改善されれば、どんなプレイヤーでもストレスなく遊べるはずだ。

指で主人公が隠れてしまわないように、狭い場所で敵に遭遇した場合は先に処理してから行動したほうが安定するはずだ

空いた時間に遊べる息抜きアプリとしては◎

各ステージには「HEROKI」といったパネルが存在し、これを全て集めることによってクリア時のスコアに関わってくるのだが、ただクリアするだけでも次のステージが解放されるため、どんどん先に進みたい人にとってはかなり快適に遊べるはず。学生だと休み時間や友人との待ち合わせなどに、社会人だと休憩中や電車の待ち時間などで気軽にプレイできるタイトルとなっている。ちょっとした息抜きがほしいアナタ、一度購入を検討されてはいかがだろうか？

• 使用した端末機種：iPhone 6
• OSのバージョン：iOS 8.3
• プレイ時間：約3時間
• 記事作成時のゲームのバージョン：1.0.1

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