戦局を読んで敵を食い止めていく戦国タワーディフェンス
『大攻城!三国×戦国クロスバトル』は、GAEより配信予定の戦略シミュレーションゲーム。
プレイヤーは一国の城主となり、魔物に占領された土地を開放しながら、自らが治める城を発展させていく。
三国志と戦国時代の英雄が多数登場するのが特徴の、戦略性の高い作品だ。
タイトルどおり、三国志と日本の戦国時代が入り混じった世界が舞台。城主キャラクター選択の時点でも錚々たる顔ぶれ。CVも沢城みゆきさんや戸松遥さんなど豪華声優陣が演じている
「混沌の大地」と呼ばれる魔物がいる土地がステージになっており、徐々にクリアしていく。各ステージには5段階の難易度が存在するようだ
バトルはリアルタイムで進行。勝敗は、迫りくる魔物から一番奥にある中枢水晶を守れるかどうかで決まる。水晶に到達されてしまうと、ハートが減ってしまい、0になるとゲームオーバーになる。これを防ぐため、各所に撃退用の防衛塔を配置していく
防衛塔の役割と配置を考える面白さ
ステージ内に配置できる防衛塔には次のようなものがある。
それぞれ役割が異なるのはもちろん、配置できる場所も複数あるため、敵の進攻にあわせた、最適な配置を考える面白さがある。
主な防衛塔
- 勇士の塔:突撃部隊が出現、攻撃してくれる。攻撃しつつ、敵を足止めしてくれる
- 大砲の塔:大砲部隊が攻撃してくれる。複数の敵を同時に攻撃できる
- 弓矢の塔:弓矢部隊が攻撃してくれる。攻撃力は低めだが攻撃速度が速い。広範囲の敵を標的にできる点も魅力
- 祈祷の塔:弓矢部隊の魔法版といったところ。魔法防御が低い敵に有効
- 武将:オレンジ色の召喚陣では、武将を召喚することができる。非常に強力なユニットとして活躍してくれる
最奥の水晶に到達する前に魔物を倒すのが目的なので、敵が合流するところや両方の進攻ルートに攻撃できる箇所など、重要なところに適切な防衛塔を配置することがポイントとなる
弓矢や魔法は広範囲に攻撃できるので、複数のルートの真ん中に配置するのがおすすめ。さらにこの付近で歩兵を出すことで、長くとどまらせるという手もある
プレイヤーが介入することで戦局を有利に
前述の防衛塔以外に、バトル中はプレイヤーが任意で部隊固有の技を発動可能。
これを適切なタイミングで発動することで、戦局を有利に持っていくことができる。
部隊と技の関係
- 弓矢部隊(火雨):範囲内の敵にダメージを与える
- 突撃部隊(援軍要請):任意の場所に増援を送ることができる
- 魔法部隊(絶対零度):範囲内の敵を一定時間足止めする
- 大砲部隊(招雷):敵単体にダメージを与える
右下のアイコンを任意の場所までスワイプし指を離すと発動する。出陣している武将に対応した部隊の技が使用できる。敵をまとめて倒したり、強敵を足止めしたりと、勝利のために欠かせない要素だ
20を超える育成要素
育成要素がかなり豊富である点も本作の特徴。
書ききれないほど多いのでここでは簡単な説明にとどめておこう。すべてを極めるにはかなりの時間がかかりそうだ。
ホーム画面を見るだけで要素が多いことはおわかりいただけるかと思う。その数は20程度と非常に多い。城の防衛力を上げるもの、部隊を強くするもの、資産、物資の獲得量を増やすものなど多岐に渡る
城内には畑もあり、ここだけは農園ゲームのような雰囲気。兵士の強化などに必要な銀を調達することができる
戦いに明け暮れる面白さも
この世界には各プレイヤーの城や「封印の庵」といった拠点などが点在しており、自らの意思で戦いをしかけることができる。
今回は確認できなかったが、国対国の大規模な戦闘もあるとのこと。対戦する面白さと、自分の力が大勢に影響を与える面白さを味わえるといえるだろう。
他のプレイヤーの城に宣戦布告し、攻め入ることも可能。勝利すると相手の城主経験値を奪うことができる。戦いは武将同士で行われ、武将自身や、城の強化具合によって勝敗が左右される
マップ内にある「封印の庵」「封印の院」は、同盟(ギルドのようなもの)加入状態のときに占領できるもの。所持していると、定期的にボーナスを得ることができる。これを同盟間で奪い合うのも面白そうだ
歴戦の英雄をいっしょに戦わせられる
三国志と戦国時代のキャラクターが多数登場する豪華な本作。
呂布や真田幸村といった超有名どころともいえる英雄たちを自分の配下にし、共に戦わせられる点はなかなか胸熱な体験だった。
バトルは一般的にいわれるストラテジーとは異なり、タワーディフェンスに近い形式。拠点の重要性や、ステージや戦局に応じてプレイヤーが介入できる点が非常に面白い。
戦国系の戦略性の高いSLGを探している方におすすめの作品だ。
(c) GAE