テンポのいい操作感と軽快なキャラクターの動きが楽しい!
『ナイトスリンガー』は、『モンスターストライク』などでおなじみの「ひっぱりアクションRPG」だ。
二柱の女神に祝福された地「オラトリア」を舞台にした本作だが、女神イモイラの妹であるオディリアが、その全域を支配するために侵攻を開始するというのがバックグラウンドストーリー。
バトルのシステムは、画面をスワイプしてキャラクターを引っ張り、敵を攻撃するという「ひっぱりアクションRPG」ではおなじみのもの。
キャラクターには6つのジョブが存在し、ナイトやランサー、ウォーリア、ウィザードは敵にダッシュして接触した相手に攻撃を加える。
もちろん、敵にぶつかった後はおはじきのようにあちこちに反射し、ジョブによっては繰り返し攻撃することもできる。
また、アーチャー、ランチャーは移動せず、スワイプでターゲットマーカーを移動して遠隔攻撃を行うジョブとなっている。
- ナイト:長い移動距離を利用して敵の間を跳ね返りながら攻撃する。進化するほどヒット回数がアップする
- ランサー:直線状に並ぶ敵を貫通して攻撃する。攻撃力は決して高くないが、進化によって移動距離が延びる
- ウォーリア:体力が高く、扇状の範囲にいる敵を攻撃する。進化によって攻撃範囲はさらに広くなる
- ウィザード:敵にぶつかると魔方陣を生成し、そこにいる敵に攻撃を行う。進化によって範囲が広がり、さらに魔方陣の数も増える
- アーチャー:高い攻撃力を誇る遠距離攻撃職。進化すると矢の本数が増えてより多くの敵を攻撃できるようになる
- ランチャー:射程と方向に制限されずに爆弾を投げ、その周囲の敵を攻撃できる。進化するほど攻撃範囲が広がる
バトルの進行は疑似ターン性となっており、各キャラクターに表示されている数字が徐々に減り、これが「!」になると行動の順番となる。
ジョブによって行動の順番がある程度決まってくること、移動しないジョブが前衛にいるとじゃまになってしまうことから、4人+フレンド1人で構成されるチーム(パーティー)の陣形をしっかり考えておくことも必要になってくる。
また、各キャラクターには火、水、地、そして光と闇という属性がある。その優劣関係は、スマホRPGのファンにとってはおなじみのものだ。
何人かのキャラクターを育成しておいて、挑む敵の種類に合わせて入れ替えていくのがいいだろう。
ひっぱりの操作は非常にシンプルで軽快。画面のどこからスワイプしてもOKな仕組みとなっている。
また通常攻撃だけでなく、各キャラクターに固有のスキルを発動することもできる。
そのキャラクターの順番が回ってきたときにスキルゲージが満タンになっていれば、画面下部のアイコンをクリックすることで、強力な効果を持ったスキルで戦況を一挙に動かすことが可能だ。
バトルでは、キャラクターのアクションもスピード感にあふれており、テンポよく進めていけるのが強く印象に残った。
一部のスマホRPGに見られるイライラ感は一切なし。非常に快適にプレイすることができたことをお伝えしておこう。
ゲームの進行はスタミナ制! キャラクター育成もシンプル
プレイヤーはゲーム開始時に、2人のキャラクターの組み合わせを3つの中から選択することになる。
追加キャラクターを手に入れる機会はそれなりにあるので、ここは自分の好みで選んでしまって問題ないだろう。
- ロビン(ナイト、水属性)+レイ(アーチャー、地属性)
- ラタニャ(ウィザード、火属性)+ロサリン(ランサー、火属性)
- チャーリー(ウォーリア、火属性)+エナ(ランチャー、地属性)
キャラクターは「友情コイン召喚」「ソウルストーン召喚」「スター召喚」の3種類に加え、ミッションの報酬としても手に入れることができる。
また、中には経験値やゴールドに特化した素材用のキャラクターもいて、「タブラゴン」や「ハニービー」は強化素材として使用することでより多くの経験値を、「ピギー」は売却時にさらに多くのゴールドを獲得できる。
なお、「ヒョロロ」は経験とゴールドの両方を増やしてくれる。
バトルを通じて冒険者レベルを上げると「書斎」や「探検」といったコンテンツや、「ゲリラ」「属性ダンジョン」「アリーナ」「コロシアム」「魔力の塔」といった戦いの場が開放されていく。
キャラクターの育成は、ほかのキャラクターを素材にしてレベルアップを図る「強化」、属性ダンジョンで入手できる結晶でレアリティー(星)をアップする「進化」、そしてエナジーを消費してスキルの効果を上げる「スキル強化」の3種類となっている。
ややこしい要素はあまりなく、このあたりのシステムは非常にわかりやすい。ただし、チーム編成に影響があるコストの上昇には気をつける必要がありそうだ。
階層ダンジョン「魔力の塔」でルーンをゲット!
冒険者レベル10で挑戦可能となる「魔力の塔」は、全30フロアの階層ダンジョンとなっている。各フロアには6つの結界があり、すべてをクリアすると次のフロアに進めるようになる。
ここでは、まれに「ルーン」が手に入る。ルーンには「保護」「集中」「猛攻」「迅速」「憤怒」「蘇生」「生命」「飛翔」という種別があり、キャラクターに埋め込むことでさまざまなステータスアップ効果を得ることができる。
ルーン自体も強化することができるので、キャラクターをより強力にしたい場合には、「魔力の塔」の攻略が欠かせないことになりそうだ。
遊びやすさの点では太鼓判!
スマホRPGとしての基本を押さえつつ、非常に遊びやすいシステムに仕上がっている『ナイトスリンガー』。
今回は「アリーナ」や「コロシアム」といったマルチプレイ要素を試すことはできなかったが、1人用のコンテンツだけでもかなり長期間にわたって楽しめそうだ。
ストーリーに絡んでくるNPCたちも個性に富んでおり、ときにはユニットとしてチームに参加してくれることも。
遊びやすさの点では太鼓判を押せる出来栄えになっているので、これから始めるスマホRPGを探しているという人は、ぜひ本作をリリースのタイミングから遊んでみよう!
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