『キングダム』の世界観を再現した本格SRPGが登場!
『キングダム』は、大将軍を目指す少年「信」と、後に始皇帝となる「政」を中心に、春秋戦国時代の戦乱を描いたアニメーション作品。
原作コミックの単行本の売上は累計2,000万部を超え、テレビ番組などの話題としても取り上げられている超人気作だ。
本作『キングダム セブンフラッグス』は、その世界観を忠実に再現したシミュレーションRPG。
『キングダム』のキャラクターを率いて戦うバトルは戦略性が高く、アニメファンならずとも楽しめる内容となっている。
大スケールのバトルではプレイヤーの戦術が問われる
最大1万人の兵を投入できる、規模の大きなバトルが特徴的な本作。「これぞ戦争!」といった迫力のあるものとなっている。
武将の属性、部隊配置、必殺技など、プレイヤーが自身が考えたり、介入できたりする要素も多くあり、かなり戦略的な戦いが楽しめる。
バトルの基本ルール
バトルは基本的にはオートで進行。最大5つの小隊で部隊を編成し、攻撃し合う。
各部隊にはHP(武将のステータスや兵の数で変わる)が設定されており、これがゼロになると撃破となる。
「敵を全滅させる」「敵大将を撃破する」といった勝利条件を満たすことでクリアだ。
一騎打ちでは夢の対決が見られるかも?
まれに戦闘中、武将に設定しているキャラクター同士の一騎打ちが発生することもある。
この場合は部隊の状態に関係なく勝敗が決まるので、一騎打ちに持ち込んで強敵を倒すといった戦い方もできそうだ。
ほかのプレイヤーの部隊とのバトル(対NPC)でも発生するので、原作では実現しないはずの組み合わせで一騎打ちが発生するのはゲームならの魅力だ。
武将キャラクターが勝敗のカギを握る
各部隊は武将キャラクターの能力に大きく依存する。
部隊の編成にかかわるほか、どう戦うかもキャラクターによって変わってくる。
各キャラクターの特徴をつかむことが、勝利への近道だ。
属性の相性に応じて部隊を展開しよう
各武将には「武」「勇」「智」の3属性あり、それぞれに相性がある。
敵と相性のいい部隊を編成し、それを生かすように部隊を動かせるかが重要となる。
ほかにも武将には多彩なパラメータが設定されている
武将には属性以外にも、戦いにかかわるパラメータが数多く設定されている。
これらを把握できると、より編成や戦術の幅が広がるといえる。
キャラクターの主なパラメータ
- 武器種:部隊が使う武器を示し、攻撃範囲や攻撃間隔にかかわる。「剣」が近距離、「弓」が遠距離、「槍」がその中間となっている
- 兵種:部隊の兵種を示し、移動速度や攻防の高さにかかわる。バランスの取れた「歩兵」、速いが防御が低い「騎馬兵」、遅いが防御が高い「楯兵」などがある
- 得意地形/状況:戦場における得意な地形や、昼や夜といった状況を示す
- 技能:バトル中に自動で発動する。基本的には部隊のパラメータを上げる
- 必殺技:バトル中に任意で発動させる。範囲攻撃により、敵部隊にダメージを与える
- 状態異常耐性:状態異常に対する耐性を示す。耐性が高いほど、HPが徐々に減る「毒」や「燃焼」、部隊の行動を制限する「攻撃封印」「移動封印」などを防げる可能性が上がる
副官を設定してさらなる高みを目指そう
メインとなる武将キャラクターのほかに、副官キャラクターも存在する。
副官は直接戦うことないが、各武将に設定することで、部隊のHPや攻撃力などを大きく上昇させることができる。
より強力な部隊を作るためには不可欠な要素だ。
原作アニメをあらためて観たくなる!
物語で人間ドラマを楽しみつつ、戦略的なバトルを味わえる本作。
特に、バトルに地形や天候、兵士の状態といった、実際の戦場で影響がありそうな要素をできるだけ盛り込んでいる点はかなりのこだわりを感じた。
『キングダム』の世界観を違和感なくゲームにしたという印象だ。
筆者は『キングダム』に今回初めて触れたのだが、まとめられたストーリーモードを見ているだけでも、その世界観に引き込まれた。あらためて原作をチェックしてみようと思う。
ファンが楽しめるのはもちろん、このゲームをきっかけに『キングダム』を読み始める、そんな魅力を持ったタイトルだ。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:iOS 9.0.1
- プレイ時間:約3時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.2
- 課金総額:0円
(c) 原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ
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