海外で人気の推理ゲームが日本語になって登場!
『Broken Sword – ウロボロスの呪い -』は、マップに隠されたアイテムを探したり、周りの人から情報を集めたりしながら、さまざまな事件の謎を解いていく推理アドベンチャーゲームだ。
プレイヤーは、ジョージとニアの2人を操作して、ゲーム内で得られるさまざまなアイテムや情報を組み合わせながら事件の謎を推理していく。
『Broken Sword』シリーズは、イギリスで製作された推理アドベンチャーゲームで、ヨーロッパを中心として海外で非常に人気のあるタイトルだ。
本作は、その『Broken Sword』の5作目を日本語にローカライズしたものとなっている。しかし、特に前作をやっていないと困るということはないので安心してほしい。
無料パートで本格推理に挑戦してみよう!
本作は、物語の冒頭部分を楽しめるプロローグが無料で、本編は課金して購入するシステムになっている。
また、現在プレイできるのはストーリーの前半部分のみで、続きは今年の秋ごろに配信予定だ。
「お金がかかるのか……」とがっかりする人も多いかと思われるが、プロローグだけでもそれなりにボリュームがあるので、まずは無料で遊んでみてほしい。
パリの画廊で起こる殺人事件の謎
主人公が最初に遭遇するのは、フランスにある画廊で起こる殺人事件だ。この画廊に飾られているのが、オープニングでも登場した謎の絵画「ラ・マルディクシオ」だ。
事件が起こった後は、アイテムや情報を集める推理パートがスタート。事件現場やその周辺を調査して、謎を解く手掛かりを見つけよう。
基本的に、見つけられる手掛かりやアイテムはすべてゲームの進行に必要となるので、見落とさないように注意する必要がある。
また、手に入れたアイテムを組み合わせて、新しいアイテムを生み出すこともできる。
「懐中電灯」+「電池」など、この手のゲームではおなじみの組み合わせもあるので、ピンときたらいろいろ試してみよう。
イギリスのジョークあふれるユーモラスなやり取り
本作はイギリス生まれの作品ということもあり、日本のゲームとはひと味違った面白さがある。
キャラクターの会話や行動のちょっとしたところに英国独特のユーモアが盛り込まれていて、シリアスなストーリー展開の中にも、思わず笑ってしまうポイントがたくさんあった。
どうしても解けない謎はヒント機能で突破
本格推理アドベンチャーということで、本作の謎解きはなかなか難しい。ノーヒントで進めていくにはかなり時間がかかることも多い。
基本的には、時間を掛けてくまなく探せば必ず答えが見つかるようにはできている。しかしながら、どうしてもお手上げというときには「ヒント機能」を使ってみよう。
常にヒントを見ながらだと、まったく迷わずにサクサク進めてしまう。せっかくの推理ゲームなので、できるだけヒント機能を使わずに進めていくほうが楽しめるだろう。
予想以上の出来栄えに本編も期待大!
筆者は推理アドベンチャーや脱出ゲームなどのジャンルを普段あまりプレイする機会がない。とはいえ、本作をプレイして感想はといえば、非常に面白い。
グラフィックはかなり作り込まれている上、イベントシーンもなかなか臨場感があり、海外ドラマを字幕で見ているような感覚だ。これは海外で人気が出るのもうなずける。
『Broken Sword』シリーズを聞いたことがない人も多いと思われるが、推理ものや脱出ゲームが好きな人には特におすすめだ。
プロローグだけでも満足だが、事件の真相はいまだ見えずといったところ。本編の展開が非常に気になって、思わず購入ボタンに手が伸びてしまいそうだ。
- 使用した端末機種:iPhone 5s
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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