ホッチキスとライターで手術!? クレイジー医療シミュレーションの4作目が登場
『Amateur Surgeon』シリーズは、マッドな元外科医「イグナシアス・ブリード」が日常にありふれた道具を使って患者を手術していくゲーム。
もともとはFlashゲームとして作成され、3作目からはスマホゲームとしても配信されている。
傷口をピザカッターで切り、ホッチキスで縫い合わせるというとんでもない手術方法と、次々と登場するキャラクターのクレイジーさが人気のシリーズだ。
シリーズの主人公Dr.イグナシアスが、クローンとしてよみがえってしまう。彼を生き返らせた謎の人物には、なにか思惑があるようだが……
患者を治しながら物語を進めていくが、いろいろと「ヤバい」患者が多数登場。このブッ飛んだ世界観が本作の魅力だ
人間はもちろん、機械や動物なども”手術”していく。カジュアルになってはいるものの、やはり表現はグロテスク。苦手な人は注意
手術はアクションゲームのようなせわしなさ
各ステージでは、数多ある手術道具を駆使して患者の傷を治していく。制限時間内に傷をすべて治すとステージクリアだ。
時間内で手術道具をせわしなく持ち替え、傷を治すという作業が続くため、アクションゲームのような感覚でプレイすることができる。
道具のアイコンをタップすることで使用する器具を選択し、患部に対してタップやスワイプすることで使用していく。患部を治すたびにスコアがもらえ、ミスなく続けるとスコアは増えていく
制限時間のほかに、患者には心拍数を示すBPMというパラメータがあり、時間が経過するたびに減っていく。
これが0になるとその時点でゲームオーバーになるため、急いで処置を済ませなければならない。
右上の数値がBPMだが、すぐ0になりがち……。緑の注射を打ち込んで延命しよう
手術道具を素早く正確に使いこなそう
手術では、患部の状況に応じた道具を使う必要がある。
誤った道具を使ったり、使う場所を間違ったりすると、患者のBPMが減ってしまう。
作業の早さに加え、正確さも問われるものとなっている。
手術道具と使うべき患部
- ピザカッター:オレンジ色の点線をなぞることで患部を切り開く
- ホッチキス:大きな切り傷を小さくとめる
- ライター:小さな切り傷を焼いてふさぐ
- 治癒ジェル:焼いてふさいだ傷を治す
- トング:患者に突き刺さったものを取り除く
- クランプ:液体が漏れないようにせき止め、新たにつなげる
- 掃除機:患部から出た血を吸い取る
- チェーンソー:骨や臓器などを切除する
- インジェクター:緑の薬を注入することで、患者のBPMを増加させる
- バッテリー:強力な電気ショックで、体内の虫などを倒す
- スキャナー:見た目ではわからない傷を探し出す
- 注射器:毒素を抜き取る
- パートナースキル:設定した助手のスキルを発動する
基本は、縫う・焼く・塗るの3段階。ホチキスで傷を小さくし、ライターで焼き、治癒ジュルで治す。自ら開いた傷口を閉じるのも忘れずに
トングや注射器、チェーンソーなどの一部の道具は、ゆっくり使わないと患者のBPMが一気に減ってしまう。ときには焦らないことも必要だ
助手のスキルで効率アップ!
手術前に、助手を設定することができ、それぞれの持つスキルで手術の効率を上げてくれる。
手術前にどんな処置をするのかや、適正といえる助手が誰かは確認することが可能なので、ステージに合った助手を選択してみよう。
助手は、課金アイテム「ダイヤ」で回せる「リジェネレーター」で入手可能。世界観どおりの、とがったキャラクターが勢ぞろいだ
各スキルは、手術で使う道具の上位版といった性能。特定の道具をよく使うようなステージで効果を特に発揮する
道具のアップデートがスコアアップにつながる
手術道具にはレベルの概念があり、これを上昇させることで使用する際の性能が向上する。
自らの外科医の腕とともに、使う道具も磨いていくことがスコアアップにつながる。
道具は、ゲーム内通貨で回せるリジェネレーターで複数入手することができる。これを消費することで、レベルを上げていく
道具のレベルを上げると、使用した際の作業スピードや、ミスの防止率が上昇する。体感できるほどに性能が上がるので、ステージ攻略でつまった場合はここを強化しよう
野戦病院でほかのプレイヤーとスコアを競おう
「野戦病院」モードは、特設されたステージをクリアした際のスコアを競うもの。
世界中のプレイヤーが参加しているので、「もっとも優秀なアマチュア外科医」を目指す楽しみもある。
3つほどの手術がつらなったステージをクリアし、最終的なスコアを競う。処置の早さと、ミスしない正確さが問われる
ランキングにはスコアの累計が反映される。Facebook連携していれば、友だち同士でも競い合うことが可能だ
アウトローな天才外科医気分が味わえる!
ありふれた日常的な道具を使い、とんでもない手術を施していく本作。
自分を手術するステージがあったりもするので、筆者は某ブラックな先生を思い出した。
いろいろと問題のあるキャラクターたちが、ブラックユーモア満載のジョークを飛ばし合う、そんな世界観は非常に魅力的だ。
ステージ前後に展開される、ちょっとしたやりとりにも注目。これぞ欧米的なジョークが面白い
見た目が奇抜なので好みは分かれそうだが、ゲームとしては非常によくできている。
特に制限時間の設定が絶妙で、クリアできるかできないかのギリギリの攻防を楽しむことができる。
ステージが進むと暗闇の中で手術をしたり、体内を鳥や虫が飛び交ったりと、ギミック要素も増え歯ごたえも申し分ない。
キャラクターデザインや、グロテスク表現に抵抗の少ない方はぜひプレイしてみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 9.3.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
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