『ミトラスフィア』独占インタビュー【4】:日岡なつみさんに聞く! クエストの進行に合わせてゾーンが拡大!?

バンク・オブ・イノベーションが開発を進めている期待の新作RPG『MITRASPHERE』(以下、ミトラスフィア)。今回は、最大20にのプレイヤーが集合できる「ゾーン」について紹介しよう。また、明るく元気な少女「デール・ブロッサム」を演じる声優・日岡なつみさんにもインタビュー!

「ゾーン」を巡る冒険を通じて世界の全貌が明らかに!?

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本作『ミトラスフィア』では、ゲーム開始後に「ゾーン」と呼ばれる場所に、最大20人のプレイヤーが集まることができる。

ゾーンでは、ほかのプレイヤーとリアルタイムで、なりきりチャットやエモーションを使ったコミュニケーションを楽しむことが可能だ。

画面はピンチアウト・ピンチインで拡大・縮小が可能。ほかのプレイヤーのファッションなどもチェックすることができる!

またゾーンには「クエストシンボル」が設置されていて、ここからクエストを選択してバトルやシナリオを進める形式になっている。

複数のゾーンが存在し、それぞれ違った景観を楽しむことができる。またクエストシンボルに触れることで、さまざまな冒険に出かけることが可能だ

そして、各ゾーンにいるNPCと会話をすることで、「ミトラスフィア」と呼ばれる世界の知識について、より深く知ることができるという。

ストーリー(クエスト)の進行に合わせて開放されるゾーンは、ゲームのリリース時点で15種類以上! その後も順次新たなゾーンが追加されていく予定だ。

こちらは、とあるゾーンの全体イメージ。細部にまで書き込まれたディテールが印象的だ

日岡なつみさんの演じるキャラクター

デール・ブロッサム

「私の名前はデール・ブロッサム……。キミたちとは仲よくできそうな気がするよ……」

この世界の中心とも言える都市国家「エドル」にあるビストロ「春風亭」の娘。

両親はすでになく、兄と2人で店を切り盛りするも、コックである兄にはまったくといっていいほど商売っ気がない。

かつ無類の凝り性であることから、経営が火の車となり、やむなく食材探しのため、自ら森の中へ……。

しかい迷子となってしまい、主人公たちに助けられる羽目に。かなりの天然でいろいろやらかすも、悪気はない模様。

日岡なつみさんにインタビュー!

デール・ブロッサムの収録は?

――本作のお仕事の依頼をいただいたときに、どのような感想を抱きましたか?

日岡なつみさん(以下、日岡):ファンタジーRPGということで、普段ならまったく触れられないような世界に自分がキャラクターとして入れる貴重な経験なので、楽しみだなと思いました。

それと、キャラクターたちがどれも個性があって、衣装とかもかわいかったり強そうだったり、おしゃれだったりして、魅力があるなと感じました。

早く動いているところを見たいなと思います。

――今回は、食堂で働く娘のデール・ブロッサムと、2パターンのなりきりボイスを収録されたとお伺いしました。デールは日岡さんから見て、どんなキャラクターでしょうか。

日岡:天然ドジっ娘というのがいちばんの特徴かなと思っていて、お兄ちゃんがいるというのもあって、甘えん坊みたいなところもある、かなり癒し系のキャラだと思います。

でも生い立ちは、意外と両親がいなかったりして……。

自分でお店を切り盛りしているような、しっかりしている部分や芯の強いところとかもあるのかなと思いました。

――ちょっと気になったのですが、武器がハンマー?

日岡:意外と笑顔でドーンと、「いっちゃえー」みたいに(笑)。

――収録ではどのような点に気をつけましたか?

日岡:天然系というのを、上手に出せたらいいなと思いました。

基本はおっとりした女の子なので、言葉をゆっくり言うとか、強めな言い回しなどはないようにして、やさしく人当たりのいい感じで演じました。ふわっとした感じを出せるように。

天真らんまんというのもあったので、素直にセリフを出せるように頑張りました。

――難しいセリフや、お気に入りのセリフはありましたか?

日岡:難しいなと思ったのは、緊迫した状況でも空気を読まずに天然ボケを発揮するみたいなセリフですね。

「お茶にでも…しない?」みたいなセリフなんですけれど、最初は空気を読みすぎてしまって、何度かやり直させていただきました。天然っぷりというのが難しかったです。

好きなのは、喜びとか幸せを感じているところのセリフがかわいいなと思って。「たんぽぽの綿毛って、ふわふわで、見てるだけで幸せ~」とかですね。

あと「てろ♪てろ♪てろ~ん♪」っていうのも、生きていてなかなかないセリフかなと思うので、ちょっと貴重な機会だったなと(笑)。

――普段、こういうタイプのキャラクターを演じる機会はありますか?

日岡:ここまで天然なキャラクターは、あんまりなかったのかも……。

うまく、その感じが出せていたらいいんですけれど。でも、それを意識して演じている時点で、もう天然ではないのかな(笑)。

そのあたりも聴いていただけたらうれしいです。

――ご自分とデールの間で、似ている部分ってありますか?

日岡:私も「空気読めないね」っていわれることが、けっこうあります(笑)。

この前TVで手相の話題を見ていて、空気を読むKY線みたいなものがあると知ったんですけれど、私はそれが全然なくて……。

――デールが現実の世界にいたら、お友だちになれそうですか?

日岡:友だちにはなれると思うんですけれど、一定の距離は置くかもしれない(笑)。でも身近にいたら、すごく癒されると思います。

なりきりボイスの収録は?

――なりきりボイスの収録は、特定のキャラクターの声ではないということで、特に難しい点などはありましたか?

日岡:いろんなビジュアルのキャラクターに声が付くということで、1つの決まった見た目があるわけではなく、多様性というか、どんなものにも対応できるようにという点で、ちょっと苦労しました。

はっきりとした人物像がビジョンとしてないので、そこは難しかったですね。

――収録中に、スタッフから「もっとこうしてほしい」というような要望はありましたか?

日岡:なりきりボイスで、明るく元気な主人公タイプというキャラを演じたのですが、わりと私が考えてきたものと差がなかったようです。すんなりと元気な感じでやらせていただきました。

もう1つのなりきりボイスは、気さくなお姉さんキャラです。「1990年代のバブル時代を経験してきた人のイメージ」といわれたのですが、私はそれを経験していないので、ちょっと想像でやりました(笑)。

それと、古臭い言い回しをするというのがあって、普段はなかなか使わない言葉は事前に調べてきました。

こういうのも演じる機会がなかなかないので、楽しかったです。勉強になりました。

――これまでに演じてきたキャラクターを意識するようなことはありましたか?

日岡:なりきりボイスは自分で想像しないといけない部分があったので、自分が担当したのではないものも含め、いろんな作品のキャラクターをイメージしながら演じるということはありました。

――なりきりボイスのほうで気になったセリフはありましたか?

日岡:「ぷっはぁぁぁー!!」というやつがあって、これがどんなときに使われるのかが気になりました(笑)。

日岡なつみさんのゲームライフ

――スマートフォンでゲームを遊んでいますか?

日岡:たまにやるんですけれど、でもほとんど私は初心者で……。

流行っているものとか、自分が出演したものを遊んでみたり、お友だちから面白いと聞いたゲームをちょっと遊んでみたり。

でも、いかんせん私はすごくゲームがヘタなので、なかなか進められなくて途中で挫折しちゃうことが多いです。

――お使いになっているスマートフォンは何ですか?

日岡:iPhoneです。声優の方はiPhoneが多いですよね。

――どんなジャンルのゲームが好きですか?

日岡:パズルゲームみたいな簡単なやつとか、『ミトラスフィア』のように皆で遊べるゲームとか。1人でやるよりは、ほかにも仲間がいて一緒に遊べるのが好きですね。

――最近のスマホゲームでは共闘プレイや対戦プレイが盛んですが、そういった要素はいかがですか?

日岡:1人だとなかなか勝てないので、皆さんの力を借りて一緒にやるっていうのはすごく好きです。

――対戦は難しいですか?

日岡:難しいですよね(笑)。なかなか勝てないです。強くなりたいなって思って、いま修行中です。

ファンタジー世界に迷い込んだら?

――もし日岡さんがファンタジー世界に迷い込んでしまったら、どんな職業で活躍してみたいですか?

日岡:第一線で活躍するのではなく、魔法とかで皆の応援をするような役がいいなと思います。

がっつり戦うとたぶんすぐ負けちゃうので、あんまり敵からダメージを受けない場所で、回復をしたりアイテムをあげたりというようなサポート役がやってみたいです。

――戦ってみたいモンスターはいますか? ファンタジーの世界で実際に見てみたいものでもかまいません。

日岡:かわいいものが好きなので、倒すのをためらってしまうような妖精とか、マスコットみたいなキュートなモンスターに会ってみたいです。戦わなくてもいいです(笑)。

――嫌いなモンスターとか、現実の世界で苦手な生き物などを教えてください。

日岡:私は昔から虫全般がすごく苦手でダメなので、モンスターも虫系は見た目だけで「あ、怖いな」みたいになっちゃいます。

――虫はどんなところが苦手ですか?

日岡:脚がいっぱいあるとか、羽根があるとか(笑)。自分にはないものを持っているじゃないですか。あと動きがすごく速かったりとか。

いくら小さかったとしても、そういう異質感みたいなものが怖いんですよね。

実際に出会ったときには「キャー! お母さん取ってー」みたいに、1人では対処できないタイプなので。

――普段の生活の中で、ちょっとファンタジーっぽい不思議な出来事って出会ったことはありますか?

日岡:今年のハロウィンの出来事ですが、やはり仮装している方が多いじゃないですか。

パーティーなどで仮装しているのはわかるんですが、電車に乗っているときにふっと前を見たら、ちょっとだけ顔に傷があって血が出ているメイクをしている人がいたんです。

「え、この人大丈夫かな?」とびっくりしたんですが、よく見たらハロウィンのメイクで。

全身で仮装していたらわかるんですけど、メイク以外は普通の恰好をしていたので、一瞬ドキっとしちゃいました。

――それでは最後に、『ミトラスフィア』に期待しているファンの方へメッセージをお願いします。

日岡:私はデールのボイスに加えて、2つのなりきりボイスを演じさせていただきました。なりきりボイスはどちらもけっこう違いのある演技になっているので、できればどちらも聴いてみてください。

1人は前向きで王道な主人公タイプの女の子で、聴いていたら皆さんも元気になるようなキャラクターだと思うので、ぜひこの声を試してみてほしいです。

もう1人の大人で気さくなお姉さんは、私自身も新境地というかチャレンジさせてもらった役柄で、じっくりと時間も掛けて収録させていただきました。こちらもよろしくお願いします。

こういう形で、声だけというものがあまりなかったので、「どんな娘なのかな?」と自分で想像をふくらませてやってみたので、ぜひ楽しんでくださいね!

――本日はありがとうございました。

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