「ブラックローズ事件」をめぐる複雑な人間ドラマ
物語の舞台は、世界恐慌「WG」が起きた後の、近未来のアメリカ。
主人公のイアンは、絶縁していた資産家の祖父からホテル・ザ・ペルゴラの経営を引き継ぎ、さらにホテル内に事務所を構え探偵業を営んでいる。
イアンは未解決連続殺人事件「ブラックローズ事件」の後に失踪した弟を探して、その手がかりをつかむべく、さまざまな事件を調査していく。
ブラックローズ事件の後、街には「キメラ」という怪物が出没するようになっていた。
キメラと戦う運命になった者は「アンノウン」と呼ばれる特殊武器を持ち、イアンもまたアンノウンを所持することになる。
「サスペンスRPG」というように、シナリオにかなり力が入れられているので、小説を読んでいるような感じでストーリーにのめり込んでいけるだろう。
オートでテンポよく進んでいくキメラとのバトル
本作のバトルはオートのリアルタイムバトルになっていて、行動順が来たキャラクターが自動的に攻撃していく仕組みだ。
通常攻撃のほか、「スキル」を持っているキャラクターは発動可能になるとすぐに使ってくれる。
敵にダメージを与えたり、味方がダメージを受けたりするとゲージがたまっていき、「パラノーマル」という必殺技が使用可能になる。
パラノーマルは任意のタイミングで発動できるので、強敵が出てきたときに使っていこう。
声優ファンにはたまらない豪華なキャスティング
シナリオが凝っているのに加えて、注目しておきたいのがキャラクターの設定やキャスティング。
ガチャでキャラクターのカードを入手すれば、そのキャラクターのプロフィールやボイス一覧が確認できるのだが、キャスティングされている声優陣が超豪華。
主人公のイアンは杉田智和さん、ヒロインのサラは椎名へきるさんなど、声優ファンにはたまらないゲームだろう。
キャスティングの詳細が気になる方は、公式サイトでチェックしてみよう。
やり込みがいのある育成システム
本作は育成システムも独特で、経験値を稼いでレベルアップさせていくほかに、各カードに「スフィア」と「メダル」を装備できる。
オートバトルで細かな指示が出せないため、スフィアとメダルでカードのステータスを強化していくのが欠かせない。
スフィア
クエストクリア時の報酬などで手に入る、装備アイテムのようなもの。
少量だがステータスをアップでき、カードごとに設定された4つのスフィアをすべて集めれば、カードのグレードをアップすることができる。
メダル
ガチャ、レイドイベントにて入手可能。「ヘキサ」と「オクタ」の2種類があり、それぞれ装備できる箇所が異なる。
2つのステータスを上昇させることができ、スフィアよりも効果が大きめ。強力な敵が出てきたら、メダルでカードを強化しておこう。
カードを育成しつつストーリー展開を楽しもう
バトルがオートなので味気ないゲームなのかと思いきや、カードの育成要素が奥深く、やり込み要素満点という内容だった。
また、ミステリアスなストーリーも先が気になる展開で、どんどんゲームを進めたくなる。
声優ファン、RPG好き、どちらにもおすすめできる良作だ。
正式リリースが待ち遠しい。
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