【Ingressアハ体験】第36回: 「エージェントの妻たち」~私と夫とIngress~

前々回、古参のエージェントに集まっていただき昔話をしてもらいました。そのとき、「見事におっさんばっかり」というリアクションがありました。確かに! ゲームの性質上、自分で自由に使える時間があって、ITやモバイル系のアンテナが高く……となればおのずとユーザーも絞られていきます。しかし、いるのですよ、人妻も。

エージェント妻たちに集まってもらった!

というわけで、周りにいる女性AG(エージェント)の中で、既婚の方に声をかけて集まっていただきました。名づけて「エージェントの妻たち」。

ご本人がAGであるのはもちろんですが、旦那さまもAGの方、そうでない方と合わせて6名の女性にご快諾いただきました。

うち4名の方に直接お越しいただき、イタリア料理店でお酒を飲みつつざっくばらんにいろんなお話をうかがうことができました。

残る2名には、オンラインで参加していただいています。

エージェントだけに即周辺のポータルをチェック!

イタリア料理店参加

  • Tさん:レベル16。旦那は非AG
  • Aさん:レベル16。旦那は非AG
  • Wさん:レベル16。旦那はAG
  • Nさん:レベル16。旦那はAG

オンライン参加

  • Hさん:レベル11。旦那はAG
  • Sさん:レベル16。旦那はAG

Ingressを始めたきっかけは?

すずまり:まずは、みなさんが何をきっかけにIngressを始められたのかおしえてください。

Ingressにカンパーイ!

Wさん:私は旦那に強制的にインストールされました。旦那はAndroid端末で、しかもβ版からやってたんですよ。

すぐにやれっていわれたけど私はiPhoneだったし、最初は拒否してました。そしたらiOS版が出ちゃった(笑)。

もう、リリースされたとたん「ケータイ貸して!」って奪われて強制的にインストールされて、いきなり「さあ行くぞ!」って外に連れ出され、その日のうちにレベル3になりました。

すずまり:おっと! いきなり濃厚なのが来た。インストール後は即、外なの? どんだけだ(笑)。

Wさん:そうですよ~。勧誘のセリフがね、「夫婦で旅行に行けるよ?」「僕がどこにいるかわかるよ?」でしたから(笑)。

結果的に楽しくなりましたけどね。彼のプレゼンどおりのことがあったし。

予想外の外国に連れて行かれたことはありましたけど。

新婚早々、夫がIngressを始めてから大変なことになったというWさん

Tさん:私は神社とか散歩するのが好きな人はIngressやった方がいい、みたいな記事をネットで見かけたのがきっかけかな。

自分はAndroidで、iOS版が出る1ヵ月くらい前でした。

旦那はゲーマーで、いっしょにゲームしたりしますけど、Ingressをいっしょにやろうって話にはならなかったな。

勧めたけど、そのとき自分のレベルがけっこう上がってしまってたので「追いつけない勝負はしたくない! 君のコミュニティには入らない!」って(苦笑)。

Nさん:奥さんのレベルが高いと旦那がムッとするパターンだ(笑)。

妻たちの独白がスタートです

Tさん:そうそう。『Pokémon GO』(以下、ポケモンGO)はいっしょにやってるけど、私が上だからくやしがってて「1週間くらい寝込まないかな~」とかいわれる(笑)。

でも、Ingressの話はいろいろしますね。旅先では別行動になることもあるけど、理解は示してくれてる。

Nさん:うちは夫婦でエージェント。始めたときはまだ結婚してませんでした。

知ったのは、iOS版が出たあとで、知り合いの奥さんがこのゲームを面白いっていってたのをTwitterで見てから。

フォロワーの間で流行ったんだよね、ダイエットになるらしい! って。それだったらちょっとやってみようかなって。

自分はふだんゲームしないんだけど、ちょうど仕事を休んでいた時期でヒマだったっていうのもある。

夫はゲームするので「こんなゲームあるんだけど」って教えたら、珍しく私がゲームに興味を示したのがうれしかったみたいで。

「それ見たことありますよ。だったらやってみますか」っていうことで同時にインストールした。

Aさん:うちの旦那もIngressやってません。私はもともとネットニュースでβが始まったのを知って、面白そうだなとは思ってました。

ただ、当時は位置情報を使っているのでちょっと怖いと思っていて。

iOS版リリースのニュースを聞いて、そこまで広がってるなら安心かなと思ったのと、日本語解説サイトも充実してきたのを見て、周りにいたオタクな人たちといっしょに始めました。

旦那さんはIngressをやっていないというAさん

すずまり:オタクな人たち? Aさんオタクなの?

Aさん:もともとサバゲーとかボードゲーム好きなんですよ~。だから陣取りもやってみたかったの。だってIngressって画面きれいじゃないですか。キラキラしててSFっぽくて、きれい!

Nさん:Ingressはゲームの萌え要素がないところがむしろよかったと思うのよね。キャラがないのが大人っぽくて、硬派なゲームだと思った。

Aさん:旦那はケータイでゲームするっていう感覚がないみたい。忙しいし、しかもスマホが未だにiPhone 3GS(笑)!

だからやってないんだけど、私がやることに関しては「夢中になりすぎるなよ」といいつつ許容はしてくれてます。

ただアノマリーの準備で毎晩遅くなるとか、深夜のイベントなんかは何度も行くといやがられますね。

Hさん:うちは旦那がガチAGなんですけど、最初はネットニュースで見かけたのがきっかけですね。

夫婦でゲームするんですが、『ウルティマオンライン』をしてた人が「ウルティマオンラインの楽しかったころを思い出した」と書いていたのがきっかけでインストールしました。

Sさん:実は、うちも先にIngressにハマった旦那さんから強制インストールされました。

すずまり:えー! Sさんちも強制だったんだ(笑)。でも、奥さんを引きずり込んだおかげで、旦那があんな世界に誇るガチAGになれたのかも。

さっさと奥さん巻き込んじゃった人は、ガチ化しやすいのかもね。

みんないつプレイしてる?心配されない?

すずまり:独身と違って時間を制限されやすいと思うんですが、みなさんいつプレイされてますか。

おいしい料理を食べながら、お互いの身の上を語ります

Aさん:通勤のときかな。ちょっとルートをジグザグに歩いたりしてる。

Tさん:独身の人とか、みんな深夜にやってるのがうらましい。

Aさん:そーそー! うらましい! プレイ時間がとれるのがうらやましい。

Tさん:うちは朝旦那が起きる前とか。毎朝1.5km離れたパン屋に行くという口実で。

うっかりパン屋のある方向とは違うところで活動しちゃったときは「フィーリングにあうパンがなかった」と言い訳していました。

でもパン買いに行くっていう時点で気づいてたらしい。設定に無理があったな。

パン屋で位置偽装は無理があったと語るTさん

Aさん:うちば晩ご飯のあととか、1時間散歩してくるていうのが許されてる。

ただ、どうしても今行きたいってときにスキャナ見せて「ほら! ちょっと今!」っていうと、チベットスナギツネみたいな目で見られる。

Wさん:うちはむしろ夫が飛び出していくタイプなので、自分は何の束縛もないかな。「補給に行ってきます」って連絡すると「いいなー」って返事がくる。

Tさん:いいなー! うちは夫婦で自営業で時間も不規則なので、旦那の目を盗んでやることもあるんだけど、バスの中から見られたことがある。

「行ったり来たりあやしい動きをしている女がいると思ったら自分の妻だった!」って言われた~(苦笑)。

(一同大笑い)

Tさん:旦那がやってないから、いっしょにいるときは行動が難しいですね。

休みの日に夫婦で出かけたとき「UPC※にいいんだよ!」っていいながら多重作ったら嫌がられたし。

白ポ(白くなった中立ポータル)を見つけたときは、「ちょっとそこに……」っていいながら5mくらいささっと走っていってすぐ戻ってくるとかそんなこともする。

でも、むしろプレイできる時間が限られてるから、続けられるのかな。計画的になれるのかも。

※Unique Portal Capture。初めてキャプチャしたポータル数が実績としてカウントされる

Nさん:たしかに。うちは結婚して専業主婦になったらいつでもできる!って思ったらむしろやらなくなってしまった……。

すずまり:やっぱり旦那さんがAGじゃないとなかなか大変そうですね。逆もまたしかりだと思うけど。

それぞれの面白いエピソードに大笑い

Hさん:私はイベントやアノマリー以外だと、買い物や出かけついでに軽くやる程度ですね。どちらかというと奔放にリンクするだけで、構築などはまずやりません。

Sさん:1人のときは外出の帰り道や、カフェなどで時間があるときかな。やり始めると帰りが遅くなって、家事が圧迫されるので気をつけてます。

夫婦のときは主に休日ですね。基本的に旦那さんは歩行時にIngressを起動しているタイプなので、それに合わせて攻撃や構築を手伝ったり、目が疲れたときは休んだり。

マイペースにプレイしてます。

すずまり:仲よさそうでいいな~! 1人で出歩いて、心配されないですか?

Hさん:私は「むしろもっと出歩け!」といわれる……。

Sさん:うちも旦那さんがガチAGなので、出歩くほうが褒められます。

Tさん:最初にリアキャプ(直接声をかけること)されたときは「それ普通のことなの?」って心配してたけど、そういうゲームみたいと説明しました。

地域のコミュニティに入って、近所に女性の友だちができるのを知って「子供がいなくても友だちができてるのはいいことだね」っていってくれてます。

むしろ、安心するみたい。ただアノマリーで遠方に宿泊するときは女性専用ホテルをとったり、いっしょに行動する女性のAG仲間を旦那に紹介して、泊まる許可を取りました。

Aさん:旦那さんがAGじゃなくても、AGの友だちを紹介しておくのは大事だよね~!

Tさん:そうそう。友だちを合わせておくと、今日あったこととかおもしろかったことを話したいとき、話しが通じやすくなりますね。

「あの子といっしょだ」というと、イベントにも参加許可を得やすくなります。

すずまり:それ大事なノウハウですね!

苦労することはなんですか?

すずまり:夫婦だとけんかになることもあると思うんですけど、トラブル周りはどうでしょうか。

私の知り合いには、激昂した奥さんが預けていた大量のベリーレアアイテムを持ったまま自分のアカウントを消した、なんてケースもあったようですが。

お酒も進み、いろんな話が飛び出します

Tさん:うーん、楽しくやってるうちはいいけど、アノマリーの前みたいに眉間にしわ寄せてるときとか、辛そうな顔してると「やめちゃえよ」っていわれることあるなぁ。

のめり込みすぎて、そのことばかり考えてることが多いから。

Nさん:うわの空になっちゃうもんね。

Wさん:うちなんて最初のころ、夫が1人で活動しに出かけて全然帰ってこなかったですよ!

彼は結婚式の直後から始めてたんだけど、同居はじめて半年でなかなか帰ってこなくなった。

すずまり:ひえー。どこかのサイトに「新婚ですが夫が帰ってこなくなりました。浮気でしょうか(涙)」とか相談として投稿されそうな内容だ。

Wさん:すごい顔しながら携帯の通知見てて「あいつ許さない!」とかいって出て行っちゃうの。

あとで聞いたら、深夜に職務質問されまくってたんだって。もう顔なじみの警察官もいるとかドヤ顔でいい出すもんだから、義理の両親にまで嫌な顔されて……。

で、私がIngress始めれば深夜に職質されないって気づいたらしい(笑)。確かにオタクだっていうのは知ってたけど、すごい人と結婚しちゃったかなって最初まじめに思いました。

すずまり:そんな調子だと、いっしょに歩いてるときどちらがレゾ挿すかでけんかになったりしません?

Wさん:昔iPhoneのほうがレゾ挿すスピードが速いっていわれてたときは、iPhoneの私がいつも勝つので超怒られましたよ~! 今は平等にするために、交互にとるルールになっています。

ただ、2人でディズニーランド行ったときはけんかになりました。

夫はUPCにしか興味ないもんだから、アトラクションとかどうでもいいとかいい出すわけです。

夫にしてみたら入場料はUPC課金なんですよ。でも、私はアトラクションに乗りたい。だからアトラクションに乗るかわり、UPCはすべて夫に譲ることになりました。

Wさんの体験談に笑いが止まらない!

Sさん:UPCの取り合いありますね~。でも、たいてい旦那さんに譲ることになります。

あと、敵陣営が活発な地域や、地元がやられているときは旦那さんが燃えちゃうので、外出時になかなか目的地にたどり着かないんで苦労します。

Hさん:うちは2人ともMMORPG経験者なので、ゲームそのものでけんかになったことはありません。

でも、2人で行動してる時に、私の動作がのろいからイライラさせることはあるようですね。

連作ミッションやUPC捕りに引きずり出されることはありますが、連作ミッションは二度で懲りてその後はお断りしています。で、私もUPCはまず取れない(笑)。

すずまり:みんなUPC譲ってる……。けっこうみなさん気を使ってますね。特に実績。

Wさん:夫は本当に負けず嫌いなんですよ。私の実績が近づいてくるとブーストするし。

ポケモンGOも抜かしたら「すごいむかつく!」っていうし、レベルアップにしても刺激しないようにそっとやってます。

Nさん:みんな旦那を立てたりしてるんだねぇ。うちはIngressがらみでは全然もめないな。

お互い利益がぶつからないプレイスタイルにするようにしているし、むしろ向こうが譲ってくれる。

ただ、プレイスタイルが違う分、いっしょに行動していると行きたい場所が違うというときもあるのね。

たとえば、私はリンクしたいけど、彼は壊したい。つまり色の違うところに行きたい。そういうときは、別行動をします。じゃんけんで決めることもあるかな。

私の戻りがあんまり遅くなると、イラッとすることはあるみたい。

夫婦でプレイスタイルが違うので、もめ事はおきないというNさん

Tさん:旦那がポケモンGOをやっていることで、出かけたい欲求に理解を示してくれるようになったのはよかったな。

ジムを取り戻したい! って思って出かけたくなるらしい。やっとわかってくれたのね! って思った。

だいだいのことは、ポケモンGOに例えると理解してもらいやすくなってます。

すずまり:前回古参の飲み会のとき、似たようなお話がありました。ポケモンGO、Ingressに貢献してますね。

嫁シールドと子どものことについて

すずまり:そういえば、世間でいわれる「嫁シールド」(さまざまな事情から、奥さんにIngress活動を制限されることの総称)についてはどう思います?

優先すべき家庭の事情があるとき以外で、奥さんがIngressに否定的なパターンですが。

先入観を持たずにとりあえずIngressをやってみたら、というみなさん

Aさん:子供がいないなら、いっしょにやってみたらって思うな。あんまり構えないで、やってみるのがいいと思います。

Tさん:歩みよろうとしないでNGはどうかと。まずは理解する姿勢を示したほうがいいと思う。もちろん状況によりますが。

Sさん:私は嫁シールドが厳しいご家庭の話を聞くと、奥さん立派だなぁって思います。うちが緩すぎるのかもって(笑)。

Hさん:うちは旦那がルールブックなので、旦那シールドしか発動しない。だから、嫁シールドで出られない方の気持ち、少しはわかります。

Wさん:うちの夫なんて、台風が来ても「Ingress日和だ!」といってすっ飛んでいきますからね。

「危ないからやめて!」って止めると「今行かなくていつ行くんだ!」っていうわけですよ、いつも行ってるくせに。

「見せつけるんだ!」だそうです。もう~大変ですよ。

(一同大爆笑)

すずまり:それは、エージェントの妻であっても嫁シールド発動したほうがいいパターンじゃないですか……(汗)。

子どもについてはどうでしょう。この中だとHさんがお子さんいて、Sさんはもうすぐ第一子誕生ですね。

香ばしいピッツァが場の空気を盛り上げます

Sさん:子どもの年齢によって難易度が変わると思います。小学生くらいならともかく、赤ちゃんだと厳しそう。

やはり人間なので、余裕があるときは寛容でいられても、いざ自分が子育てで大変になるとわかんないですね。

旦那さんだけが今までと変わらない生活で、楽しそうにIngressで外出や遠出していたら、ものすごく不公平に感じるのではないか思います。

なので、子どもが小さいうちは少し配慮してもらえるようお話しています。

Hさん:確かに、小さいお子さんだと難しいこともあると思いますね。アノマリー当日に発熱とかあったらどうしようもありませんものね。

とはいえ、ベビーカーで遊びにいける公園はポータルになってることも多いので、やりようはあると思います。あとは、適齢年齢になったらAGになってもらうのがいちばんです!

Sさん:小学生くらいになってスマホをいじるようになったら、間違いなくAGに育成されるかと思います(笑)。

すずまり:Sさんちはすっごい英才教育になりそう(笑)。Hさんちは娘さんすでにAGですもんね! 家族の会話増えてそう。

Hさん:夫と娘は2人そろってグリフを口に出しながらやってるので、けっこううるさいですよ。ちなみに旦那は、グリフさえしていれば幸せだそうです。

Tさん:そういえば「グリフ中に話しかけた」という理由で夫婦げんかになった夫婦AGの話を聞いたことあります。

すずまり:会話難しい(笑)!

Ingressの魅力とエージェントでよかったこと

すずまり:みなさん制約ありつつも続けてますが、そんなIngressの魅力について教えてください。

みんなIngressが大好きです

Tさん:地域の友だちができたことです。最近は女子会ができるくらい同性のともだちが増えたのでうれしい。

震災のあと、近所にこれだけ仲間がいるって思ったらすごく心強かった。いっしょにプレイしていると、人間的スキルみたいなものがみえてくるんですよね。

それを全部持ち込む感じになってる。アノマリーのときも、神経がつながってくような、このメンバーだったらなんでもできそうって思える瞬間がいいな。だから続けてる感じ。

Nさん:地元で友だちができるの、うれしいよね。私の結婚式のとき地元のAGがたくさんきてくれたのもうれしかった。

夫婦共通の友人としてのよさがあると思う。共通の友だちがいると悩みが相談できるし。

Aさん:Ingressってゲームが好きってことで、感性似てるところあるしね。ただのゲームじゃなくなってる気がする。

Ingressをやっている限り、どこに引っ越しても友だちができるだろうと思う。

Wさん:こんだけ夢中になれることってなかなかないですよね。人間関係とかも込みになってる。

Hさん:アノマリーという大きなイベントで、大人が子どものように目を輝かせながら、大人の経済力で大いに楽しんでいることに触れられたこともよかったな。

コミュ障な私でも、このゲームは仲間と関われるし、共にゲームできることがいちばんの魅力だと思っています。

 Ingressの魅力を語り合うみなさん

Sさん:ガチAGはガチなりに、ゆるふわAGはゆるふわなりに、さまざまな楽しみ方があるのがIngressの大きな魅力だと思いますね。

私は人見知りなので、もともとあまり友人は多い方ではないのですが、Ingressを通じて色々な人と話したりできてとても楽しいです。

海外アノマリーに参加したことで、初めて海外の友人もできました。夫婦の間でIngressという共通の話題があるので、会話もたくさんしているかもしれません。

Nさん:ただ、Ingressは付き合い始めるにはいいけど、やってることでなかなか結婚しないのではと感じ始めた。

私が結婚したのはレベル15になって、Ingressがちょっと落ちついたなと思ってからなのね。

休職中だったけど、Ingress始めたら日々が充実してしまった(笑)。Ingressしてなかったら、もっと早く結婚してたかもって思う。

すずまり:なるほど。さみしいとかヒマとかそういうこと感じると人恋しくなるけど、Ingressしてるとソロでも活動できるうえに、地元に友だちできますからね。

FF(フラッシュファーム。Lv8ポータルを作ってアイテムを効率的に補給すること)とか飲み会とかも増えて、誰かと顔合わせる機会が格段に多くなるから、さみしさとか感じにくくなるかも。

シングルでもむしろその真っ只中かもしれない(汗)。今後の参考にしたい……。

家庭と両立がんばりまーす!

すずまり:宴もたけなわではございますが、最後に愛する旦那さまにひと言お願いします。

ヒートアップした座談会を、冷たいデザートでクールダウン

Wさん:無茶ぶりも多いけど、新しい世界を見せてくれたことにとっても感謝しています。次、どこ行きましょうか? 1人では行かせないわよ。ずるいもん!

Tさん:好き勝手にやらせてくれる寛大さに感謝してます。ありがとう!

あ、でもポケモンGOは負ける気はありません。こちらにはIngressで鍛えた足腰がありますから!

ていうかうちの旦那さん、アノマリーの結果も現場に出てるこっちより先に知ってたりするんですよ。そんなに興味あるならIngressやれよ!

Aさん:沖縄の荷造り全部やってくれたり、家事やってくれたり、女子力高くて優しい旦那に感謝してます。

私もIngressと家庭の両立をがんばります! だからどうかこれからもよろしくお願いします(合掌)。

でも、機種変更したら絶対Ingressインストールするからな! そしたらアタシのリクルーターメダル(勧誘した人数に応じてもらえるメダル)のブロンズが開くんや!

すずまり:ちょっとみなさん(笑)。

Nさん:いつも働いてくれてありがとう!明日はボーナスだね(取材当時)!

すずまり:それスッキリしすぎ(笑)。

Hさん:公私忙しく、Ingressもそろそろ中ダレしてきてませんか? 私はまだ飽きてないので、もうしばらくは飽きずに続けてくださいね!

Sさん:まだまだお互いにIngressに飽きませんね。

子どもが産まれたら今までのようにはいかなくなるとは思いますが、旦那さんがIngressのおかげで健康維持している側面もあります。

育児や家庭にも配慮しつつ、楽しんでもらえるとうれしいです。

すずまり:優しい! 今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

終わりに

夫への愛とIngress愛にあふれるエージェントの妻たち。夫に気を使いつつ、時間をやりくりしながらがんばる様子が目に浮かびました。

いろんな発見もありました。前回の座談会に引き続き、ポケモンGOの存在がIngressの理解に効いているようですね。

また、早々に妻を巻き込んで、妻もガチAGにしてしまった男性は、かなりプレイがしやすくなっている模様。

巻き込まれる妻側にしたら、楽しさやメリットが感じられなければ続かないわけですが、アノマリーをきっかけに旅行に連れ出して、世界や交友関係が広げられるとよさそうです。

ただ、AGではない妻をアノマリー現場に巻き込むと、知らない人だらけなうえに意味不明な会話を延々聞くはめになり、そのアウェイ感に当人が相当辛そうだったという目撃談もありました。

じゅうぶんご注意ください。

最後に私からお願い。たまには妻にもUPCを分けてあげて!!

(C) Niantic, Inc.