フェルンズゲート【ゲームレビュー】

『フェルンズゲート』はケムコから配信中のファンタジーRPG。2Dドット絵、コマンドバトルといった昔ながらのRPGの良さと、スマホ向けの遊びやすさをうまく融合させた作品だ。

懐かしくも新しい!お手軽2DコマンドバトルRPG

突如現れた魔王によって、かつての平和と秩序が乱れ、争いと破壊に満ちた世界「フェルンランド」。

普通の学生として暮らしていた主人公は、そんな世界に突如迷い込んでしまう。

マナの力に目覚めた主人公は、元の世界に帰るため、仲間とともに魔王討伐を目指していく。

舞台は、鐘の音とともに異世界から定期的に人が迷い込む不思議な世界。女神のマナの力によって元の世界に還すのが常となっていたのだが、魔王によってその力は支配されてしまった

魔物に襲われるところ討伐組の少女「トリル」に救われた主人公。妹に似た少女の戦う姿を見た彼は、覚醒したマナの力で自分になにができるかを模索し始める

グラフィックはすべて2Dドット絵。世界観も相まって古き良きファンタジーRPGを思い起こさせてくれる

無料で最後までプレイ可能!

有料版も配信されている本作だが、無料版でもゲームを最後までプレイすることはできる。

有料版はガチャに必要な課金通貨が得られることと、広告が表示されなくなるというメリットがある。

強力な武具や助っ人が入手できるガチャを回したい人は購入を検討してみよう。

エイユウ・リング練成では着せ替え衣装の他、「オミナ」などのケムコのRPG『アスディバイン』シリーズのキャラクターも入手できる。いっしょに戦ってくれるので、ファンなら入手しておきたいところだ

スマホの特性を利用した3種類の操作方法

本作では操作方法を次の3種の中から選択可能。

筆者の感覚では、最も楽なのが1、もっとも効率的に動けるのが2、ゲームをしている感覚が強いのが3といった印象だ。

  1. タップ式(通常):タップした場所に自動で移動する。ただしナナメ移動ができない
  2. タップ式(シンプル):タップした場所にまっすぐ移動する。ただし行く手に障害物があると止まる
  3. パッド式:十字キーを操作し、自分で移動する。ナナメ移動可能

パッド式では、左右に移動と決定を行うアイコンが表示される。コンシューマゲームのコントローラに慣れた方はこれがおすすめ

オプションがかなり充実しているのも魅力。音量調整などはもちろん、移動キーの位置や透明度も設定可能だ

バトル勝利のカギは行動順が握っている

バトルはコマンド方式。すばやさに応じて敵味方が入り乱れて行動する。

次だれが行動するかが見えるようになっており、狙う敵の優先度などはここで判断する。

行動を遅らせるようなスキルも多数存在するため、勝利には欠かせない要素となっている。

バトル画面の左上に行動順が表示される。キャラクターのアイコンがいちばん左に来ると行動可能になる

スキルにはいわゆるMPのようなものは必要ないが、再使用に数ターンを要する。行動を遅延させるスキルなどは、その使いどころも重要となる

スマホならではの手軽さも搭載

バトルは、オート機能やスキップ機能で時短することが可能。

王道のコマンドバトルだが、今どきの手軽さもきちんと備わっている。

自動で攻撃を仕掛けてくれる「オート」と、前のターンに選択した行動をもう1度実行する「繰り返し」機能を搭載。バトル画面右のアイコンをタップしよう

オプションで、戦闘自体をショートカットすることも可能。かなり至れり尽くせりだ

タッグが戦いの幅を広げる

ストーリーが進むと、各キャラクターが「メイン」「サブ」の2人1組でタッグを組んで戦うようになる。

サブキャラクターは、メインキャラクターのスキル効果を高めるなど、サポートとして活躍してくれる。

強敵相手にはこれらの要素も駆使して戦っていこう。

前衛として戦うキャラクターが「メイン」、後衛でサポートするキャラクターが「サブ」となる。これらは自由に入れ替え可能で、キャラクターの組み合わせによってタッグ補正なども変わってくる

バトルでは、メインの行動の後に、サブの行動も選ぶようになる。「応援」を選ぶと、メインの行動の効果を上昇させられる

さらに、「エイユウ」というペットのような助っ人キャラクターとともに戦うことも可能。

こちらは基本的にサブにしか設定できないが、固有のスキルを持っている他、バトル以外にも役立つ場面が多い。

エイユウは、フェルンランドで天に召された人間、動物などが転生した姿。見た目も多種多様だ

エイユウは派遣してお手伝いさせることも可能。アイテムと交換できるコインなどを入手できる

属性リングで自由に魔法を覚えさせよう

属性リングを装備することで、キャラクターの属性ランクが成長するようになる。

これによって、キャラクター固有のスキル以外に、新たに魔法を覚えることが可能だ。

違う属性のリングを装備させることで異なる属性の魔法を習得することも可能

メインとサブが特定の魔法を同時に使うことで、強力な合体魔法になることも。メニューの魔法リストで確認してみよう

ケムコおなじみのやり込み要素も搭載!

ケムコの作品ではおなじみといえる、やり込み要素は本作にももちろん踏襲されている。

単純にストーリーを楽しむ以外に、寄り道する楽しみも多く盛り込まれている。

  • シークレットハウス:箱庭要素。プランターを置いて種などを育てることができる
  • カスタム:武器の強化要素。パラメータを上げたり、特殊効果を付与したりできる
  • トロフィー:いわゆる実績報酬。「歩いた歩数」「敵の討伐数」といった項目を一定数満たすたびにアイテムがもらえる
  • クエスト:物語を進める「メイン」以外に、村人のお悩み相談、手伝いなどをすることで報酬がもらえる「サブ」クエストが存在
  • 闘技場:闘技場に出現する魔物をすべて倒すことで景品がもらえる

シークレットハウスでプランターに種を一定時間植えると、ステータスを強化できる実が入手できる。その他、エイユウの派遣枠を増やしたりと、各部屋の使い方はプレイヤーの自由

闘技場は全3回戦の連続バトル。「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」などのカップ戦に応じた報酬が用意されている

本格RPGを手軽に楽しめる

2Dドット絵でコマンドバトルのファンタジーRPGという、スーファミ世代の筆者の魂を揺さぶってくれる作品。

バトルのバランスもよく、ボス戦などは戦い方次第(主に敵の行動の遅延)で勝ったり負けたりできるところは工夫のしがいがあって面白い。

これだけでもRPG好きとしてはじゅうぶん満足できる内容なのだが、オートバトルやスキップ機能などがきちんと搭載されているところが印象的だ。

いまやソシャゲには必須といえる要素も盛り込むことで、より多くのユーザーが楽しめるようなものに仕上がっている。

手軽に本格RPGを楽しめるような内容となっているので、RPGが苦手な方もぜひプレイしてみてほしい作品だ。

その場で敵を呼び寄せる「魔寄せの鈴」。難易度KILL、オートバトルでこれを多用するとサクサクレベル上げできる。ただ、せっかくバトルのバランスがいい作品なので、レベル上げしないほうが楽しめるかもしれない……

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.2
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.4g
  • 課金総額:0円

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