足場が動く、滑る、揺れる、曲がる! 超激ムズアクション
ある夜目覚めると見知らぬ森にいた「Yuri」。そこは、巨大な植物や昆虫などが生きる不思議な場所だった。
その奇妙な世界に興味を持った彼は、箱車(子どもがおもちゃを入れる小さな車)に乗って冒険へと旅立つ。
本作は全体的に夜が舞台となっている。手書きで描かれた背景や動植物は、ただ怖いだけではない、幻想的な魅力にあふれている
巨大な動植物を足場にして進んでいく。道中にあるホタルは回収可能だ(100匹集めると実績がもらえる)。操作はシンプルだが、移動やジャンプのアイコンが小さいこともあり、使いこなすのが少々難しい
現在遊べるのは全10ステージ。これを1つずつクリアしていく。ゴールは右に進んだ先にあるので、とにかく右を目指していこう
ハイスペックな箱車が疾走する!
とてもそうは見えないのだが、Yuriの箱車は異常なほど加速し、遠くまでジャンプすることができる。
ステージギミックなども相まって、アクションゲーム最高峰といっていいほどの疾走感を味わうことができる。
谷底に落ちたりすると死ぬが、残機のような概念はない。何度でも挑戦可能だ
疾走感はすごいのだが、逆にとても扱いにくいともいえる。ステージ2以降は、安全運転でゆっくり進むほうがおすすめだ。
大自然の壁がプレイヤーを悩ませる
各ステージには、動植物や自然現象を利用したギミックが用意されている。
自然のものだけあり、その動きを予測するのは非常に難しい。本作の難易度が高い要因の1つとなっている。
本作の定番ギミックであるシダのような植物。何ともいえない動きをしながらしなるため、ジャンプのタイミングがつかみにくい
巨大なカエルを乗り継いで水の上を進んでいく。カエルの背中が滑る点が難しさを生んでいる
独特な世界観にのめり込め
ストーリーテキストなどは一切ない本作だが、ステージのいくつかには、その雰囲気を盛り上げる演出が用意されている。
まったく意味はわからないが、なぜか引き込まれる、『Yuri』の不思議な魅力を堪能しよう。
劇場のようなところではYuriが突如鳥のかぶりものを着用すると、背景がスクロールしていく。ハイセンスすぎる……
穴に落ちた先には、なぜか星空が広がる。こういった要素は実績として記録されるので、ステージ中をくまなく探してみよう
効果音によって生まれる臨場感にも注目!
木のしなる音や虫の羽音といった、ちょっとした環境音も、本物さながらのリアルさを醸し出している。
BGMが流れることは少ないのだが、場面に沿ったこだわりのSE(効果音)が、ゲームの雰囲気をより盛り上げるものとなっている。
このステージは虫がたくさん出現するのだが、虫ごとに羽音が異なる。本当に耳の近くにいるかのように感じるので、背筋がゾクゾクする
水中にいると、スズムシの声などの環境音が遠ざかる。当たり前の自然現象が、きちんと再現されている
ほかにはない不思議な魅力
ジャンプの高さや軌道が、こちらの想定と違うことが非常に多く、とにかく思いどおりに行動するのが難しいという印象の本作。
操作性があまりよくないこともあり、アクションゲームとしてはかなり難易度が高いといっていいだろう。
ただ、落ちたり、虫に当たって死ぬことのデメリットは、少し前のチェックポイントに戻される程度。何度かプレイしていれば、ステージクリア自体は問題なくできる。
間違いなく50回は死んだ筆者だが、3時間弱でラストステージクリアに到達できた
その世界観はYuriの夢を表現しているのか、意味は分からないが引き込まれてしまうといった、表現しにくい魅力を持っている。
いろいろな面で一線を画す本作。ひと味違ったアクションゲームを遊んでみたい方におすすめだ。
- 使用した端末機種:iPhone SE
- OSのバージョン:iOS 9.3
- プレイ時間:約2時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
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