多彩な銃火器でエイリアン達を撃ち抜け!
本作は、SF風な世界観を持つFPS作品で、さまざまな形態のエイリアンを相手に激しい銃撃戦を繰り広げる。
重厚なストーリーも魅力の1つで、優れたSFファンタジー作品に贈られるヒューゴー賞の長編小説部門を受賞したジョン・スコルジー氏が手掛けている。
キャンペーンモードのミッション間で閲覧できるメールで、ストーリーを楽しむことができる。日本語にローカライズされていないのが残念だ
直感的に狙いやすい操作性
スマホ向けのFPSの難しいところとして、細かいエイムが困難なことが挙げられる。画面左側をスライドさせて、視界や照準を合わせ、射撃ボタンや画面右側をタップで射撃、という流れが一般的だろう。
本作では、敵の場所を直接長押しすることで狙い打ってくれるという直感的な操作性を備えている。
銃の性能によっては多少ブレることはあるが、慣れてくるとヘッドショットを狙うこともでき、上達を感じやすくなっている。
画面中央の黄色い円が指で触れている場所。撃ちたい場所を長押しすれば狙ってくれるので、FPS初心者でも遊びやすい操作感
また、他作品のようにマップ上をスライドパッドで自由に移動することができず、視点変更と前後左右へのスワイプで移動を行う。
これは、一見デメリットのように感じるかもしれないが、マップ上の遮蔽物と敵の位置関係を把握しながら移動方向を瞬時に選択するという、スピーディーな駆け引きが楽しめる。
画面左右に配置されたボタンで視点を移動する。プレイヤー自身の移動はスワイプのみで行うため、多少の慣れが必要だ
画面左下のズームボタンをタップすると、敵1体にフォーカスして画面がズームするので、集中的に狙うことができる。敵の場所を見失ったときに利用すれば、瞬時に次の行動へ移れるので、素早くミッションをクリアすることが可能だ。
ズームボタンをタップすると、敵1体に赤いマークでターゲッティングできる。この機能の活用が、攻略の鍵を握ることになりそうだ
ロードアウトは多彩なカスタマイズが可能
FPSといえば、ロードアウト(武器)の選択やカスタマイズも楽しみの1つ。本作もその例の漏れず、銃やアーマー(装備)の多彩なカスタマイズが可能になっている。
メインウェポンの銃は、ライフルとピストルから選択するのだが、それぞれに豊富なパーツが用意されており、ダメージ量や精度などが異なる。
各パーツを自由に付け替えることで、銃の性能が向上していく。パーツはミッションクリアやショップにて課金することで手に入る
ライフルとピストルはどちらか片方しか装備できない。基本性能はライフルの方が高いが、ピストルは2丁装備できるため、属性の異なるものを装備するができる
身に付けるアーマーも、ヘルメットからブーツまで5つの部位があり、体力や移動速度、プレイヤーを守るシールドの耐久度を高めることができる。
アーマー各部もミッションクリアやショップで手に入れる。今回のプレイ時間では入手できなかったが、ブーツの中には、ジャンプができるようになるものもある模様
サブウェポンとなる特殊装備も選択可能。爆発範囲が広いものを装備すれば、複数のエイリアンをまとめて駆除できる
迫力のあるボスバトルも
キャンペーンモードのミッションは、敵の殲滅や指定時間を生き残るものといった種類が存在する。
中でも楽しめたのが、ボスバトルミッション。
トリッキーな攻撃を繰り出す巨大なボスとのバトルは迫力があり、アクションゲームをプレイしているような感覚を味わえる。
最初のボスバトルとなるミッション10のボスは、巨大なクモ型エイリアンと対峙。本体からのエネルギー弾に加え、小型のクモを産み出してくるため、両方に対応しなければならず、初クリアまで苦戦を強いられた。
マルチプレイモードは実質1人プレイ
シングルプレイのキャンペーンモードの他に、マルチプレイモードも実装されている。
FPSのマルチプレイと聞くと、複数人同時にマップ上で対戦するものを想像してしまうが、本作のマルチプレイは、キル数や指定キル数までの時間を競うもので、プレイ自体はシングルプレイと変わらない。
マルチプレイは、デイリーとウィークリーの2種類がある。クリア時間やスコアを競うのも面白いのだが、他のプレイヤーと戦うマルチプレイを想像していたので、期待外れと言わざるを得ない
他のタイトルにはない操作感でプレイできるFPSなだけに、これでマルチプレイができたらどうなるか気になるところ。
今後、アップデートされ、本当のマルチプレイが遊べるようになることに期待している。
- 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.65158
- 課金総額:0円
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