『陰陽師』を先行プレイ!和風ファンタジーRPGが日本上陸【ゲームプレビュー】

NetEase Gamesの新作RPG『陰陽師』をひと足先にプレイする機会をいただいたので、その内容を紹介しよう。和の情緒があふれる幻想的な世界観と、美しいグラフィックはとにかく必見! 重くて深いストーリー展開は、引き込まれること間違いなしだろう。

美と妖の世界で式神とともに戦う本格幻想RPG!

『陰陽師』は、さまざまな妖(あやかし)が存在する平安時代で、若き天才陰陽師である安倍晴明が邪悪なものと戦っていく和風ファンタジーRPGだ。

NetEase Gamesから2017年上旬に配信予定の本作は、すでに全世界で1億回以上のダウンロード数を記録しており、まさに大ヒットスマホゲームといえる。

安倍晴明は、強大な力を持つ少女「神楽」と、式神の「小白(コハク)」とともに、記憶を探す旅をしている。謎の多い物語の先には、一体どんな秘密が待ち受けているのだろうか

ストーリー、バトルともにグラフィックは超高水準。コマンド選択式のバトルでは、豪華声優陣が演じる式神たちがフルボイスで安倍晴明とともに戦ってくれる

予約トップ10では式神がもらえる先行ガチャをプレイ可能

事前登録サイト「予約トップ10」では、レアな式神がもらえる先行ガチャが行なわれている。

大当たりを引くと、先行ガチャ限定のアイコンフレームがもらえるので、本作をプレイする予定の人はチェックしておくのがおすすめだ。

いちばん右の兵傭は、人気声優の石田彰さんがボイスを担当している。ファンにとっては見逃せない!

安倍晴明の失われた記憶をめぐる和風ファンタジーなストーリー

本作の舞台は、さまざまな妖(あやかし)が存在し、幻想的な世界観になった平安時代。

プレイヤーは、陰陽師「安倍晴明」の失われた記憶を取り戻すために、さまざまな妖がうごめく世界へと旅立っていく。

人々が生きる世界は、人間と妖怪が共存している「現界」と、さまざまな妖が存在している「鬼界」の2つに分けられている。安倍晴明のもつ陰陽師の力は、この現界と鬼界を行き来することができる

本作のストーリーはいくつものエピソードに分かれていて、プレイヤーのレベルアップによって少しずつ開放されていく。各エピソードでは、妖によって引き起こされたさまざまな出来事を安倍晴明が解決していく

子どもを殺されてしまった母親や、友のカタキを討つために邪悪に染まってしまった妖など、キャラクターへ感情移入してしまう悲しいエピソードが非常に印象的だった。

しかし、ただ悲しいだけでなく、死んだと思ったキャラクターが実は生きていて普通に仲間になるなどのコミカルなどんでん返しもあるので、違った意味で気が抜けないストーリー展開にも注目したい。

ニコニコ動画のようなコメント機能が面白い!

本作にはゲーム内で流れるムービーに、ニコニコ動画のようにコメントを入力する機能がある。

コメント表示をONにしておくと、みんなのコメントを見ながらムービーを楽しむことができる。

画面下でコメントを入力すると、ほかのユーザーが同じイベントを見たときに自分のコメントが表示されるようになる

平安京を自由に歩き回れる探索モードも

安倍晴明たちの物語が楽しめるメインストーリー以外に、平安京を自由に探索できるモードもある。

探索モードでは、スタミナを使って平安京の周りにあるダンジョンにチャレンジして、仲間のレベル上げやアイテム集めなどができるようだ。

デフォルメされたかわいい晴明を操作して、マップを歩き回ることができる。平安京の周りにはさまざまなダンジョンがあり、行ける場所はストーリーを進めていくと増えていく

ダンジョンでは、大量に出現する敵を倒しながらボスを見つけ、撃破するとクリアとなる。クリア報酬では、キャラクターの育成に必要なアイテムなどが入手できる

行動ゲージを見ながら戦うコマンドバトル

本作のバトルは、攻撃スキルやターゲットを選択しながら戦っていく、昔ながらのコマンドバトルだ。

ターン制ではなく、行動ゲージで順番が回ってきたキャラクターから攻撃をしていく、アクティブタイムバトルが採用されている。

通常攻撃にもターゲット指定があり、画面下にある「鬼火Pt」を消費して強力なスキルを使うこともできる。敵味方が行動するたびに画面下のゲージが上昇し、満タンになるとゲージの右にある数字の分だけ鬼火Ptが回復する

式神だけでなく、プレイヤーキャラクターである安倍晴明も直接バトルに参加する。晴明は、敵の能力を下げたり、味方にバリアを張ったりと、サポート寄りの性能になっている

バトルを見ているだけのスマホゲームに飽きた人におすすめ!

基本的には、通常攻撃で鬼火Ptをためながら、ここぞというタイミングでスキルを使っていく。

通常攻撃もターゲット指定があるので、自分でちゃんと操作をしてバトルを楽しみたいという人には非常におすすめだ。

スキルは、どれもド派手な演出が楽しめる。墨のようなダメージ表示も、本作の見どころである和の情緒をよく表している

また、バトル中はカメラアングルを自由に動かせる。バトルによって敵味方の位置が変化することがあり、敵を囲むような配置の場合は、カメラの位置によって攻撃できるターゲットが変わってくる

スキルの使い方などで戦況が大きく左右される本作のバトルだが、もちろんすべてを自動で操作してくれるオートバトルにも対応しているので、簡単なダンジョン周回はオートに任せるのもOKだ。

時間をかけてキャラクター育成をやり込もう

本作では、メインキャラクターの安倍晴明と、仲間として戦ってくれる式神のどちらにも、豊富な育成要素がある。

特に式神は、レベル上限を上げる「進化」に、ステータスが大幅にアップする「覚醒」、さらに特別な力を持った装備品「御魂」など、一筋縄ではいかない本気のキャラクター育成が楽しめそうだ。

すべてのキャラクターが、最大レベルまで進化することができる。式神の進化に使う素材は、同じランクの式神でOKなので、時間をかければ無課金でも確実に強くなれる

御魂は、式神1体に最大で6つまで装備できる。御魂にはいくつか種類があり、組み合わせによって特殊な効果が発動することもある

覚醒すると式神の見た目も変化

式神の「覚醒」は、能力の上昇だけでなく、式神自体の見た目を変化させることができるようになる。

お気に入りの式神を覚醒させて、よりかわいい(カッコいい)見た目にして楽しんでみよう。

覚醒以外にも、特殊な方法で見た目を変更することもできるようだ。事前登録特典には、雪女のアバター「月見桜の精」があるので、正式サービスが始まったら試してみよう

豆まきのミニゲームで新しい仲間をゲット!?

本作では、式神の「欠片」を集めることで、新しい式神を仲間にすることができる。

この欠片は、特別なダンジョンのクリア報酬などで入手できるのだが、それ以外に面白い入手方法がある。

ストーリーを進めるとできるようになる「百鬼夜行」は、右から左へ行列を作って歩いていく妖怪たちに、豆を投げつけるミニゲームだ

うまく当てると、その式神の欠片が手に入る。特殊な式神に豆をぶつけると、画面が凍結するなどのスキルを発動できるなど、なかなかよく作られている

レアな式神は当てても豆を回避されることが多く、欠片を集めるのは大変そうだが、ミニゲームで式神集めができるのは面白い。

とにかくコンテンツが盛りだくさんで遊びきれない!

今回紹介した内容は、『陰陽師』でできることのすべてではない。

ほかのプレイヤーとチームが組める「陰陽寮」には、位置情報を読み取る機能があり、近くにいるプレイヤー同士で集まって「妖怪退治」や「狩り戦」といった専用コンテンツに挑戦できる。

マルチプレイにも対応しているので、自分だけでは倒せない強力な敵と戦うときには、みんなの力を借りてみるのもおすすめだ。

募集している人の平均レベルは高めだったので、最初は自分でパーティー募集をしてみる方がいいかもしれない。ソロプレイに飽きたらぜひマルチプレイに参加してみよう

正式サービスの開始は2月23日(木)予定。気になった人は、ぜひ『陰陽師』で遊んでみよう!

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