Snapdragon 835搭載「Xperia XZ Premium」
ソニーモバイルコミュニケーションズは、今回、以下の全4機種のスマートフォンを発表。
- Xperia XZ Premium
- Xperia XZs
- Xperia XA1
- Xperia XA1 Ultra
中でも注目なのが、Qualcomm Snapdragon 835を採用した「Xperia XZ Premium」だ。
OSはAndroid 7.1をプリインストールし、約5.5インチの4Kディスプレイ、4GBのRAMと64GBのストレージを搭載するフラッグシップモデル。
新開発のメモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を採用したMotion Eyeカメラシステムにより、被写体の動きを検出すると、最大4フレーム分の画像を一時的にためこみ、シャッターが押される直前の画像も記録し、決定的な瞬間をとらえることができるという。
3,230mAhに増強されたバッテリーは、Qnovo社のバッテリー制御技術を引き続き搭載する。
Snapdragon 835の性能は?
Xperia XZ Premiumに搭載されるSnapdragon 835は、10nm FinFETプロセスで製造された新世代SoC。
Snapdragon 820と比較して、25%程度の省電力化、GPU性能は25%高性能化しているとのこと。
また、新しい製造プロセスにより、チップの面積が1辺あたり3mm小さくなっており、搭載バッテリーを大きくするなどのメリットがある。
ちなみに、「Xperia XZs」は「Xperia XZ」のマイナーチェンジ、「Xperia XA1」および「Xperia XA1 Ultra」はMediaTek hello P20を搭載したミッドレンジモデルとなっている。
Xperia XA1 Ultraと聞くと、「Xperia Z Ultra」の後継機として期待したいところだが、ディスプレイサイズは約6.0インチとのこと。
Z Ultraの6.4インチ大画面に慣れたユーザーには物足りない可能性が高いだろう。
「Huawei P10/P10 Plus」は全8色のカラーバリエーション
「P9」や「Mate9」などでシェアを伸ばすHUAWEIは、「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」、2つのフラッグシップモデルを発表。
https://www.youtube.com/watch?v=Roaj1OcUf-g
両者の違いは、ディスプレイのサイズ・解像度、RAM・ストレージ容量、バッテリー容量、サイズ、重量となっている。
また、P10 Plusのみ、防水・防塵に対応する。
Huawei P10
- ディスプレイサイズ:5.1インチ
- 解像度:フルHD
- RAM+ストレージ容量:4GB+32GB、4GB+64GB、4GB+128GB
- バッテリー容量:3,200mAh
- サイズ:69.3(幅)×145.3(高さ)×6.98(奥行き)mm
- 重量:約145g
Huawei P10 Plus
- ディスプレイサイズ:5.5インチ
- 解像度:2K
- RAM+ストレージ容量:4GB+64GB、6GB+128GB、6GB+256GB
- バッテリー容量:3,750mAh
- サイズ:74.2(幅)×153.5(高さ)×6.98(奥行き)mm
- 重量:約165g
P9から引き続き、ライカのデュアルカメラを搭載しているが、P10/P10 Plusではインカメラもライカ製を採用することで、セルフィ―機能の強化を図っている。
SoCはどちらもMate9と同様に、 Kirin 960を搭載。OSはAndroid 7.0を採用。
独自の技術により、メモリの性能向上が計られており、4GBモデルでも6GBと同等のパフォーマンスを発揮するとのこと。
ゲームプレイにおいて気になるグラフィック性能だが、Kirin 960は、P9に搭載されているKirin 955と比べて、大幅な性能向上が図られている。Vulkan APIもサポートしているため、対応したゲームではその恩恵を受けることができる。
同じくKirin 960を搭載したMate9では、たいていのゲームが問題なく動作するようだが、互換性や最適化の問題が気になってしまうのも事実。
日本でも販売することが決まっているので、購入の際は、実際に店頭で触ってみて、Snapdragon搭載機と慎重に検討したいところだ。
カラーは、
- セラミックホワイト
- グラファイトブラック
- ミスティックシルバー
- ローズゴールド
- プレスティージゴールド
- グリーナリー
- ダズリングブルー
- ダズリングゴールド
の8色展開。グリーナリーとダズリングブルーに関してはPANTONEとのコラボカラーとなっている。
18:9の縦横比が気になる「LG G6」
LGはMWC開催の前日にプレスカンファレンスを開催し、フラッグシップモデル「LG G6」を発表。
5.7インチ縦横比18:9のディスプレイを搭載しており、動画やゲームで迫力ある映像を楽しめるとのこと。
スマホで採用される代表的な縦横比(16:9)とは異なるため、タブレットでゲームをプレイする際に見られる上下の余白が現れる可能性が高い。(『ファイアーエムブレムヒーローズ』では、この余白を使って、より大きなイラストを表現している。)
解像度は、2,560×1440ピクセルで、Snapdragon 821、RAMを4GB、ストレージは32GB、3,300mAhのバッテリーを搭載する。OSはAndroid 7.0。
上記のXperia XZ Premiumなど、835搭載モデルが発表されている中、本機は821を採用。
常に最高スペックの端末を使いたいゲーマーとしては、あまり興味が向かないだろうが、それでも2D・3D問わず、満足に遊べるスペックではある。
独特な縦横比が、購入するかどうかの決め手になるだろう。
4機種基本スペック比較表
今回、紹介した4機種のゲームプレイに関係する基本スペックを以下の表にまとめた。
今世代の機種の購入する際の、参考にしてほしい。
サムスンはタブレットのみ!「Galaxy S8」は3月発表か?
最後にサムスンだが、例年ならば、MWC会期中にフラッグシップの「S」シリーズを発表していたが、今回は、Androidタブレット「Galaxy Tab S3」と2in1 PC「Galaxy Book」のみを発表した。
昨年起きた「Galaxy Note 7」のバッテリー爆発問題を受けて、念入りにバッテリーテストを行うとのことで、今回のMWCを見送ったと思われる。
なお、サムスンは、3月29日にニューヨークとロンドンにて発表会を開催する。
公開された特設サイトや動画を見るに、「Galaxy S8」が発表されると考えてよさそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=2iNTxLXO-Iw